仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2018.06.05 学校行事
【中学】ネットモラルの学習(LINEの使い方)

5月23日に警察の方をお招きして、ネットの危険性と安全な使い方について講演をしていただきました。 それを踏まえて、今日の7校時のホームルームの時間は、全学年でネットモラルの学習を行いました。今回は、LINEでのトラブルを取り上げました。

↑中学1年生。まずは、4月に実施したネットの使用状況のアンケート結果について、学年全体にお話がありました。その後、クラスごとに分かれての活動。LINEのトラブルの例を聞き、「自分ならこのトラブルにどう対応するか」などを考え、話し合いました。

↑中学2年生。ラーニングセンターに全クラスの生徒が集合。5~6人のクラス混合班を編制。LINEのトラブル例について、「何が原因でトラブルになったのか」「このようなトラブルに巻き込まれないようにするには、どんなことに気をつければ良いのか」などを意見交換しました。

↑中学3年生。ローゼンバイゲルホールに全クラスの生徒が集まりました。中1同様、4月のネット使用状況のアンケート結果についてお話があった後、LINEのトラブルについて実例を紹介。対処方法について一人ひとりがワークシートに記入し、それを座席近くの仲間と共有しました。

生徒たちが書いた振り返りシートを少しご紹介します。 「依存になってしまわないように、使う時間を決める」 「自分は誤字や言葉足らずのことが多いので、送信ボタンを押す前にしっかりと自分の文章を確認したい」 「ネット上での会話は、相手の心情も自分の心情も伝わりにくいので、実際に会って話すときよりも相手のことを考えて、楽しく話そうと思った」

LINEは便利なアプリですが、使い方1つで大きなトラブルに発展する危険性があります。身近な例を参考にすることで、自分のこととして考えられた有意義な1時間でした。

2018.06.01 学校行事
【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」ラディッシュ収穫祭!

いよいよラディッシュ収穫の日がやってきました。「仁川の森」での初めての収穫物です。

同じラディッシュといっても、丸い形の「サクランボ」、細長い「紅白」の2品種を植えました。両者とも、見事な大きさの実ができました。

3年生がリーダーとなり、学年混合の5人班で栽培。班で管理した結果の収穫物に、この笑顔。各班ごとに、収穫したラディッシュの重さを測定しました。班によって、収穫の量や大きさに違いがあるのも、また学びのひとつ。種の植え方、間引きが適切だったか……。先週、技術の教科書で学んだように、人間の管理が成果に影響します。一番大きな班は、60gを超える大物を収穫し、「ラディッシュ名人」として表彰されました。

収穫の楽しみはもちろん「食べること」。調味料として、マヨネーズ、しょうゆ、ポン酢、塩、わさび、ハチミツの6種類を用意。何が一番ラディッシュに合うのかな……? 味覚からも学びます。ラディッシュをまるごとかじると、やはり辛いという声が上がります。そこで、「辛さには甘さで対抗」とハチミツをつけたものの……「うーん」。やはり、相性があるようです。人気があったのは、マヨネーズとしょうゆ。両方を混ぜたものをつけて食べてもおいしかったようです。

次の収穫祭は、小松菜とチンゲンサイ。現段階では、まだまだ生育途上。今日は、間引きをし、水やりの際に液体肥料を混ぜました。「大きく育ってほしい」という願いを込めながらの作業です。植物を育てるには、愛情が欠かせません。

「仁川の森」の記録は、6月7日(木)の保護者懇談会でご覧いただけます。また、学院祭での展示も構想中です。ご期待ください。

2018.05.29 学校行事
【中学】野外活動第3日目

野外活動最終日、この日も瑞穂市立穂積北中学校の皆さんとの朝の集いとなりました。今日もお天気に恵まれました。元気よくラジオ体操をして体を動かし、そのあとバイキング形式の朝食となりました。

午前の研修は、若狭地方の伝統工芸品である《若狭塗り箸》に挑戦しました。配布されたお箸の素地には、色の違う下地が塗り重ねられ、さらに貝殻や卵の殻などが塗り込められています。それをサンドペーパーで削り出し、最後は仁川オリジナル、コンパウンドで磨き上げるという研修です。

生徒たちは班に分かれて、配布された黒と赤2膳のお箸を丁寧に削り出していました。磨いていくうちにとてもきれいな模様が表れていて、生徒から歓声が上がっていました。最終的には美術の授業で仕上げを行います。

最後の研修は野外活動の振り返りです。初めての野外活動だった1年生、昨年とは勝手が違い、1年生の面倒も見なければならなかった2年生、そして最後の野外活動でリーダーとしてたいへん苦労した3年生と、それぞれが野外活動を振り返り、共有ができました。

これからも、学校生活・社会生活で大切になってくる、野外活動のテーマだった《共に生きる》。クラスを超え、学年を超えた活動を通して、それぞれの立場を尊重しながら共に生きる姿勢を育ててほしいと思います。

