仁川学院中学・
高等学校

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2018.03.15 学校行事
【中学】第54回 卒業式を行いました

3月15日(木)、中学校の第54回卒業式がコルベ講堂で行われました。

吹奏楽部による演奏の中、在校生と保護者による盛大な拍手に迎えられて、担任の先導で74名の卒業生が入場してきました。

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ベネディクション、国歌斉唱、学院歌斉唱に続いて、卒業証書授与が行われました。

担任の先生が卒業生一人ひとりの名前を気持ちを込めながら読み上げると、それに応えるような清々しい返事が返ってきました。

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卒業生代表による答辞では、「みんなで一段一段上がってきた階段、積み重ねてきた経験は、きっと私たちの将来に役立つでしょう。出会えてよかった最高の仲間たち、三年間本当にありがとう」という言葉が印象的でした。

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式の終盤には毎年恒例となっている、音楽科教諭と卒業生の有志が集まって制作した卒業式歌を合唱しました。今年は「ありがとう」をテーマにした「あなたへ」という曲で、今まで迷惑をかけ、お世話になったすべての人に感謝を伝えたいという気持ちが込められていました。

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式終了後は中庭にて、卒業生、教職員、保護者の皆様で記念撮影をしました。また、クラブの先輩・後輩や友達と色紙を渡したり写真を撮ったりと、思い思いの時間を過ごしました。

教室に戻り中学校生活最後のホームルームでは、担任の先生より卒業証書がお祝いの言葉と共に手渡されました。そして、中学校での思い出や高校生になるにあたってのメッセージに耳を傾けていました。

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今日で義務教育を終えた皆さんは、一歩ずつ大人への階段を上って行き、自らの意思がますます大事になってきます。一つひとつに責任を感じながら、高校生活を送って欲しいと思います。卒業生の皆さん、保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございました。

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2018.02.28 学校行事
【高校】第54回 卒業式が行われました

2月28日(水)、コルベ講堂にて、第54回卒業式が行われました。予報では雨も心配されましたが、朝から青空が広がり、温かな気持ちの良い一日となりました。

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吹奏楽部の演奏とともに入場してきた卒業生たちは、少し緊張した様子でしたが、続いての感謝の祭儀(ミサ)へ移るころには凛々しい表情へと変わっていました。仁川学院での最後となるミサ。卒業生たちは典礼文の一言一言を噛みしめていました。

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仁川学院歌斉唱の後は、卒業証書授与へと続きました。担任の先生から氏名が読み上げられると「ハイ」という返事の声がコルベ講堂に響き、卒業するという実感がわいてきた様子でした。

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賞状授与の後は、学校長より式辞がありました。「これからの人生、つらいことや悲しいことも必ずあることでしょう。その時に希望を持って乗り越えられる人でいて下さい。仁川学院で培った仲間との絆を忘れずに、一歩ずつ夢へと進んでいこう。」とのメッセージが送られました。そして校長自らが作った歌「希望2017」が披露されました。

在校生送辞では、「いつも温かく見守り、励ましてくださった先輩方、ありがとうございました。行事で活躍する先輩方の姿を見て、私たちもそのようになりたいと強く思いました。卒業されても学校に遊びに来て、また私たちを励まして下さい。ご卒業されてもご活躍できることを祈っています。」という言葉が送られました。

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続いて卒業生から、「行事や授業を通して和と善の精神を学びました。真の友人に出会えたこともこの3年間で得た宝物です。また、家族の支えがあったからこそ、今があると実感しています。いつも私たちを尊重し愛してくれて本当にありがとう。思えば、仁川学院という大きな家族に温かく見守られてきました。これから出会う方々にも、和と善を広げて行けるようにしたいです。これからは自分自身の手で作る新しいステージの始まりです。力強く歩んでいきます。」と答辞があり、講堂内が静かな感動で包まれました。

最後に、卒業記念品目録贈呈、卒業式歌斉唱と続き、閉式となりました。

コルベ講堂を退場する卒業生たちの姿は、頼もしく、また、輝いて見えました。アゴラ階段での集合写真撮影の後は、クラブの後輩や教職員、保護者の方々と記念写真の撮影や最後の話に花が咲いていました。

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仁川学院を卒業し、これから新しいステージで活躍する生徒たち。心より応援しています。本日は、誠におめでとうございました。

2018.02.16 学校行事
【中学】園芸 畑の土作りから

前回は、園芸の基礎知識や農具の使い方を学びました。第2回は、畑の土作りです。

仁川学院の畑の土は、まだ栄養のない状態。このままでは野菜は育ちません。そこで、苦土石灰(くどせっかい)と牛糞堆肥(ぎゅうふんたいひ)を投入して、野菜の育つ土を作ります。

