学校行事(秋)
第3回はじめのいっぽ(園庭遊び)
11月16日(月)10時30分~11時30分(20分休み~第3校時)、2年生による生活科学習で「第3回はじめのいっぽ」を実施しました。これは、マリアの園幼稚園年長組(よぜふ組、ふらんしすこ組、まりあ組)と2年生が交流を深める活動です。
今回は2年生が幼稚園に招待されました。暖かな秋晴れの下、園児たちは笑顔いっぱいで迎えてくれました。児童と園児の3~4人グループを作り、思い思いの「いきいき遊び・運動」を始めました。
園庭には鮮やかな芝生、そして多彩な遊具が揃っていて、嬉しさで頬がはちきれそうな2年生の顔、顔、顔。「仲良く、安全に」という開始前のお約束もちゃんと守れていました。
「もう終わりなの?」と、残念そうな声とともに終了。別れ際、最後まで手を振ってくれる園児たちに、2年生は何度も手を振り返していました。
今回も、同じ「仁川学院」に学ぶ児童と園児が心を通わせ、よりいっそう絆を深めるという目標が十分に達成できました。
卒業生特別授業「未来予想図」を行いました
11月13日(金)5・6校時、卒業生特別授業「未来予想図」を行いました。今回は4・5年生が対象でした。
本校の卒業生をお招きして、職業・仕事観についてご講演やワークショップをしていただきました。この学習は、子どもたちに社会や職業への関心・希望をもってもらうことをねらいとしています。4年生にとっては、初めての体験だったので、期待を膨らませて、待ち望んでいたことと思います。それぞれの活動については次のとおりです。
4年1組「医者とは何ぞや・産婦人科とは何ぞや」第27回生 武居智信さん(淀川キリスト教病院産婦人科)
「医者とは?」「産婦人科とは?」というタイトルで授業をしていただきました。前半は医者としての使命について、仁川学院小学校卒業後のご自身の経験をもとに、モニター画面を通して分かりやすく説明いただきました。過酷な仕事の内容に驚きながらも、大切な命に向き合う医師の姿を学ぶことができました。
後半はご専門の産婦人科の仕事についてお話いただきました。赤ちゃんが無事に生まれてくるための母体についての診断や帝王切開を含む手術等、クイズを交えてお話を進めていただきました。質問タイムでは子どもたちの素朴な疑問に丁寧に答えていただきました。子どもたち一人ひとりが「今ここにある命」の大切さについて実感を持って学ぶことができました。
4年2組「白内障を治そう!」第27回生 細谷友雅さん(兵庫医科大学病院 眼科学内講師)
まず、自己紹介として小学校時代の写真を見せながらその当時のことを話してくださいました。それから「白内障を治そう!」というメインテーマのお話が始まりました。
前半はスライドで目の構造や白内障の説明をしてくださいました。中にはモニターをノートに書き写したり、説明内容をメモしたりする子もいたほどです。そして子どもたちの悲鳴が教室中に響いたのが、実際の白内障の手術の映像が流れた時でした。「もうやめて~。」という声があちらこちらから聞こえてきました。
そして授業の後半は実習が中心で、手術練習用の器具を使い模擬手術をさせていただきました。運良く実習ができた子どもたちはとても喜んでいました。細谷先生が目の構造を喩えた「栗まんじゅう」という言葉がとても印象的でした。先生がたくさん準備してくださったおかげで、子どもたちは貴重な体験ができました。
5年1組「コンピュータプログラミング~キミもアプリが作れる~」第17回生 藤川眞治さん(キャノン株式会社課長)
5時間目の授業は、教室でスライドを使って、身の回りのコンピュータとその役割、プログラムについて授業をしていただきました。「馬は馬の仕事ができるが、コンピュータはプログラムを入れなければ何もできない。ただ、馬は馬の仕事しかできないが、コンピュータは望むプログラムを入れることで、どんな仕事にも適応することができる。」という話はとても興味深かったです。
6時間目は、「Squeak」というプログラムを学ぶアプリを使って、実際に三角形や四角形を書く学習を行いました。「三角形を書く」というプログラムは無いけれど、「直線を傾ける」「直線を引く」というプログラムを組み合わせることで三角形が書ける。自分の造りたいものがどういったものなのか、しっかり知ることが大切だと教えていただきました。その後は子ども達のリクエストに答えて、実際に小さな正方形やスクリーンいっぱいの長方形をプログラミング操作で書いてくださいました。
最後に教わった「良いプログラマーの条件」として挙げられた、「人の話を良く聞くこと」「対象を良く知ること」「難しいことを難しいままで置いておかないこと」は、学校で学ぶ国語や算数に通じるものがあると感じました。学ぶことが仕事につながることを強く感じさせてもらえる時間になりました。
5年2組「ソーシャルワーカーって知ってる? ~みんなの人生の応援団~」第19回生 行實志都子さん(神奈川県立保健福祉大学准教授)
