仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2023.03.17 学校行事
【中学】3学期終業式を行いました

3月17日(金)、令和4年度3学期終業式を行いました。

つい先日3年生を送り出した中学校です。普段はいるはずの3年生は

講堂には姿がなく、どこか寂しさもある終業式でした。

 

 

校長先生からは、大きな区切りとなる今日の日にあたり、「自分自身のこの一年を振り返ってみよう」との問いかけがありました。続けて「ひとりひとりはこの一年間で必ず成長しています。休み中も仁川学院生として責任ある行動をとるとともに、事故にあったりけがをしたりしないように過ごしてください」とのお言葉をいただきました。

また、教務部からは「自分を認め、ほめてみよう」、「先輩になる準備の期間にしましょう」と。生徒部からは、「自分のことを自分でできる中学生になろう」と激励がありました。加えてSNSの使用について、特にコミュニケーションツールでのトラブルの解決には、「出会って話す」ことも大切と助言。1,2年生は先生方の話に、真剣に耳を傾けていました。

終業式の後は、ある意味本校の『風物詩』でもある、ロッカー移動です。次の学年の教室へ各自のロッカーを移動させます。事前にロッカーを空にしておくようにと伝えているのですが、中にはうっかり持ち帰りを忘れ、しぶしぶ重たいロッカーを運んだり、慌てて中身をカバンに入れたりするのも、この日「あるある」な出来事です。いずれにせよあらためて『進級』を意識した生徒も多かったことでしょう。

 

各学年でも、ラウンジで学年集会が開かれ1年間を振り返りました。先生方の面白いジョークに思わず笑いが起きたり、ちょっと厳しい言葉に改めて身を引き締めたりと、それぞれの時間を過ごしました。

 

ホームルームでは、最大の関心事である「通知表」が手渡されました。さっそく各教科の評定や担任の所見に目を通したり、友達と見せ合ったりと様々な様子がありました。

  

約3週間後には、新入生を迎えて学校生活の再開です。3年間続いたコロナ禍から、いよいよもとの学校に戻っていく、大きな一年になることは間違いありません。始業式での再会を楽しみに、各自有意義な春休みを過ごしてほしいと思います。

 

2023.03.15 学校行事
【中学】第59回卒業式を行いました

3月15日(水)、中学校の第59回卒業式がコルベ講堂にて行われました。

これまで新型コロナウイルスの影響でさまざまな制限がありましたが、今週からマスクの着用も緩和され、4年ぶりにほぼ通常の通りのプログラムで行うことができました。

 

 

午前10時、保護者や教員の拍手で迎えられ、卒業生が学級担任の先導で入場してきました。 

卒業証書授与の場面では、担任から一人ひとりの名前が読み上げられると、力強い返事が返ってきました。

  

 

 

卒業生答辞で、コロナに振り回された3年間でしたが、苦楽をともにした仲間、お世話になった先生、見守ってくれた保護者の方々に向けて感謝の言葉が述べられました。

 

 

式の最後には、3年間の学院生活をまとめた動画が披露されました。この動画では入学式の様子から、行事をこなすごとに成長していく姿がはっきりと伺え、卒業生や保護者の方も涙ぐまれていました。

 

式後はラウンジで学年集会を行い、そして、教室に戻って最後のホームルームを行いました。担任の先生よりお祝いの言葉と共に卒業証書が手渡され、みんな笑顔で卒業していきました。

 

この第59期生は、3年前、新型コロナウィルスの影響で小学校の卒業式直前で休校となり、我慢を強いられながら中学校生活がスタートしました。

マスク越しでクラスメイトの表情がわからない状態。登校してすぐに手洗い、検温確認、そして昼食は黙食、放課後は机の除菌。行事は中止または規模を縮小しての実施。

このような制限の中で過ごしてきた学年ですが、本当によく頑張って成長してきたと思います。

不自由な学校生活を乗り切った皆さんですから、これから先の人生も素晴らしい道を切り開いていってくれることを教職員一同願っています。

 