2018.05.28 学校行事
【中学】野外活動第2日目

野外活動第2日目、同宿の瑞穂市立穂積北中学校の皆さんと朝のつどいに臨みました。朝の海の風は気持ちがよく、昨日の疲れを忘れさせるほどでした。夕方も素晴らしい景色でいい写真がとれました。

今日はカッター訓練です。海は穏やかでお天気にも恵まれました。班の先生と共に生徒たちは、自然の家の職員の方から説明を受けた後、30人乗りのカッターに乗り込み、自然の家の艇長の先生の合図で一斉に漕ぎ始めました。始めは”かい”が揃わず、なかなか前には進みませんでしたが、練習するうちにきれいに揃うようになり、力強く漕ぎ進めるまでになりました。艇長の先生からは、もっと遠くまで行ける実力がある学校だとお褒めの言葉がありました。

午後からはダンス中間発表に向けての練習です。プレイホール・トビーホールに分かれての練習は今までの練習時間の少なさを取り戻すべく、集中した練習が行われました。班長やダンスリーダーはたいへん苦労していましたが、だんだん手足が揃ってきているのがわかりました。

夜の研修はダンス中間発表会。完成度はまだまだ満足できるものではありませんが、教員のアドヴァイス、そして照明と音響、生徒たちのお互いの声援に後押しされて、はつらつと踊っていました。この研修でも野外活動としての到達点が見えたように思いました。ダンスリーダーの指示をそのまま表現することの難しさ、教えることの難しさ、本番の緊張感の中で、班員が揃ってできた時の達成感などを身をもって味わったのではないでしょうか。

野外活動は明日までです。明日もお楽しみに。

2018.05.27 学校行事
【中学】野外活動第1日目

今年度の中学校野外活動の場所は、福井県小浜市にある若狭湾青少年自然の家です。海も山もある自然に恵まれた施設で2泊3日の研修を行います。4月から新しい学年・クラスになって新しい縦割りの班を編成し、遠足や園芸などを通じて3年生を中心に仲間同士の結束を高めてきました。野外活動の事前学習でも、班でのミーティングやダンスの練習など、準備を重ねました。

週間予報では雨も心配された初日も、いい天気に恵まれました。高校グランドで出発式を行い、班ごとにバスに乗り込み、出発です。

昼前には到着し、昼食を取りました。海の見えるつどいの広場での食事は格別でした。

そして、入所式。団体長の渡邊先生から、規律を守って自然を存分に味わってください、とのお話があり、生徒会長のあいさつも、これから研修で体験する自然への期待感がにじみ出ていました。

ハイキングはいきなり尾根へ上がる急こう配を、ロープを頼りに、また手をつきながら上がるコースでした。前半はかなり厳しいコースでしたが、尾根へ上がると見晴らしもよくなり、入り組んだ若狭湾の地形が手に取るようにわかりました。コースを間違えて、ショートカットしてしまった班もありましたが、無事に帰りつきました。

夕食は海の見える食堂でバイキング形式でした。思い思いに食べ物をお皿に取り、班ごとに丸テーブルで楽しくいただきました。

入浴の後、トビーホールでキャンドルサービスがありました。大水校長先生の歌とお話し、生徒による奉納と感謝の言葉、『フランシスコのように』と『あなたへ』の全員合唱など、静かな雰囲気で心温まる時間が流れました。この野外活動のテーマである【共に生きる】が生徒の心に染み渡ったと思います。

班長の反省会、班長連絡会の後、就寝となりました。

全員元気で野外活動を続けています。

2018.05.18 学校行事
【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」 観察と管理

ラディッシュの種をまいて3週間。

まずは、技術の教科書からの学習。植物の生育には、葉の付き方や結実までの日数など、品種ごとに一定の”規則性”があります。この”規則性”を理解することで、植物の健康状態の変化に気づきます。また、植物の生長には、日照時間や気温などの環境だけでなく、人間が行った管理作業の結果も表れてきます。

このように、植物に手をかけ、目をかけることで、正しく生長していきます。だからこそ、観察は重要です。

自分たちの畝の様子、ラディッシュの葉の付き方をスケッチ。先週からの生長度合いを見ることができます。また、他のグループの畝と比較し、自分たちの畝の良いところ・悪いところを考察します。3年生のリーダーが中心となって、2年生・1年生と一緒に、観察しました。良好な状態の畝では、早くもラディッシュの実が、地表に姿を現しています。

間引きも行いました。せっかく芽を出したのにもったいない……という気持ちも抱きますが、教科書にあるように人間が管理作業を怠ると、植物はうまく生長してくれません。

ラディッシュだけでなく、先週植えた小松菜とチンゲンサイも小さな芽が顔をのぞかせていたので、間引きしました。もちろん、間引いた芽を食べた生徒も。味覚での学習です。間引きとともに、スコップで土を削り、肥料を追加しました。

