2014年
卒業生特別授業「未来予想図」を行いました
6月20日(金)5・6校時、5・6年生児童を対象にした卒業生特別授業「未来予想図」を行いました。
本校の卒業生をお招きして、職業・仕事観についてご講演やワークショップをしていただきました。この学習を通して、子どもたちには社会や職業への関心・希望をもってもらうことをねらいとしています。それぞれの活動については次の通りです。
5年1組「仕事を考える」 第14回生 近藤 和歌子さん(株式会社インテリジェンスキーマン取締役)
仕事をする上でどんなことが大切かということを様々な視点から教えていただきました。目の前の仕事の中に自分で目標を持ち、そのプロフェッショナルとして頑張ることが次のステップに繋がるという近藤先生ご自身の体験談に子どもたちも引き込まれていったようでした。
また、社会内向性・慎重性・達成意欲・敏感性・気分性などの自己分析を行うことができる50問の適正テストでは、「先生、むっちゃ当たってた!」と大喜びでした。自分の適性を客観的に知ることができた良い機会となりました。
5年2組「ハードディスクって何?」 第25回生 川上 崇章さん(株式会社HGSTジャパン機構開発部主任技師)
5校時に「エンジニア」についてのお話、6校時にワークショップを体験させていただきました。エンジニアについてのお話では、川上さんがエンジニアの仕事を目指したきっかけやエンジニアという仕事の説明、ハードディスクの仕組みなどたくさん教えていただきました。6校時はグループに分かれて、スパゲッティとマシュマロを使って高さを競う活動を行いました。見事に成功したグループや制限時間終了の直前に失敗したグループなどそれぞれありましたが、「エンジニア」の仕事を体験できた楽しい時間となりました。
6年1組「難民についてのワークショップ」 第14回生 楢林 健司さん(愛媛大学法文学部教授)
楢林先生が実際に大学で行われている授業を体験できました。身近ではない「難民問題」を、「自分たちの問題」という視点から考えるための具体的なプロセスを、視聴教材やワークシート、グループワークを通じて実感しました。特にグループワークでは、難民を写した1枚の写真から得た感想を漢字1字で言い表すという活動に、皆が夢中でした。各グループが選んだ1字は「輝」「酷」「無」「喜」「快」。その理由も納得できるものでした。
6年2組「医療、医学研究の魅力」 第15回生 磯崎 耕次さん(医療法人社団磯崎医院理事長 近畿大学医学部、兵庫医科大学講師)
磯崎先生は近畿大学医学部及び兵庫医科大学の講師をされています。医学部卒業後の進路は、医師として医療に携わる人がいれば、医学研究者として研究に携わるなど、その道は様々です。外科医や内科医の仕事内容、クローン技術の話、現代の手術(ロボット手術)の紹介など、幅広く、興味深い話をお聞きすることができました。限られた時間ではありましたが、子ども達は興味津々でした。後半に行った心肺蘇生の実習もみんな楽しそうにやっていました。AEDの使い方もばっちりです。
6年3組「脳神経外科」 第15回生 田村 雅一さん(徳洲会病院【野崎、名古屋、吹田】脳神経外科)
授業では、実際の手術室の様子や、頭蓋骨折手術の実際の様子を見せていただきました。また、授業の後半には、模型を使った頭蓋骨の固定作業や、サージカルルーペを使った縫合の体験をさせていただきました。映像では簡単に行っているように見える手術。実際に行ってみると、なかなか作業がはかどらず、デモ体験をさせていただいた子どもたちは、改めて医者という仕事の難しさを知ることができました。そして、実際の映像を見せていただいたことから、人の命を救う医者の使命の偉大さを学ぶことができました。
今回の体験を通して、子どもたちは将来の自分を想像したのではないでしょうか。期待を膨らませて、これから益々成長してほしいと思います。
今回ご講演いただいた卒業生の皆様に感謝の気持ちを込め、今後もつながっていければ嬉しく思います。
田植え体験(5年生)
加東市の「東条山田錦の学校」にて田植え体験をしました。加東市の農林課の方や、みのり農業協同組合の方々、地元の農家の皆さんの御協力で1時間あまりで10アールほどの水田に山田錦の苗を植えることができました。
社会科で稲作の学習は終えてはいるものの、大半の子どもたちにとっては水を張った泥だらけの田に素足で入ることさえ初めての体験であったため、始めのうちは歩くこともままならぬ状況でした。
