コロナ禍で過去2年、中止となった野外活動。復活を期した今年でしたが、宿舎の設備不具合により土壇場で中止の不運……。代替として、1日短縮され1泊2日にはなりますが、淡路青少年交流の家で活動することとなりました。
雨模様だったため、出発式はオンラインで行いました。
いかなるときもお祈りで始まるのが仁川学院。2日間の成功を願います。
グラウンドで聞くバスのエンジン音は久しぶり。運転手さんへ「お願いします!」の感謝の声も久しぶり。
約2時間で南あわじ市に到着。入所式は生徒の司会で進みます。
校長先生から2日間の野外活動の意義を聞きました。生徒代表が、2日間お世話になる施設の方に挨拶をしました。
最初の研修はハイキングです。ありがたいことに雨が上がりました。みんなで地図を見ながら、また途中のクイズに答えながら歩きます。1年生から3年生までのチームワーク勝負。淡路の名産、たまねぎ畑の風を感じつつ……。
熱中症対策として、途中でスポーツドリンクと栄養補給のゼリーが配布されます。体と頭を使ってつかれた体に染み渡り、おのずと笑顔がこぼれます。
鳴門大橋が見える絶景ポイントで記念撮影。ハイキングの最後は海岸です。まだ水は冷たいかな……?
ハイキングの後は、夕食。手洗いを入念に。そして、バイキング用に1人枚、使い捨ての手袋が配布されます。感染症対策はバッチリです。
こちらの施設では、つい先日、6月1日からバイキングによる食事が再開されました。本当は歓談しながら食べたいところですが、学校と同じように黙食です。辛抱が大事。
夜は、野外活動で恒例のキャンドルサービスです。「共に生きる」をテーマに、各学年の生徒代表が、家族、友人、自分について決意文を作成。朗読の後、奉納しました。ろうそくの光を見つめ、静かな時間を150人で過ごします。
最後は、1日の振り返りです。前進したこと、反省点、気づいたことを記憶のあるうちに書き留めます。自分の思いや考えを文字化することは、己を高める上で欠かせません。
班の中で1日の振り返りを共有します。他の人の発表を聞くことで、自分には気づけなかった学びもあるでしょう。そして、最後は班長たちから全体に、この日1日のまとめをして終了です。
不運が重なった野外活動ですが、仁川学院の伝統行事として、令和4年に復活の1ページを刻めました。明日も活動は続きます。