 

卒業生のみなさん、保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。

2023.03.01 学校行事
【高校】第59回卒業式を挙行しました

令和5年3月1日(水)、春の暖かな日差しを感じる中、晴天のもと第59回高等学校卒業式が挙行されました。

今年度は昨年度と変わり、保護者の方、来賓の方のご臨席を頂いての開催となりました。

 

今回はマスクを外して入場することも可能であり、卒業生たちは3年間の思い出を胸に参列してくれたことと思います。

 

卒業証書授与の場面では、担任からの呼名に返事をして起立をしていました。

 

皆勤・精勤・特別賞の授与も行われました。

皆勤・精勤については多くの生徒が授与されていました。

 

最後には全体写真の撮影が行われました。

その後は各教室にあがり、最後のHRでは卒業証書が全員に手渡しされました。

担任からの生徒に向けて送る最後の言葉もあり、卒業生たちはそれをしっかりと聞いてくれていたと思います。

 

この学年はコロナウイルスによって、大きく高校生活を変えさせられた学年でした。

入学式の翌日から休校になり、友達や先生の顔はマスクで隠れている。食べている時は一切話してはいけない。行事も中止または規模を縮小しての開催。

我慢を強いられることが多い中、何事にも全力で真摯に取り組む皆さんの姿はとても素敵でした。

皆さんのこれからの人生が、輝かしいものになるよう、祈っています。

 

卒業生の皆様、改めておめでとうございます。これから歩んでいくみなさんの人生が素晴らしいものになりますよう、教職員一同心よりお祈り申し上げます。

卒業してからも仁川学院で培った多くのことを忘れず、頑張っていって欲しいと思います。

 

≪卒業生の保護者の皆様へ≫

 

お子様の成長を日々見守り、今まで大切に育ててこられました保護者の皆様におかれましても、特別の思いで本日を迎えられたことと思います。お子様のご卒業を心からお慶び申し上げますとともに、様々な場面で本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

2023.02.21 学校行事
【中学3年】黙想会を実施しました

2月21日(火)、宝塚市にあるショファイユ幼きイエズス修道会で、中学3年生を対象にした黙想会を実施しました。この黙想会は、静かな環境の中に身を置いて中学校生活やこれまでの人生を振り返りながら、「自分とはどういう人間なのか」ということを講話やグループワークを通して見つめ直します。そして今後の進路や将来などについて思索を深めることを目的として、高校入試(内部到達度テスト)を終えて卒業を目前に控えたこの時期に、毎年実施しています。

 

「何のために生まれて、何をして生きるのか?」

誰もが耳にしたことのあるこのフレーズ。そう、国民的アニメの一つ、アンパンマンの主題歌の一節です。そして、今回の黙想会のテーマでした。

午前中は講話と屋外の散策でした永尾神父様による講話は、聖書の一場面にあるイエス様の誕生と生い立ちを追っていきながら、生命誕生の尊さや、幼少期〜少年期〜青年期にかけて人はどのようにして支えられて生きてきたのかなどを考えていきました。そして、中学校生活の中での、出会い、チャレンジ、失敗、喜び、悲しみ、困難など、短いようで長くて様々な出来事があった3年間の思いを振り返りました。

散策では、修道院の広い敷地内にある自然の中で、沈黙のままにそれぞれの時間を過ごしました。

「沈黙の中」に身を置くと、深呼吸をすれば冷たい空気が体内をめぐり、目を閉じれば鳥のさえずりや木々が揺れる音も聞こえます。この静寂の中で、改めて自分自身を振り返ることができました。

 

続いてMY履歴書」づくり。履歴書を模したワークシートに自分の誕生から、印象的だった出来事が起こった日、長所や短所などを書き出し、客観的に自分の生い立ちを見つめ直しました。そして、4月から始まる高校生活をイメージし、希望や目標を未来予想図のように記入していきました。

 

