ラディッシュの種を植えてから2週間。赤い茎のラディッシュが見事に発芽し、小さな森を作っていました。
今日は、小松菜とチンゲンサイ、サツマイモを植えます。まずは、それぞれの野菜の基礎知識から。
小松菜とチンゲンサイ(青梗菜)の原産国はどこか、漢字の「菜」の読みが「な」と「サイ」で違うところをヒントに考えました。実は、チンゲンサイは、日中国交回復とともに中国から日本に入ってきた野菜です。
サツマイモは、「薩摩」、つまり鹿児島で育った野菜。なぜ鹿児島でサツマイモなのか、火山灰の土壌という観点から考えました。サツマイモは英語では”sweet potato“。その名が示すとおり「甘い芋」。
また、詳しい栽培方法は、技術家庭科の教科書に載っています。生徒たちは、教科書も参考にして調べ学習。
このように、国語・社会・英語・技術家庭科と、いろんな教科の知識を使って学べるのが園芸プロジェクト。「仁川の森」は、多方面に広がっていきます。
小松菜とチンゲンサイの種まきは、前回のラディッシュと同じ方法。だから、生徒達の手際もかなり良く、先生の指示がなくてもテキパキと動きました。
サツマイモは、種ではなく蔓を使いました。土を深めに掘り、蔓を刺します。
すくすく育っていたラディッシュは、間引きをしました。間引いた苗は、せっかくなので口の中へ……。「辛い!」「ダイコンの味がする」ラディッシュがダイコンの仲間であることを、味覚で感じました。
観察の記録として、ラディッシュをスケッチしました。来週もスケッチして、生長の過程を目で確認します。また、他のグループの畝と比べて、自分のグループのラディッシュの生長がどんな具合なのか比較し、違いが生じた原因が何かを考えました。
野菜も生徒達も、共に育っていきます。「仁川の森」がこれからどう変わっていくのか、楽しみです。