水やりも大事な管理作業。心をこめて、丁寧に水を与えます。

観察と管理。人間が手間をかけなければ、美味しい野菜は育ちません。今日の学習は、そのことを体感できたのではないでしょうか。

2018.05.12 学校行事
【高校】体育祭を実施しました

5月11日(金)、体育祭を実施しました。昨日の予行演習では寒いくらいだった天候が、本日は晴天。絶好の体育祭日和となりました。熱中症が心配されるくらいの太陽の日差しでしたが、生徒たちは全力で体育祭を楽しんでいました。

クラス全員による入場行進を元気に行った後、開会式がありました。校長より「ケガに気を付けて、楽しみましょう。皆さんの活躍に期待しています。」というエールをいただき、選手宣誓へと続きました。

競技はまず50m走から始まりました。200m走、スウェーデンリレー、三種混合競争と続き、生徒たちの盛り上がりも最高潮!応援にも力が入ります。

午前の部、最後を締めくくるのは、2年生男子による集団行動、2・3年生女子のリズムダンス、3年生男子の集団行動です。2・3年生ともに前年度の3学期から体育の授業中はもちろん、放課後の時間も使って練習を積み重ねてきました。2年生男子の集団行動では、一糸乱れぬ全員のシンクロした動きに見入ってしまいました。3年生男子の集団行動は、さすが最高学年といった迫力のある演技!大きな掛け声に合わせて、複雑な動きを完璧に成功させ、会場が感動に包まれました。女子のリズムダンスは、全身から踊る楽しさが伝わってくるような笑顔あふれるダンスで、見ている観客席から自然と手拍子や歓声・応援が聞こえてきました。素晴らしい一体感、完成度で大変素晴らしいものでした。

午後の部は、クラブ行進・クラブ対抗リレーからスタートしました。選手たちは、各クラブのユニフォームに身を包み、楽しんで行進・リレーをすることが出来ました。生徒たちのクラスで見る顔とはまた違った一面が見られました。

その後は、1年生の大縄跳び、2年生の棒引き、3年生の綱引きと、学年対抗の競技が続きました。クラスの皆の心を一つにして、一致団結!大変な盛り上がりを見せました。

最後を締めくくるのは、クラス対抗リレーです。生徒たちは、最後の力を振り絞って応援もリレーも全力で参加しました。この日一番の盛り上がりを見せた場面の一つとなりました。

総合優勝は、2年1組でした。準優勝は、3年6組と1年5組の2クラスでした。一日中快晴に恵まれた体育祭。生徒たちのまぶしい笑顔が青空の下で輝いていました。クラスの絆が一層深まった行事となったことでしょう。

この行事で得たものを、今後の学校生活に繋げていって欲しいと思います。一日、お疲れさまでした。

2018.05.11 学校行事
【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」小松菜・チンゲンサイ・サツマイモを植えました

ラディッシュの種を植えてから2週間。赤い茎のラディッシュが見事に発芽し、小さな森を作っていました。

今日は、小松菜とチンゲンサイ、サツマイモを植えます。まずは、それぞれの野菜の基礎知識から。

小松菜とチンゲンサイ(青梗菜)の原産国はどこか、漢字の「菜」の読みが「な」と「サイ」で違うところをヒントに考えました。実は、チンゲンサイは、日中国交回復とともに中国から日本に入ってきた野菜です。

サツマイモは、「薩摩」、つまり鹿児島で育った野菜。なぜ鹿児島でサツマイモなのか、火山灰の土壌という観点から考えました。サツマイモは英語では”sweet potato“。その名が示すとおり「甘い芋」。

また、詳しい栽培方法は、技術家庭科の教科書に載っています。生徒たちは、教科書も参考にして調べ学習。

このように、国語・社会・英語・技術家庭科と、いろんな教科の知識を使って学べるのが園芸プロジェクト。「仁川の森」は、多方面に広がっていきます。

小松菜とチンゲンサイの種まきは、前回のラディッシュと同じ方法。だから、生徒達の手際もかなり良く、先生の指示がなくてもテキパキと動きました。

サツマイモは、種ではなく蔓を使いました。土を深めに掘り、蔓を刺します。

すくすく育っていたラディッシュは、間引きをしました。間引いた苗は、せっかくなので口の中へ……。「辛い!」「ダイコンの味がする」ラディッシュがダイコンの仲間であることを、味覚で感じました。

観察の記録として、ラディッシュをスケッチしました。来週もスケッチして、生長の過程を目で確認します。また、他のグループの畝と比べて、自分のグループのラディッシュの生長がどんな具合なのか比較し、違いが生じた原因が何かを考えました。

野菜も生徒達も、共に育っていきます。「仁川の森」がこれからどう変わっていくのか、楽しみです。