仁川学院中学・
高等学校

ニュース 記事一覧

2022.02.26 ニュース
【中学】アカデミアコース 探究発表会

「探究」の授業は高校の教育課程に入っていますが、仁川学院のアカデミアコースでは中学校でも探究の授業を導入しています。

1年間を前半と後半の2回に分け、前半は「水」をテーマに武庫川で探究活動をしました。そこで、探究の基本的な知識や方法を身につけました。

後半は、自分たちの興味に基づいてテーマを決めるところから始めました。

その結果、挙がったテーマは次のとおりです。

1.環境に優しい家づくり《建築》

2.食物アレルギー《医療》

3.関西弁 SNSと対面の会話の違い《言語》

4.親友に求めるもの《心理》

5.宿題は必要?《社会》

6.音楽と心理学の関係性《音楽》

班は、1年生から3年生まで、学年を超えた混合班での活動です。上級生がリードしながらも、下級生も積極的に意見を出し合い、今日の発表を迎えました。

 

発表するだけでなく、他の班の発表を見て評価をつけます。また、発表の後は質疑応答が盛んに交わされました。他者を観ることで、自己の改善へとつながります。

探究の授業には教科書がありません。自分たちで課題を発見し、追究していく活動です。日々のいろんな教科の授業で培った知識や考え方を、フル活用して臨みます。

この1年の学びが次年度の探究へとさらに発展してつながっていくことでしょう。

2021.12.21 ニュース
【高校】甲南大学主催「リサーチフェスタ2021」に参加しました。

2021年12月19日、甲南大学主催の高大接続イベント「リサーチフェスタ2021」にアカデミアコース2年生の2名が参加しました。当日は、高校生と大学生を合わせ約400件の発表がなされ、発表、質疑応答、審査がオンラインで行われました。

参加した2名は、それぞれ「令和新教育の提案」と「身体と生きる」というタイトルで発表を行いました。1人目は、休校をきっかけに学校の意義を再考した結果、これからの時代に必要であると思われることを学ぶ新科目を提案しました。2人目は、現代文の授業で学んだ身体論について考えを巡らせ、主に身体の所有権について独自の考えを展開しました。これらの研究は、アカデミアコースの探究学習において、約半年かけて準備されてきたものです。

約5分という短い時間を意識しながらの不慣れなオンラインでの発表でしたが、参加した2名は緊張しながらも堂々と取り組みました。質疑応答の際も、いただいた意見に深くうなずいたり、質問に対して丁寧に解説したりと、終始落ち着いた対応をしていました。

発表を終えて、自身の研究の足りないところに気づいたり、想定どおりにうまく発表できなかったことを悔やんだりと、この体験を通して多くを学ぶことができ、大変良い機会となりました。

2021.08.04 ニュース
【中学・高校】そうじセミナー(教員研修)を行いました

令和384日(水),(株)ダスキン主催「教員対象 そうじセミナー」を校内で実施しました。

研修は,学院の幼小中高の教員が多数参加し,午前中は学校掃除の基礎講座と理想の教室掃除の実践を行いました。

 

  

 

午後からは「子どもたちの力を伸ばす掃除とは」というテーマでグループワークを行い,そうじによって子どもたちにどのような力をつけることができるのか,考えを共有し発表しました。

 

 

そうじの時間は,学校生活の中で年間3000分程度あります。そうじの時間が子どもたちにとって意義ある時間となるためにも,何気なくそうじを行う「作業」のような時間ではなく,そうじの必要性や手順を理解し,そうじを通じてこれからの社会を「生き抜く力」を身につけさせることの大切さを痛感しました。

これまでのそうじ指導のように,そうじに「美しさ」を求めるだけではなく,「衛生環境」としてふさわしいそうじになっているかの視点に立って,子どもたちとそうじの時間を過ごしていきたいと思いました。

本日,研修をしていただきましたダスキンのスタッフの皆さま,本当にありがとうございました。

2021.04.23 ニュース
【高校】2年生校外学習 事前学習を実施しました

高校2年生は、来る5月21日(金)、徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」を校外学習で訪れることになっています。この美術館は、古代壁画から現代絵画まで著名な西洋名画1000余点を陶板で再現し、世界の美術館に行かなくてもまとめて鑑賞することができる施設として知られています。

