学校行事(冬)
地区集会・地区下校を行いました
5校時に全校生が、自宅の最寄りの駅ごとの地区に別れ、地区集会を行いました。
地区集会では、高学年が司会や記録をして、自分たちの安全な登下校について話し合い活動をします。今回は平成26年度最後の地区集会でしたので、まず、この1年間の振り返りをしました。それぞれの地区で見つかった課題は、地区担当の教員と一緒に改善策を考えました。
その後、地区ごとに集団下校をしました。集団下校では、きちんと2列に並び集団で安全な下校ができるよう、全員が意識して歩行します。先頭を任された児童は、集団の歩く速さを考えたり、交差点で止まって車が来ていないか確認したり、「この青信号で全員が渡りきることができるのか」を考えたりと、普段の下校の何倍も神経を使いながら歩行しているようでした。
今回の地区集会で得た自分たちの課題を生かして3学期残りの期間を過ごし、そこで得た成果を次年度に繋げてもらえたらと思います。
祈りの日
今年で阪神淡路大震災が起きてから20年経つことになります。本校では、毎年、震災の日に合わせて「祈りの日」を設定し、コルベ講堂にて追悼の集会とミサを行っています。
毎年、震災を体験した教員からの話があります。
今年は、6年生担任の松居教諭からの話でした。震災が起きた日に見た光景について、また、命の尊さについて、復興へ向かっていった様子等について、震災直後の学校周辺の写真を見ながら話しました。児童は真剣に話を聞いていました。
その後、神戸市の小学校で震災復興をテーマにして歌われている「しあわせ運べるように」をBGMに、全校生でキャンドルをコルベ講堂中央にある祭壇へ奉納しました。その時のキャンドルは明るく美しく、命の輝きを表しているようでした。
そして、追悼ミサがありました。ミサの説教の中で、竹内校長先生から「自然と向き合って生きるためには人と協力し合うことが大切である」「協力し合うためにも、皆さんには相手を幸せにする生き方、優しく、赦し、励ます人であってほしい」というメッセージがありました。
震災を風化させてはいけないということ、当時まだ生まれていなかった児童一人一人の心の中に震災を経験した人々が学び、得たものが少しでも残ってほしいと思います。また、自分自身の命の尊さ、そしてそれと同じように友達や周りにいる人、生きている全ての人の命が大切であるということを忘れず、日々過ごしてほしいと願っています。
2学期終業式を行いました
12月19日金曜日、2学期終業式を行いました。長い2学期とはいえ、日々の学習活動に励むうちに、あっという間にこの日を迎えたような思いがあります。
体育館で行われた式では、まず始めに「主の祈り」をとなえ、聖歌「あめのみつかいの」を心をこめて歌いました。校長先生からのお話を聞いたあと、冬休み中の生活についての、特に「安全に留意する」ことを生活部の先生が話しました。「信号のサインを守ることにつけ加えて、その時の状況から自分で判断することが命を守ることである。」と聞きました。先生の話の主旨をしっかり理解したという表情がよくうかがわれました。
各学級に戻ると、一人ずつに通知表が手渡されました。自分の努力、成長の歩みが表現された通知表に微笑がみられました。冬休み、新しい年、3学期への希望にあふれる表情で、友だちと帰途につく子どもたちでした。
クリスマス会を行いました。
12月17日にコルベ講堂にてクリスマス会を行いました。毎年4年生がキリストのご降誕を再現する「聖劇」を披露し、キリストのみことばである聖書をいただきます。62人の子ども達が一生懸命に取り組んだクリスマス会。イエス様の降誕を祝う素敵な時間になったと思います。
その昔、アッシジの聖フランシスコがグレッチオの森でキリストの降誕劇を行ったのが聖劇の始まりと言われています。仁川学院小学校のクリスマス会では、その様子を再現してイエス様の御降誕をお祝いしています。
