仁川学院中学・
高等学校

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2017.01.24 学校行事
【中学】カルタ会を実施しました

1月24日(火)7校時、カルタ会を実施しました。

もともと宮中の遊びであったカルタ遊びは、江戸時代の頃から庶民の間で家族が集まるお正月にやるようになったといわれています。本校でも、毎年1月に国語の授業の一環としてカルタ会を行っています。また、普段の授業でも百人一首について学んでいますが、このカルタ会に向けて、生徒達は冬休みに宿題として百人一首を覚えてきました。

昨年は、この百人一首の競技かるたがテーマとなった映画も流行し、例年以上に意欲的に覚えてくる生徒が目立ちました。

ルールは競技かるたで行われる源平戦ではなく、散らし取りと呼ばれるやり方で、各学年毎に7~8人のグループを作り、そのグループの中で札を取り合いました。和歌の「五・七・五・七・七」のうち、下の句「七・七」の部分のみが書かれた100枚の札を各グループの輪の中に置き、放送委員が詠む和歌が上の句から詠み始めると札を取り合います。そして、個人戦として全学年の中で一番多く取った生徒と、団体戦として個人の取った枚数の平均が一番多いクラスを競いました。

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百人一首の中には、上の句の1文字目が「は」で始まる和歌が4首ありますが、1文字目が「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」で始まる和歌は、以下のようにそれぞれ1首ずつしかないので、1文字目が詠まれると札を取りにいくことができます。

らさめの…」「みのえの…」「ぐりあひて…」

くからに…」「びしさに…」「ととぎす…」「をはやみ…」

これを「決まり字」といい、1文字目で判断できる歌を「1字決まり」といいます。他にも2文字目で判断できる札を「2字決まり」といい、「6字決まり」まであります。

ほとんどの生徒は、下の句が読まれてから札を探していましたが、中には「決まり字」を知っており、上の句が詠まれるとすぐに手が動く生徒もいました。カルタを取り合う中で、楽しみながら交流を深めていました。このカルタ会の結果は、後日の全校朝礼で表彰されます。

2017.01.19 学校行事
【中学】わくわくオーケストラ教室に行きました

1月19日(木)、兵庫県青少年芸術体験事業の一環で実施されている「わくわくオーケストラ教室」に参加しました。

場所は西宮北口の駅前にある兵庫県芸術文化センター大ホール。生の音楽にふれ、全身で「音」の響きを受けとめることで情操の育成をはかることを目的に、県内の中学生1年生が鑑賞しています。

参加にあたり、出発前にローゼンバイゲルホールで鑑賞のポイントや興味関心を高める内容の話がありました。その後、会場である兵庫県芸術文化センター大ホールへ向かいました。

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ホールに着いた生徒たちは、ホール空間の巨大さに圧倒されていました。音楽専用のコンサートホールだけに、さまざまな演奏がを一番良い状態で楽しめるよう、劇場には様々な工夫がされていました。また、演奏される曲やオーケストラが使用する楽器について教わる場面もあり、オーケストラの配置など細かい所にまで注目をしながら聴くことで生徒たちが音楽に興味を持ち、音楽の知識も身に付けられるようなプログラムでした。生徒たちは身を乗り出して音楽に聴き入っていました。

生徒たちには今後も音楽に限らず様々な芸術に触れ、豊かな感性を育んでほしいと思います。

2017.01.17 学校行事
【中学】特別講演「東日本大震災を体験して」を開催しました

1月17日(火)、6434人の犠牲者を出した阪神淡路大震災から今日で22年が経ちます。仁川学院があるこの西宮市も甚大な被害が出ました。時間と共に希薄になりがちな防災意識をきちんと持つために、6年前に起きた東日本大震災で被災され、本校でも震災後から支援を通じて交流がある、宮城県女川町立女川小学校の阿部清司校長先生を講師に迎え、防災講演会を行いました。

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女川町は太平洋に面し、漁業で栄えている街でした。しかし6年前の3月11日、太平洋を震源とする巨大地震が起こり街が一変しました。女川町でも震度6弱を観測しましたが、地震自体での被害はほとんど無かったそうですが、地震から約30分後に街を約15mの津波が襲いました。女川町は三陸地方特有のリアス式海岸で、この地形が津波を巨大化させたと言われています。また平地の少ない女川町は、浸水した平野部分に約9割もの町民が住んでおり、甚大な被害を受けました。

今回の講師で来校頂いた阿部先生は、当時女川第二小学校で教頭をされており、その当時の様子を鮮明に伝えて頂きました。震災後は、小学校が避難所となり、学校の職員や地域の方々と協力されて乗り越えてきた経験をお話しになりました。また、この経験の中で失敗したこと、日頃から備えておいた方が良いことなど、これから私たち気をつけていかなければならないことを、改めて考える良い機会となりました。

最後に、阿部先生が東日本大震災を経験して得られた最大の教訓は「命より大切なものはない」ということだとおっしゃいました。この教訓を聞き、生徒達がこれから身の回りに起こる災害でも、まずは自分の命、次に周りの人の命を守ることを優先して考え行動できるようになっていって欲しいと思います。

2017.01.10 学校行事
【高校】第3学期始業式を実施しました

1月10日(火)、体育館にて第3学期の始業式を実施しました。生徒たちは、充実した年末年始を過ごしたのか、どことなくスッキリとした表情で久しぶりの友達との再会を喜んでいました。

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式は、まず始めに校長から「この3学期は、自分の成長のためには、何か困難にぶつかったときに、真面に向かい合い、自分で解決する力を今のうちに養っておくこと。自ら努力する姿勢が大事なのです。」と、話がありました。続いて、冬休み中のクラブ活動での優秀な成績を残した生徒の表彰へと続きました。

 

また、本日よりオーストラリアのPadua Collegeから迎えた2名の短期留学生の紹介が行われました。オーストラリアの高校を卒業して、大学へ入学するまでの間に、日本で様々なことを学びたいということで、仁川学院で5週間生活を共にします。現地の高校で日本語を学んでいたということもあり、壇上での挨拶は日本語と英語を使って留学への意気込みを話してくれました。本校の生徒にもこの機会を使って、積極的に国際交流にチャレンジしてみて欲しいと思います。

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さらに、日本からもこの1月下旬にオーストラリアへ1年間留学する生徒が3名います。壇上に上がり、迫ってきている留学への決意表明を述べてくれました。それぞれに目標を持って、成長して帰ってきてくれることが、今からとても楽しみです。

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最後に、生徒部長の中尾先生から、「クラスの中で勝手な事をする人が一人でもいたら、クラスは成り立たない。一人ひとりが自分のやるべき事をしっかりと行い、互いに温かい気持ちで協力し合うことで良いクラスが出来る。特に1、2年生は、3学期が終わった後に、良いクラスだったな、と思えるように、このことを心に留めて行動して欲しい。3年生は勝負の時。3年間の集大成が素晴らしいものになるように目の前のことに誠実に向き合っていきましょう。」と、3学期のクラス作りへのアドバイスとメッセージがありました。

 

1年生は、2月に合唱コンクールが控えています。クラスの絆が一段と深まる良い行事になるように、日ごろから様々なことに真摯に取り組んでいきましょう。2年生は最高学年への準備に入りました。自分の夢に一歩ずつ、着実に歩んで行って欲しいと思います。3年生は、自分の進路実現に向けて大勝負の時期。後悔のないように一日一日を大切に過ごして下さい。