2014年
第59回運動会を行いました
10月18日(土)、第59回運動会を行いました。先々週から先週にかけて台風の影響で週末は立て続けに天気が崩れていましたが、子どもたちの普段の行いのおかげか、今日はまさに運動会日和の快晴に恵まれ、予定通りに運動会を開催することができました。今年から、赤組と白組の2チームに分かれての対抗戦となりました。
開会式では、児童会副会長による開会宣言や優勝杯返還、1年生と6年生の代表児童による児童宣誓などを行いました。子どもたちは精一杯がんばろう!という気持ちがにじみ出てくるような引き締まったいい表情をしていました。
仁川学院小学校の運動会では、特に高学年児童にはそれぞれの役割があります。4年生はのぼりや応援旗を作り、運動会の雰囲気を盛り上げます。5年生は応援団として、応援合戦や応援歌などで各組の士気を高めます。6年生は道具係や放送係などに分かれ、運動会を自分たちで運営していきます。そうした高学年のお兄さん・お姉さんのがんばりが低学年の子どもたちにも伝わって児童席からの力いっぱいの声援につながり、全校児童で作り上げる運動会となるのです。
1・2年生のダンス「ようかいダンスパーティ」は、今流行のアニメや世界的に有名な歌手の曲などにのせて、かわいい妖怪になりきって踊りました。3・4年生のダンス「ロックンちゃっきり八木ブギ」では、ロック民謡に合わせ、子どもたちの歌声とバチの音が運動場に心地よく響いていました。5・6年生による組体操は仁川学院小学校の伝統です。会場中がピンと空気が張りつめた静寂の中、子どもたちの威勢の良い掛け声ときびきびした動き、そして真剣な眼差しで見ている人たちを魅了してくれました。
各学年によるアトラクションや徒競走・リレー、綱引きや棒取り、騎馬戦など、様々な競技で得点を競い合いました。まっすぐにがんばる姿には自然と応援の声が飛びます。どの競技もたくさんの温かい声援の中、子どもたちは楽しく、そして真剣に取り組んでいました。そしてプログラムを締めくくる各学年の代表選手による紅白対抗リレーでは、選手の子どもたちはもちろんのこと、応援する子どもたちも同じように真剣な眼差しでリレーの行方を見つめていたのが印象的でした。
また、保護者の皆様による玉入れや、幼児の皆さんによるかけっこ「ようい、どん!」も、大盛り上がりを見せてくれました。仁川学院小学校の運動会をご覧いただくだけでなく、肌で感じていただけていれば幸いです。
1日戦い抜いた子どもたちは充実感と疲れが見え隠れする中、閉会式を迎えました。激闘の末、今年度の運動会の優勝に輝いたのは白組でした。発表された瞬間、静まり返った会場が一気に沸き、赤組も拍手を送り健闘を称えあいました。お互いに一生懸命にがんばったことで、結果にこだわらない達成感があったようでした。児童会会長からの閉会の言葉にもあったように、今年のスローガン『懸命にやり感動を呼べ!』を、子どもたちは達成できたのではないかと思います。
がんばっている『つもり』を打ち破ることで感動を呼ぶことができた今日の経験をしっかりと自分の糧として、また一歩、さらにもう一歩と成長し続けてほしいと願っています。
運動会予行を行いました
10月9日、気持ちのよい秋空の下、運動会予行を行いました。
予行とはいえ、子どもたちの顔つきは真剣で、本番の運動会と同じ気持ちでどの演技や競技にも全力で取り組んでいました。この1ヶ月間、毎日練習に励んだ成果を発揮できた部分と失敗してしまった部分はありましたが、今日の反省を次に活かして、本番の運動会では最高の演技を披露できるよう残り1週間を頑張ります。
運動会本番は18日(土)に行います。皆様の御来校をお待ちしています。
仁川学院姉妹校の留学生と交流をしました
9月29日(月)6校時、オーストラリアのSt.Mary’s College Ipswichの女生徒9名が小学校を訪問しました。St. Mary’s college Ipswichは仁川学院の姉妹校であり、中には仁川学院高等学校の生徒のところにホームステイしている生徒もいました。
小学校では今回、5年1組の児童が彼女たちを迎えました。まず始めに「ようこそ仁川学院へ!」という挨拶を英語で伝えてから、お互いの国の有名な曲を教え合う活動をしました。仁川学院の子どもたちはまず、有名な日本昔話である『桃太郎』を、テレビのスクリーンを使った紙芝居で紹介しました。そしてその後、桃太郎の曲を披露し、彼女たちに教えました。
次に、オーストラリアの曲として’Home Among the Gum Trees’を教えてもらいました。歌いながら体を動かす、オーストラリアでは有名な曲だそうです。少し英語が早口の曲ではありましたが、子どもたちは知っている単語をうまくリズムにのせて歌ったり、楽しそうに体を動かしたりしていました。
最後にGuess Who Game(ゲス フー ゲーム)です。9人ごとに4つのグループを作り、その中で代表者を1人決めます。そしてその人についてのヒントを3つ提示し、他のグループがその人を当てるというゲームです。仁川学院の児童は英語で、St. Mary’sの生徒は日本語でヒントを出し合いました。St. Mary’sの生徒から、「目が緑色の人」というヒントが出たときには、子どもたちは思わず留学生の目をじっと見ている場面もありました。そのため、女生徒たちの中には照れて顔を背ける生徒も見られました。
最後に感謝の気持ちをこめて、Thanks cardを渡しました。思いもよらないプレゼントだったようで、留学生たちはとても楽しそうに手紙を読んだり絵を見たりしていました。
異文化に触れ、異文化コミュニケーションとして英語を使い、とてもよい国際交流になったと感じています。これからもこのような活動を続けていけたらいいなと思います。
「1000の祈りの灯」 本日終了いたしました
去る8月16日に予定されていた、宝塚「生」祈りのメッセージのイベント参加は台風接近のため延期となっていましたが、以前3年生の皆さんが作ってくれた灯篭をこのたび、実行委員の大野良平さんのご厚意で代替イベントに参加させていただきました。
阪神淡路大震災、そして東日本大震災を風化させない「再生」への「祈り」と「想い」をこめて9月22日(月)~26日(金)の間、本校の児童が作った作品を宝塚市役所の一階に展示していただきました。灯篭に込められた児童一人ひとりの祈りが神様にも届いたことでしょう。
8月の台風によって、宝塚観光ダム左岸一帯の「生」の文字は、川の増水で流されてしまいました。しかし、今また立ち上がり、新たな「生」の文字を製作し息を吹き込もうとしています。
儚い中にある命の尊さ、そして何度も立ち上がる人間の力強さを祈り願いながら、今後も「生」の祈りのイベントに参加していきたいと考えています。