聖歌隊が「もろびとこぞりて」を歌いながら入場し、「しずけき」をハンドベルで演奏します。会場は美しい歌声とハンドベルの音色に包まれ、聖夜の雰囲気が漂います。
劇中劇は、マリアのもとに大天使ガブリエルがあらわれ、聖霊によって男の子を身ごもっていると告げられるところから始まります。ベツレヘムへの旅、羊飼いたちへのお告げ、大賢者の訪問と劇は進みます。イエス様の誕生の次第を、心を込めて演じました。
劇中では、全児童が歌う場面もあり、初めて参加した一年生の歌声も講堂内に響いていました。
見事に大役を果たし、大きな成長を見せてくれた4年生に、竹内神父様から祝別された聖書が贈られました。この聖書で3学期から神さまのみことばを勉強することになります。
4年生が精一杯心をこめて作り上げた聖劇を、真剣に見つめていた他の学年の子どもたちは、4年生に向けて大きな拍手を送っていました。小学校全員で心を一つにすることができ、イエス様のご降誕をお祝いできたのではないかと思います。
全ての子どもたちに神さまのお恵みがたくさんありますように。
学習発表会を行いました
2月23日(日) 学習発表会を行いました。
本年度は音楽会で、それぞれの学年が合唱、合奏を発表しました。プログラムは以下の通りでした。
2年生
斉唱 「ユアハンドマイハート」
斉唱と器楽合奏 「オリバーのマーチ」
器楽合奏 「エンターティナー」
1曲目は優しい気持ちで心をこめて歌いました。2曲目は歌とともにリズムアンサンブルも披露しました。3曲目はピアノのために作られた曲で、1度は耳にしたことがある馴染み深い曲を精一杯演奏しました。
1年生
オペレッタ 「ありときりぎりす」
器楽合奏 四季より「春」
器楽合奏 「おもちゃのシンフォニー」
子どもたちがイソップ物語のありときりぎりすになりきって、歌いながら物語を進めていきました。
2曲目3曲目では厳しい冬が過ぎて、春がやってきたことを喜ぶようすを合奏しました。
初めての学習発表会でしたが、緊張しながらも頑張りました。
4年生
ミュージカル「メリーポピンズより」
二部合唱 「チム チム チェリー」
「スーパーカリフラジリスティック エクスピアリ ドーシャス」
器楽合奏 「ラプソディインブルー」
1曲目の言葉遊び、2曲目のでたらめな単語で作った魔法の言葉、2曲とも面白い言葉を使った、とても前向きでステキな歌詞を元気に合唱しました。3曲目の合奏は4年生も大好きで、とても楽しそうに演奏をしていました。
3年生
二部合唱 「気球に乗ってどこまでも」
「アルプスの少女ハイジ」より
リコーダー二重合奏と二部合唱 「おしえて」
器楽合奏 「天国と地獄」
1曲目で初めて二部合唱に挑戦しました。2曲目では3年生で手にしたソプラノリコーダーを取り入れ、アルプスの光景を楽しみました。3曲目は色彩豊かな、お祭り騒ぎのような楽しさをリズミカルに演奏しました。
5年生
三部合唱 「風になりたい」
器楽合奏 「ハンガリア舞曲第五番」
1曲目は、日本の静かな情緒あふれる風景を、美しい歌声にのせて、風に乗って旅してまわります。2曲目は、緩急や変化が織り込まれ、シプシーの音楽を存分に演奏しました。
4・5年生
器楽合奏 「旧友」
「旧友」は本校の入学式・卒業式の入退場の際の曲として、毎年4・5年生で演奏しています。リコーダーを中心に、いろいろな楽器を使い、オーケストラの雰囲気を出しました。
6年生
三部合唱 「夢を語るとき」
器楽合奏 「民謡メドレー」
6年間、音楽の授業で培ってきた力を生かして発表しました。1曲目では高度な三部合唱を、二曲目では楽しい日本民謡に力いっぱい取り組みました。集大成となる、発表で思いと力をこめて、演奏しました。
どの学年もこの日のために、歌や楽器を練習してきました。積み重ねてきた時間の中で、児童一人ひとりが個人の上達はもちろん、みんなとの協調する喜びを味わいつつ、努力し続けました。この積み重ねの確かな結実が奏でる音色や歌声、取り組む姿に表れて会場にお越しいただいたすべての方々に感動いただくことができました。