子どもたちにはあまり馴染みのない「ソーシャルワーカー」のお仕事について教えていただきました。
はじめに、現在テレビ放送されているドラマでソーシャルワーカーについて取り上げられていたということから話が進んでいきました。また、スタジオジブリの映画「となりのトトロ」を例に挙げて、「トトロ」は物語の中でソーシャルワーカーとしての役割を果たしているのだと教えていただきました。
子どもたちの緊張をほぐすためのアイスブレイクとして、合間にミニゲームもしてくださって、子どもたちも楽しみました。そのミニゲームはただ楽しいだけではなくて、人と話して伝えることの大切さや難しさであったり、みんなそれぞれに自分の感覚を持ち合わせていて、自分の感覚だけで物事を決めてはいけないのだというメッセージがありました。
小学生である子どもたちにわかりやすい言葉で「ソーシャルワーカー」という仕事を伝えるために工夫して授業してくださいました。
球技大会を行いました
11月12日(木)少しひんやりとした空気と心地良い秋の日差しの下、球技大会を行いました。この大会に向けて、2年生から6年生までの児童は、体育の授業や休み時間を使って練習に励んできました。2・3年生は ドッジボール、4・5年生はポートボール、6年生はバスケットボールと、学年に応じた種目に分かれています。多数の保護者の方々が観戦にお越しいただく中、各種目とも熱戦が繰り広げられ、他学年との交流も更に深まって、充実したひとときとなりました。
2~6年生全員が運動場に集合し、開会式からスタートしました。校長先生から「運動会で身につけた姿勢や行動力を、ここでもしっかり発揮できるように。」と、励ましのお言葉をいただきました。
○ドッジボール(2・3年生)
2年生は3年生に全力で挑み、3年生は上級生の意地をかけて戦いました。さすがに3年生の強さと勢いはすさまじかったのですが、2年生も粘り強くくい下がり、ハンディ点の助けをもらいつつ互角の勝負も随所に見られました。友だちに懸命に声援を送る態度もすばらしかったです。優勝の賞状を手にしたのは3年1組でしたが、どのチームもチームワークをよく発揮して健闘しました。
○ポートボール(4・5年生)
前後半合わせて12分と、決して長い時間ではありませんが、試合が終わると、皆へとへとになる程一生懸命ボールを追いかけました。また、応援している子どもたちも我を忘れるほど必死になっていました。4年生は、10点というハンディを必死に守りましたが、一つ上の先輩の強さを実感する試合となりました。5年生は11月末に行われる私小連ポートボール大会に向け、よりチームワークを高めるための場になったと思います。
○バスケットボール(6年生)
6年生にとっては小学校生活で最後の球技大会でした。今年は男女別クラス対抗で試合が行われ、勝敗は勝ち数ではなく、全試合の総得点で決まるというルールで行われました。6年生らしい迫力のある戦いの結果、総得点数29対35で、6年2組が優勝しました。今回は、最後の試合まで結果が分からないというルールであったため、最終試合終了のホイッスルが鳴るまで、両チーム(子どもたちも保護者の皆様も)からの声援が止むことなく、終始熱気漂う雰囲気の中で全試合を行うことができました。
平成27年度 後期児童会役員選挙
本日、奉仕部活動の時間に、後期児童会役員選挙を行いました。児童会活動の中心となる会長(5年生)、副会長(4、5年生より各1名)、書記(4、5年より各1名)を選ぶ選挙です。立候補者は16名でした。
前日にはテレビ演説も行われ、各候補とも仁川学院小学校をよりよくするために、それぞれの思いを熱く語りました。マニフェストには「1学期に中止となったのど自慢大会の開催」や「スクールランチで残飯を出さないためのアイデア」など具体的な提案が掲げられ、投票者となる子どもたちも、真剣な眼差しで各候補者の演説に聞き入っていました。
開票は週明け月曜日に行われます。候補者にとっては結果が何より気になるところですが、今日の演説とそれを聞く子どもたちの真剣な雰囲気にこれからの児童会の活躍に期待が膨らみました。
鑑賞会
10月27日(火)5・6時間目にコルベ講堂で鑑賞会が行われました。演目はNPO法人ローゼンビート楽団の皆さんによる「音楽劇シンデレラ」です。童話「シンデレラ」を講談師と楽器演奏でコミカルかつ軽快なテンポでストーリー展開し、あっという間の1時間でした。講談師の方の表現豊かでおもしろい語り口調が子どもたちの笑いを誘い、ピアノ・ドラム・トランペット・トロンボーン・チューバによるすばらしい演奏の数々に子どもたちの体はリズムに合わせて揺れ、拍手と歓声が会場を包みました。
楽しいひと時を過ごせただけでなく、素敵な芸術に触れることができた満足感がどの子どもの表情にもあふれ有意義な経験となりました。最後に児童会の会長が芸術のすばらしさと感動を心の栄養にして、今後の学校生活を過ごしていきたいと楽団の皆さんに挨拶しました。改めましてローゼンビート楽団の皆さん、楽しくてすばらしい時間をありがとうございました。