水田の端から端まで張られた紐の目印に合わせて2~3本の苗を植えていきます。
みのり農協の広報担当の方から、田植えの感想を尋ねられ、「楽しい!」とか「泥が気持ち悪い。」などと答えていた子どもたちでしたが、次第に「こんなに大変だとは思わなかった。」「感謝の気持ちが湧いてきた。」などという感想も聞かれるようになりました。
手馴れてくると初心者とは思えないような素早さで上手に植えていくことができるようになり、気が付けば用意されていた水田はすべて子どもたちが植え付けた稲でいっぱいになっていました。田植えを終えた子どもたちの表情には達成感があふれていました。秋には稲刈りに出かける予定です。
甲東ギャラリーにて書写作品の展示を行っています
甲東園駅隣接のアプリ甲東3階甲東ギャラリーにて、4,5年生の書写作品を7月18日(金)まで展示させていただいております。
書写の授業に子どもたちが書いた力作が並んでおりますので、本校へお越しの際などにぜひ足をお運びいただければと思います。(入場無料)
自然教室2日目です
6月20日(金)、自然教室2日目を迎えました。日中に比べてかなりひんやりとした空気の中、さわやかな朝を迎えることができました。
天候に恵まれたため、木漏れ日が差し込む森のステージにて朝の集いを行いました。その後、昨夜きもだめしを行ったルートをみんなで散策しました。
宿舎に戻り、朝ごはんをいただきました。今日1日のエネルギーをたっぷり補給したあと片付けも協力して行い、気持ちよく次の活動につなげます。
いよいよ待ちに待ったフィールドビンゴです。新緑が青々と輝く中、班長が持っている地図を見ながら班ごとにポイントを回っていきます。子どもたちは事前に配られたビンゴカードを見ながら、ハチ高原の自然を五感で感じることができたようでした。
森のステージに帰ってきた子どもたちは、石の首飾り作りに挑戦しました。四角い石から思い思いの形を削りだし、オリジナルの首飾りを作ります。手や服を真っ白にしながらもつるつるになるまで磨き上げ、できあがった首飾りに子どもたちは大満足の笑顔を浮かべていました。
そしてやまなみで最後のお昼ご飯をおいしくいただき、ハチ高原とお別れです。最後はやまなみのスタッフのみなさんとヤギのユキちゃんも一緒に見送ってくれました。
無事に学校へ到着しました。バスを降りた瞬間にハチ高原とは違う湿度と熱気を感じ、気候の違いを体で実感することができました。2日間無事に過ごすことができたこと、多くの人にお世話になったことに感謝の気持ちをこめて、神様にお祈りをして解散となりました。
2日間はあっという間でしたが、子どもたちにとって忘れられない思い出となったことでしょう。57回生の子どもたちは、来年の冬にスキー教室で再びハチ高原にお世話になります。そのときにはさらに大きく成長した姿を見ていただけるよう、この2日間の学びをこれからの学校生活に生かしてほしいと思います。
自然教室1日目です
6月19日(木)3年生の子どもたちが自然教室へ向かいました。今日からの一泊二日、兵庫県養父市関宮町鉢伏高原で、57回生にとって初めての宿泊行事を体験します。
学校での出発式で校長先生から励ましの言葉をいただき、バスに乗り込みました。初めての宿泊行事にみんな心を躍らせているようです。
無事にヒュッテやまなみに到着しました。宿舎前で開校式を行ったあと、目の前に広がる広々とした草原でやまなみ特製弁当をいただきました。そのあと少しの時間でしたが、草原を走り回ったり虫を捕まえたりヤギのユキちゃんと遊んだりと、ハチ高原の自然を早くも満喫できました。
そのあとはいよいよ山登りです。見晴らしの良い山道を、ひたすら頂上を目指して進みます。登り始めるときから見えていたにも関わらず、なかなか到達できないゴールに驚く子どもたちでしたが、登り切った頂上での最高の見晴らしにパワーをもらったようでした。
晩ご飯は子どもたち自身で作るカレーライスです。班ごとに協力しながらがんばって作ったカレーに子どもたちは満面の笑顔でした。おなべいっぱいに作ったカレーもぺろりと食べきり、使った道具の片づけまでしっかりと行いました。
夜のつどいの後、子どもたちが怖がりつつも楽しみにしていたきもだめしを行いました。予定時刻にはまだ空は明るかったため、時刻を遅らせてのスタートでした。思いっきり怖がった後は、西宮ではなかなか見られない満天の星空を観察しました。
子どもたちは初めての宿泊行事に全力で取り組み疲れた様子で、ぐっすりと眠りにつきました。明日も、子どもたちのがんばりが光る1日となりますように。