仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2023.11.13 学校行事
【中学3年生アカデミア】武庫川女子大学 大学連携講座 
11月4日(土),11日(土)の2日間、中学3年生アカデミアコース生は
武庫川女子大学 薬学部 化粧品科学研究室に訪れました。
大学に訪れた目的は武庫川女子大学 薬学部 仁木先生ご指導のもと、
市販美白化粧品のメラニン抑制効果を確かめる実験を行い、
その効果を検証するためです。

11月4日(土)
まず、化粧品とは何か。化粧品産業についてなどをクイズを交えながら学びました。
化粧品と聞くと口紅や化粧水などのイメージがあるかと思います。
実は他にもシャンプーや日焼け止めクリームなども化粧品に該当します。
クイズの正解が発表されると生徒たちからも驚きの声があがっていました。
 
化粧品について学んだあとは実験器具の使い方について学びました。
中学や高校ではなかなか手にすることがないマイクロピペットを使用しました。
マイクロピペットでは名前の通り、マイクロリットル(ミリリットルの1000分の1)の
単位を計測することができます。
水を用いて練習を行いましたが、その正確性には生徒も感心していました。
 
さて、マイクロピペットの練習も終わり、いよいよ実験です。
市販化粧品4種類をマイクロピペットを用いて希釈し、様々な濃度の化粧品を作ります。
そして、肌のシミの原因となるメラニン色素の生成が化粧品の種類、濃度によって
どのように抑制されるのかを数値化します。数値化には吸光度を用います。
吸光度を計測する機械は非常に高価で、生徒も慎重に作業を行っていました。
  
  
11月11日(土)
この日は先週行った実験結果をグラフにしました。グラフ用紙に手書きで行うため、
縦軸と横軸の尺度をどうするかということに苦戦していました。
ただ、一度要領を掴むとスラスラとグラフを書くことができる生徒が多数いました。
 
実験結果をグラフにすると、メラニンの生成が抑えられているものが一目瞭然となりました。
 
最後に、仁木先生の研究室にお邪魔させて頂きました。
研究室では、日焼け止めクリームの効果を見たり、顔の肌年齢やシミ、
赤みなどを分析する機械を実際に使用するなど様々な体験をしました。
  
 
中学生が大学の研究室を訪れる機会は、本当に貴重なことです。
今回の経験は生徒にとって将来を考えるきっかけの
一つになったのではないかと思います。
2023.10.21 学校行事
【中学】運動会を実施しました

10月21日(土)、中学校の運動会を実施しました。

新型コロナウイルスの流行で、2020年度から昨年度までの3年間は感染対策のため午前のみの実施でしたが、今年度は4年ぶりにコロナ前の形態である午前の部と午後の部に分けて実施をしました。

本校の運動会は、1学期に行われた野外活動と同様に、学年・クラスを越えてA~C班の3つの縦割り班を作って得点を競い合います。3年生の男女2人の班長が中心となり、班員で協力し合いながら優勝を目指しました。

 

 

一人ひとりが最後まで力を振り絞って、班の勝利のために全力を尽くしている姿、その姿を見て大きな声で声援を送る生徒たちの姿は、気持ちのいいものです。

 

リレーなどで転倒したりバトンを落としたりして大差がついても、他の班の生徒たちが応援している様子は、見ている者を清々しい気持ちにさせてくれました。

 

また3年生全員による集団演技も、練習に練習を重ねて努力してきた成果を発揮し、見応えのあるものとなりました。

 

 

競技の結果、総合順位は以下のようになりました。

優勝 A班   2位 C班   3位 B班

優勝班には父母の会から賞品目録が手渡され、後日A班全員に記念品が渡されます。

 

 閉会式で校長先生からは、「運動会は最終的に順位が決まりますが、競技の勝ち負けよりも、班全体が協力し、力を合わせたことが大きな成果です。この姿勢を今後に繋げていってください」という言葉とともに、令和5年度の運動会が閉幕しました。

終了後の生徒たちの表情からは達成感が感じられました。これからも一つ一つの目標に向かって、お互いに力を合わせながら成長していってほしいと思います。

2023.09.12 学校行事
2年Cαコース 高大連携 模擬講義(神戸女学院大学)1日目

9月8日(金)高校2年生Cαコースは、神戸女学院大学を訪れ、模擬講義を受講しました。このプログラムは今年で2回目です。

高校の授業とは一味違った大学の講義を体験し、大学への憧れを強くしてほしいという思いから、このプログラムを始めました。

昨年も非常に大きな学びを得たこのプログラム、今年はどんな学びがあるのか、楽しみにしながらの訪問となりました。

神戸女学院に到着すると早速大学のお弁当をいただきました。ちょっとしたことですが、大学生活を感じる貴重な時間です。

 