昼食後は、聖堂でミサを行いました。厳かな雰囲気の中、午前中から学び考えてきたことを振り返りました。そして、永尾神父様から3年生たちが無事に3年間過ごせたこと、これからの高校生活に向けて祝福をしていただきました。

最後の時間は「振り返り」です。この黙想会での学びや、考えたことを紙に書き出しました。書いた紙は普段の宗教の授業で使用しているファイルに保存しました。高等学校への心の準備体操も始めつつ、残り短い中学生活を有意義に送ってほしいと思います。

 

 

2023.01.20 学校行事
【中学】講演会 阪神淡路大震災 語り続け、備える

 仁川学院中学校は、人権学習の一環として、毎年1月17日の前後に、H.R.で震災について考えを深める取り組みをしています。

 今年度は、読売テレビのアナウンサーとして阪神淡路大震災の現場で報道に携わった、三浦隆志さんをお招きしました。

 阪神淡路大震災の地震の揺れは15秒。そのわずかな時間が6000人以上の命を奪いました。

 携帯電話を10人に1人しか持っていなかった時代。停電していたこともあり、正確な情報がなかなか入ってきませんでした。アナウンサーとしてリポートのため神戸に到着した三浦さんは、想像を遙かに超えたあまりの惨状に思わず「もう、これは神戸ではありません」ともらしました。

 災害報道の役割は、現場の状況を正確に伝えることで的確な支援活動へとつなげること、この災害の原因を知ることにより次へ備えること、記録を後世に残すこと、復旧や復興に向けたプロセスの監視役、そして、テレビや配信を観ていただく方への安心と勇気を与えることだ、と話されました。

 また、災害報道で忘れてはいけないこととして、「壊れた家は決してがれきではありません。住んでいた人にとっては大切な宝物です」「自分の家族だったら……」と何度も繰り返されました。

 

 今日の講演で三浦さんは全校生に思いを伝えました。その思いをバトンのように次代へとつないでいってほしいというのが三浦さんの願いです。

 来週と再来週の2回のホームルームで、災害に関する学習を行います。三浦さんの願いをしっかり心に留めて取り組んでほしいと思います。

 最後に、講演後に書いた生徒の感想を紹介します。

「この地震は今私たちが暮らしている近くで起こったと聞いて驚きました。地震の跡がないので、こんなにも近くの出来事とは思いませんでした。私はまだ大きな地震を経験していないのでわからないことがいっぱいあります。けれど、今日で少しは地震について学べました。もしかしたらもっと大きな地震がくるかもと考えると、すごく怖いです。そのときに備えてハザードマップを見たり非常食を用意したりすると、少しでも役に立つのかなと思いました。三浦アナウンサーが言ったように、地震について知らない人に少しでも伝えて、わかってもらうことは大事です」

2023.01.19 学校行事
【高1】進路ガイダンスを行いました

本日高校1年生を対象に進路ガイダンスを行いました。1年生は2学期に文理選択や2年生での希望コースの選択を行い、3学期からは本格的に希望進路実現のために動き出します。そのため、今回は株式会社リクルートの沖元さんにご来校いただき、進路決定の方法や進路に対する考え方などを講演していただきました。

 

講演の中で、「大学進学が目標ではなく、その先の学びや職業まで見据えて進路決定ができるようになってほしい」という話があり、目の前のことだけでなく、その先のことまで知ることの大切さに気付いたように感じられました。

また、「1つのことについて自分からの視点だけでなく他者の視点から考えられるようになると、自分の興味関心から何を学びたいのか具体的にわかってくる」という話から、自分自身についてしっかり考えることの重要性を学びました。

沖元さんの講演の後、学年主任の竹田先生から「2023年は高校生活の核を作る年にしてほしい」という話があり、生徒たちも気が引き締まったように感じました。今回の講演をしっかり自分に落とし込んで考え、今後の進路選択や希望進路実現に向けて確実に前に進められるように導いていきたいと思います。