「牛糞」――最初はその言葉にとまどいのあった生徒達。でも、実際に触ってみると匂いはまったくありません。「自分たちが食べている野菜は、この牛糞堆肥で育っている」という事実にも気づきました。やがて抵抗がなくなり、どんどん手づかみで土の上にまいていきました。

牛糞手づかみ鍬を振りかざす古賀

畑でピース牛糞をまく

苦土石灰と牛糞堆肥をまいたら、今度はシャベルと鍬を使って土を掘り起こしながら混ぜます。農具の数と畑の敷地には限りがあります。3年生のリーダーが中心となって、みんなが参加できるように、交替しながらの作業。他の人への気遣い・コミュニケーションが重要となります。

掘り起こしたことで、少し黒みを帯びた土になりました。これから微生物が働いて栄養のある土へと変化します。

同時進行で、この園芸プロジェクトの名称を決める話し合いが行われました。ひとりずつアイデアを持ち寄り、班で相談しました。各班が考えた名称をプレゼンテーション。それをうけて、どの名称がいいか投票し、即座に開票。その結果、9つの名称が候補として決定しました。

相談01相談02

プレゼン01プレゼン02

来週、全校生徒の前でこの9つの候補をプレゼンテーションし、最終投票を行います。生徒達で決めた名称が、今後の園芸プロジェクトで使われることになります。

これからも、いろんな教科で培った力を生かして園芸プロジェクトは進んでいきます。

2018.02.02 学校行事
【中学】「園芸プロジェクト」始まりました

仁川学院中学校では「園芸」に取り組むことになりました。

学院訓の一節に「大自然に学び愛せよ」とあります。園芸を通して、五感で自然に触れます。自分たちが食べる野菜がどのように育ち、そしてどういうふうに流通するかを知ることで、社会とのつながりを体感します。理科だけでなく、社会、国語など複数教科で学んだ知識を使っての活動です。

このような目的意識を共有するために、まずは全校生がコルベ講堂に集まり、ガイダンスを受けました。植物の生長は、気候や気温などの自然条件に大きく左右されます。害虫との戦いもあります。育てるためには、さまざまな視点から思いをめぐらせることが大切だとわかりました。

全体説明 20180202全体説明(2) 20180202

ガイダンスの後は、実際に畑に出て、鍬やシャベルを使って、土を耕す体験です。3学年男女混合で編成された5~6人の班での活動。お互いに声を掛け合い協力する、コミュニケーション力も必要。不慣れな農機具に苦闘しながらも、少しずつ上達していき、充実した笑顔と歓声が増えていきました。

鍬を入れる(山下) 20180202鍬を入れる(後藤) 20180202

また、身近な野菜に関するクイズ大会も行いました。畑に植わっている葉や茎の写真から、どんな野菜なのかを考えるクイズです。スーパーで売られている野菜がどんなふうに育ってきたのかを確認できました。

野菜クイズ 20180202土 20180202

今日は、まだ序章に過ぎません。2週間後は、肥料を混ぜて野菜を育てるための土作りをします。また、この「園芸プロジェクト」の名称を、生徒たちみんなで考えます。生徒たち自身で考えた名称が、仁川学院中学校のこれからの教育の1ページを飾ります。どんな名前に決まるのか、とても楽しみです。

2018.01.19 学校行事
【中学】人権学習講演会を実施しました

1月19日(金)、6・7校時の仁川タイムの時間に、コルベ講堂で人権学習講演会を実施しました。一昨日の1・17にちなみ、「震災」をテーマに人権を考える機会として、東日本大震災の被災地・福島で活動されている前川直哉先生をお招きして講演をしていただきました。

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講演の中で、阪神淡路大震災でのご自身の経験から、東日本大震災と原発事故の被災地・福島の現状、そして「ふくしま学びのネットワーク」についてお話をされました。時折、本校の生徒に質問をしたり、前川先生がご持参された放射線の線量計で、コルベ講堂の放射線量を生徒が測ったりと、終始和やかな雰囲気で行われました。

阪神淡路大震災では、当時通っていた学校も被災して体育館は避難所になり、予定されていた卒業式も行われずに、前川先生は卒業を迎えることになったそうです。当時の担任の先生は「こういうときこそ勉強をしなさい。ものはつぶれ、建物も壊れてしまった。けれども、君たちが学んだことはどんな災害があっても壊れない。だからこそ学ぶんだ。それが街の復興に繋がる」と言われたそうです。

その言葉を忘れず、前川先生は東日本大震災後福島市に移住して支援活動を続けて来られました。前川先生は「みなさんも福島に関心を持ち、どうか福島とのつながりを広げてください」と話されていました。

今日の講演を通じて、生徒たちは人との関り、学びの大切さを改めて感じていました。そして近い将来起こるかもしれない災害に備えて、それらをどのようにみんなと一緒になって乗り越えていくか、考えを深めて欲しいと思います。