 

昼食後、いよいよ模擬講義スタートです。

昨年に引き続き、神戸女学院大学文学部、英文学科、奥村キャサリン先生の講義を受講しました。

「異文化理解とは 文化的アイデンティティを考える」というタイトルの講義で、先生の母国オーストラリアのお話から、日本に住んでみて気づいた日本社会についてのお話、外国人労働者の抱える問題など、私たちの知らないことをたくさん教えていただきました。

さらに、自分のアイデンティティについて考えるワークもあり、自分自身のことを書きだしましたがなかなか出てきません。自分自身のことをいかに分かっていないかということにも驚きました。他者を理解するために、やはりまず自分自身を知ることが大切です。

少子高齢化、グローバル化が進む日本ではますます国際理解が求められます。そして相手を理解するには、まずは自分自身、そして相手の表面的な部分だけではなく、文化的背景を理解することが大切であると改めて感じることができました。

次回は9月29日(金)人間科学部、環境・バイオサイエンス学科の張野宏也先生にお越しいただき、講義をしていただきます。次回はどんな新たな発見があるのか、今から楽しみです。

2023.08.26 学校行事
【中学】2学期始業式を行いました

8月25日(金)、約1か月の夏休みが明け、2学期の始業式を行いました。

この夏休みは4年ぶりにコロナの制限、マスクの制限がない中で、学習合宿やクラブ活動はもちろん、家族との時間などで各々が有意義な時間を過ごしてきたことと思います。

登校した生徒たちの中には、クラブ活動などで真っ黒に日焼けした生徒の姿もあり、それぞれが充実した夏休みを過ごしていたということが伝わってきました。

コルベ講堂で行われた始業式では、校長先生、教務部、生徒部から、「2学期はたくさんの行事があるので、自ら積極的に参加して欲しい」と話がありました。

また、夏休み中にクラブ活動で優秀な成績を残した生徒の表彰も行われました。

  

2学期は、学院祭、運動会、修学旅行、校外学習、職場見学体験会、クリスマスウィークなど、行事が続いていきます。忙しい日々の中でもしっかりと自分の役割を考えて行動して、1日1日を大切にしながら実りあるものにしてくれることを願っています。

まだまだ厳しい残暑が続くようですので、体調管理をしっかりと行い、熱中症にも注意しながら学校生活を送っていって欲しいと思います。

2023.08.25 学校行事
令和5年度 地域インターンシップ体験 参加報告

昨年度に引き続き、「地域インターンシップ体験」の職業体験プログラムを7月~8月にかけて実施し、29名の生徒が各企業の体験に参加しました。今年度は、「株式会社アルトナー」「清水建設株式会社」「不二電気工事株式会社」「株式会社ホンダモビリティ近畿(ホンダカーズ兵庫)」「日笠工業株式会社」「コープこうべ」「株式会社シュゼットホールディングス」「兵庫県庁」「株式会社JTB」の9つの企業にご協力いただくことができました。

 

今回の体験を通して、挨拶・マナーの大切さやコミュニケーションの必要性などを感じただけでなく、今の自分には何が足りないのかを発見し、将来の進路のことを今まで以上に考えるようになってくれた生徒が多くいました。

 

また、今後の学校生活において、「試行錯誤を繰り返して良いものを作っていくなど色々なことに挑戦したい。」「人の気持ちにグッとくるキャッチコピーを考えたい。」「父親が毎日働いてくれていることに感謝しつつ、自分も頑張りたい。」「信頼されないと仕事がなくなっていくと感じたので、どんな人にも誠実な態度で信頼を得られるようにしていきたい。」「成長したと思うコミュニケーション能力をさらに磨いていきたい。」「お客様目線が大事だとわかったので、相手目線で物事を考え、会話するときも自分も楽しむようにしていきたい。」「教わったビジネスマナーを今後も意識していきたい。」「会社や学校が大切にしようとしている心を忘れずに生活していきたい。」などとコメントしてくれました。

                   

 

最後になりますが、ご協力いただいた企業の皆様方、お忙しい中、本当にありがとうございました。

2023.08.23 学校行事
【高校】高2アカデミアコース 学習合宿を実施しました。

令和5年7月28日(金)~30日(日)、高校2年生アカデミアコースは、高3と同じく西脇ロイヤルホテルにて学習合宿を実施しました。

この合宿は、高2として自走していくために達成したい、以下の2点を目的としました。

①長時間の学習に耐えうる集中力を養う

②学習計画(宿題+苦手克服・得意伸長)を立案し、実行する訓練をする

 