この校外学習の目的は、新しいクラスの親睦を深めることはもちろんですが、イタリアを含めた研修旅行も見すえて、知的好奇心を高めながら視野を広げていく事前学習の意味もあります。今回はそのまた事前学習として、4月15日(木)と22日(木)7校時のホームルーム2回を利用し、美術と世界史担当の教員の話を聞きました。

 

 

☆4月15日(木)

本日は美術担当からの話です。西洋美術の歴史と宗教画の歴史を絡めながら、「その絵画に描かれている人物」「聖書のどんな物語」「画家は聖書の場面をどのように表現しているのか」など鑑賞のポイントを聞くことができて、本番に向けての興味が高まりました。

 

  

  

 

 

☆4月22日(木)

本日は世界史担当からの話です。世界史の教科書をもとにしながら、絵画に描かれている題材の歴史的背景、その登場人物や画家のピソードなど、軽妙な語り口調からの興味深い話を聞くことができて、あっという間の有意義な時間を過ごすことができました。

  

  

 

 

新型コロナウイルス感染症の状況もありますが、ぜひ無事に校外学習当日を迎えたいものです。

2021.03.10 ニュース
【中1】ビブリオバトル~知的書評合戦~

中学1年生の国語科の授業時間で、「ビブリオバトル~知的書評合戦~」を実施しました。小学生からおとなまで、誰でも参加できる、本の紹介コミュニケーションゲームです。

 

ビブリオバトルの公式ルールは4つ。

1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。

2.順番に一人5分間で本を紹介する。

3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。

4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする。

 

仁川学院中学校では、毎日10分間「朝の読書の時間」で好きな本を読んでいます。また、国語・日本語の授業で「コミュニケーションスキル」の実践に取り組んでいるます。ビブリオバトルでは、その両方を融合させて実践できます。

5分という時間を気にしながら、オススメ本を手に取り、身ぶり手ぶりで紹介。本の内容を一部読んで紹介することも……。

 

ディスカッションの時間では、質問や感想、プレゼンテーションの補足など、さまざまな言葉が飛び交います。みんな自然と笑顔に。

「せーの!」のかけ声に合わせて、一番読みたくなった本を指さします。チャンプ本が決定!

しかし、これは5人グループでの予選です。

決勝は、学年全員に向けてのプレゼンテーション。心の準備をする間もなく、決勝の舞台に立つことになり、緊張している様子が伝わりました。しかし徐々に慣れてきたようで、聞き手に質問を投げかける発表者もいました。

決勝はiPadを使って投票。結果が即座に集計され、優勝者が決まりました。最後は、今日の活動について、参加する姿勢や気づいたことなどの振り返りをClassiに入力しました。

「他の人の発表を聞いて、読みたくなった」という振り返りがたくさんあり、ビブリオバトルの大きな目標が達成されたようです。

1年間の毎日の取り組みを、一つの成果として体現することができました。

2021.02.26 ニュース
仁川の森 3学期最終日

今日はあいにくの雨模様でした。でも、このところの寒さは、少し緩まった気がします。

本日の仁川の森は、「肥料レシピ~発芽状態を確認しよう~」と「キャラクターデザインの選抜投票」を行いました。

先週、ペットボトルプランターに種まきをした小松菜。そして自分たちで作った、卵の殻を作った肥料がうまく発芽に作用したのか興味は深まりましたが、また種まきから1週間しかっていない上、低温も続いたことで、発芽が見られたのは、ごく限られた班だけでした。肥料の配合具合の影響など、また後日検証してみたいところです。

一方、栽培とは別に、各班で取り組んだ仁川の森のキャラクター作成も今日が最終日。班ごとで作り上げたキャラクターはどれも個性的で、上手に仁川の森の要素が取り入れられていました。動物をモチーフにしたキャラクターが多かったですが、仁川の森で過去に育てたことのある野菜をモチーフにしている班も複数ありました。

24班すべてのキャラクター紹介動画を見て、各自3つのキャラクターを選び、タブレットを使って投票を行いました。最終的にどこの班のものが選ばれるか今から楽しみです。

また、個人部門の枠でエントリーしている人が教員を含めて5名いました。こちらのキャラクターも今後仁川の森を盛り上げてくれることでしょう。

本日の投票結果は後日発表になります。もうしばらくお待ちください。