例年、中学3年生は高校入試後の時期に、自分の心と静かに対話し、高校生へ向けて自分を見つめ直すために、クラスごとに「黙想会」を行っています。
今年は2月15日、16日、22日に、宝塚にあるショファイユ幼きイエズス修道会にお世話になって行いました。
少し緊張した雰囲気の中で、真剣に校長先生の講話をうかがう姿からは、学校とはまた少し違った生徒たちの表情をかいま見れました。
午前中は、同じものでも、見方によって感じ方が全く異なるという「パラダイム転換」について学びました。パラダム転換という概念を学んだことによって、自分の思い込みや、当たり前だと思っていた出来事は実は当たり前ではないということに改めて気付かされました。また、「自分とは何か」ということについて改めて考え、生徒達にとって一番身近な話題である「友人とはなにか」ということについて校長先生から色々と心動かされるような講義を受けました。校長先生からの胸に響くメッセージを生徒達は関心をもって聞いていました。
午後からは、中学校生活の締めくくりとして、「ミサ」を行いました。厳かな雰囲気の中、3年間を振り返りながら思いを込めて聖歌を斉唱し、校長先生から一人一人祝福を受けました。
翌日には、黙想会で学んだことを、より深め、みんなで共有するために「黙想会の振り返り」を行いました。お互いに気付いたことや、疑問に思うことをグループで話し合って共有し、実りの多い時間を過ごしました。