8月2~4日の間、兵庫県養父市にて2泊3日の夏季合同合宿に参加しました。仁川学院剣道部が合宿に参加するのは6年ぶりになります。
この合宿では、仁川学院のほかに星翔・交野・旭・生野・枚方津田・伯方高校も参加しており、普段とは異なるメンバー・環境でともに汗を流しました。
この合宿では大きく団別と技量別の稽古に分けて行われました。
団別練習では、学校の枠や能力を超えて3つのグループを作り、それぞれがコミュニケーションをとりながら稽古を行います。
技量別稽古では、初心者・中級者・上級者の3つに分かれ、それぞれがもつ課題の克服に励みます。初心者は基本的な部分を丁寧に、中級者は技の精度を高め、上級者はより実践的に、自他ともに強くなるために全員で高め合います。
一日の最後に行うのは地稽古と掛り稽古、そして早素振りです。普段の練習と比べても明らかに負担の大きいメニューでです。しかし子どもたちは、体力的にも精神的にも折れそうになりながら、お互い声をかけあい全員で乗り越えました。本当によく頑張りました。
この合宿では稽古以外に楽しいイベントもありました。二日目の稽古後に行われた納涼花火大会と納涼スイカ割り大会です。タフな稽古を乗り越えた子どもたちが思い思いに夏を楽しむ、ほのぼのとした光景を見ることができました。
合宿最終日では団に分かれての試合を行います。2日前に初めて会ったとは思えないほど、強固な絆で結ばれた選手たちが積極的に声を出して応援をしたり、チームのために合宿で学んだことを存分に披露したり、熱戦が続きました。仁川学院中学の生徒も、高校生相手にひるむことなく全力で戦いました。これも前日の厳しい稽古を乗り越えることができたからでしょう。
試合が終わった後は優勝者・MVPの表彰を行い、合宿も閉会しました。しんどいことを乗り越えた子どもたちは、もはや別々の学校ではなくひとつのチームとして結ばれていました。非常に貴重な経験になったことかと思います。
今回の合宿では、剣道の技術的なこともさることながら、生活習慣や相手を思いやる気持ち、自分に厳しい態度など、精神面の成長も目覚ましいものがありました。合宿でしかなしえない、質の高い稽古に励むことができたのではないでしょうか。合宿で得たすべてを余すことなく学校に持ち帰り、これからの稽古もより全員で、一生懸命励んでいきます。引き続き応援の程、よろしくお願いいたします。