7月16日(火)〜19日(金)の4日間、中1、中2のカルティベーションコース、中3の進学コース、特進Ⅰコースを対象に「カルティベーションウィーク」を実施しました。
この企画は、今後変化してゆくグローバルな社会、予測不可能な社会に対応出来るように、「協働力」「思考力」を様々な体験型の授業を通して培うことを目的とした学習期間です。
英数国理社の5教科に加え、近年注目を集めている「マシュマロチャレンジ」。「ベネッセ講演会」や「卒業生講話」などの活動を盛り込みました。各授業の概要については以下にまとめさせていただきますのでご覧ください。
本校では、普段の授業や行事の中にも多くの「体験」や「協働」が含まれており、生徒たちも出された指示に柔軟に対応し、和気藹々とした様子で取り組んでいました。
これまでは、夏休みの第1周目に行っていたため、オーストラリア研修や部活の試合などで一部の生徒が参加できないこともありましたが、その問題も解消され、アンケートには「参加できてよかった」という率直な感想が多く散見されました。様々な可能性に目を向けて、勉強や体験活動で充実した夏休みを送って欲しいと思います。
《取り組みの概要一覧》
【ガイダンス】
教務部長より、学習会の意義、これからの社会で求められる能力について、クイズも交えながらお話ししていただきました。
【マシュマロチャレンジ】
ある課題に対して、メンバー1人一人が主体性を持ちながら、協力して課題を解決してゆく、「チームビルディング」と呼ばれる手法の一つです。今回は、乾燥パスタを使って塔を作って頂上にマシュマロを乗せ、制限時間内にどれだけ高いものが作れるかを競いました。
【英語】
洋楽のヒヤリングから、発音の違いに気付かせ、学んだことを活かしながら実践的に英語の歌を歌います。雰囲気作りに、動きをつけたり、衣装を変えたりして盛り上がりました。
【数学】
定理や公式を証明するために実験をして体感したり、iPadを使ってプログラミングの原理を学習するなど、それぞれの先生方の個性が光る授業が各学年で展開されました。
【日本語】
ニュースペーパーコミュニケーションと題し、対立する意見を持つ時事問題をテーマに、情報を収集してディベートを行いました。論理的な表現力を鍛えることを目的としていますが、予想以上に白熱した議論が展開されました。
【社会】
「世界が100人の村だったら」。20年ほど前にインターネット上で急激に広まり、絵本や教科書などにもなった、相互理解と相互受容を訴える有名な文章です。ワークショップを通して、世界の現状について知り、諸問題を自分事として考えました。
【理科】
学年ごとに様々な実験に取り組みました。
中1「液体窒素を使って状態変化について学ぶ」
中2「イカの解剖を通して体の構造を学ぶ」
中3「紫キャベツの煮汁を使って、身近な物質の液性について学ぶ」
【ベネッセ講演会】
ベネッセコーポレーションから講師の方をお呼びし、今後社会がどのように変化していくと考えられているのか、また、それまでに私たちが身に付けるべき能力や、模試分析表の詳しい見方など、大変貴重なお話を聞くことができました。
【卒業生講話】
本校の卒業生で、現役の大学生を招き、それぞれのテーマに沿ってお話しいただきました。「夢や目標はいつ頃見つかったのか」、「どのようにして部活動や習い事と受験勉強を両立したのか」、「大学や専門学校とはどのような環境なのか」など事前に行った質問アンケートしかり、生徒たちが持つ、進路への関心の強さが伝わってきました。
【振り返り】
「ニュースペーパーコミュニケーション」で行ったディベート大会優勝チームの表彰を行い、4日間の活動の様子をまとめたスライドショーを鑑賞しました。活動の様子を振り返った後、アンケート用紙や学習会専用のしおりに夏休みの目標を書き記しました。