61期生は自習が得意な集団で、普段の「寺子屋」(自習タイム)から、監督がついていなくとも粛々と学ぶ姿勢が身についてはいました。ただ、120分を超えて、さらに延々と、沈黙で…というのは大多数には未知の世界で、出発までは不安や気の進まなさを感じていた人もいたようです。

 

しかし、いざ始まってみると、それぞれが自分の限界に挑戦し、時間の使い方や集中力の維持に工夫を凝らし、意外と楽しく進められました。ともに励む仲間の存在も大きかったことでしょう。個人設定の目標達成度を5段階(最上5)で訊ねると、「4」以上が8割と、上々の結果に。また、「もう1日あったとしたら?」の問いには、「賛成」が9割と、これも頼もしい結果となりました。

 

全体を振り返って、高2としての「量」と「学習習慣」に向き合う合宿として、大成功を収めることができたといえます。

次は、「質」を高め、自らすべきことを見出す学習へ。今後の61期生の取り組みに、大いに期待しています。

 

  

 

2023.08.02 学校行事
【高校】高3アカデミアコース 学習合宿を実施しました

令和5年7月24日(月)~27日(木)に高校3年生アカデミアコースは、西脇ロイヤルホテルにて学習合宿を実施しました。高校2年生はこの時期に2泊3日の学習合宿を実施しますが、受験生である3年生はこの夏の過ごし方が今後の学力に大きく影響するため、合宿期間を1日長くなっています。

今回の合宿の目的は、以下の3点です。

①1日10時間の学習を達成するために、高いレベルでの学習ベースづくり。

②学習のアウトプット→質問→理解を繰り返し、得点できる単元を稼ぐ。

③集中して取り組む集団に身を置き、自己肯定感を高め、メンタルを強化する。

入所式は生徒代表からの挨拶とホテルの方から「4日間頑張ってください」という温かいエールをいただきました。

さっそく学習開始です。2年生とは違い、授業時間を設定していません。各自で作成した計画表に沿って取り組み、何かあれば教員に質問するなど、思い思いに取り組みました。

集中するとお腹が空いてきます。食事を摂ることも学習をする上で大切なこと。コロナ禍による制限が緩和され、向かい合って食事を取ることができ、生徒たちは会話をしながらリフレッシュする時間になりました。

 

2日目、3日目と過ぎていくにつれ疲れが出てきます。疲れたとき、眠たくなったとき、どのようにリフレッシュするかも長期にわたる受験生活では必要なスキルです。

この合宿では早朝から夜間まで、学習を続けながらも教員への質問や今後の計画など、常に相談できる場を設けていました。最終日には全員が4日間の進捗と今後の計画について、個々に教員からコメントを貰っていました。

ついに退所式です。生徒代表からこの合宿を通して学んだこと、ホテルの方々への感謝の言葉を伝えました。

今回の合宿で見つけた自分なりの勉強スタイルを継続して行ってくれることを期待しています。充実した夏となりますように!

2023.07.26 学校行事
【中学】アカデミアコース 学習合宿 最終日

7月26日(水)、学習合宿最終日です。

朝の集合は6時半でしたが、自主的に6時から自学を始めている生徒もおり、この合宿を通して成長しようという意欲が感じられました。

また、昨日に引き続き知恩院の朝のお勤めの法要に参拝している生徒もいました。

 

朝食をとった後、部屋で荷物を整理して閉講式へと向かいます。3日間お世話になった「和順会館」の方へ感謝の気持ちを込めて、全員で挨拶をしました。

 

最終日は班単位でのフィールドワーク(京都散策)です。同じ関西にいながら、なかなか訪れる機会が少ない歴史情緒あふれる京都。この機会に、実際にそれを観て、その空気を肌で感じてもらおうと、しっかり事前学習を行ってきました。

 

チェックポイントとなる、漢字ミュージアム、京セラ美術館、京都文化博物館のいずれか1か所と、集合地点の二条城、このほか自分たちで希望した訪問場所を1か所、これらを約5時間かけてめぐりました。

 

本日の京都はとても暑くなるという予報でしたので、熱中症対策として「水分補給をこまめに行う」「10分以上の徒歩移動をしない」「できるだけエアコンの効いた施設を訪問する」など、細心の注意を払って実施しました。

 

最終の二条城には全班が体調を崩すことなく無事に到着し、そこからバスで帰路につき、西宮北口駅で解散となりました。

明日からはアカデミアコースの夏休みが始まります。この3日間を通じて身に着けた学習する習慣をこのまま継続し、さらなる高みを目指していってほしいと思います。