仁川学院姉妹校の留学生と交流をしました
10月24日(金)6校時、国際理解教育の一環として6年前より仁川学院と交流が始まったフランスのMarmoutier学園の男生徒5名、女生徒2名が小学校を訪問しました。小学校では今回、5年2組の児童が彼らを迎えました。
まずはじめに、お互いの自己紹介がありました。小学校からは代表者が英語で挨拶を行い、フランス人留学生からは英語と日本語両方で自己紹介してもらいました。緊張した面持ちはありましたが、相互にとても興味津々で、一生懸命自己紹介を行い、聞こうとする姿が見られました。
次に、TVモニターを使いながらフランス人留学生に、日本の昔話『桃太郎』を読み聞かせを行いました。代表者4名が留学生の前に立ち、話を英語で読み上げました。がんばって練習した英語が無事通じたところで、今度は桃太郎の歌を聞いてもらいました。『も~もたろさん、も~もたろさん、おこしにつけた きびだんご ひとつわたしに くださいな♪』歌い上げた子どもたちに、留学生から自然に拍手があがり、子どもたちは少し照れている様子。少し練習してから、留学生と仁川の児童が一緒に桃太郎の歌を歌いました。フランス留学生からも、フランスの曲を歌って聞かせてくれることになり、聞いていると「聞いたことある曲だな…」という子どもたちの顔…。『オーシャンゼリゼ』という曲でした。日本人が歌うのを聞くのとは『シャンゼリゼ』の発音も違うね…とつぶやく児童も見られました。
その後、留学生も含めた3グループに分かれてImitation gameを行いました。各グループで1人リーダーを決め、リーダー以外のメンバーがリーダーの行動を真似るというゲームです。他のグループはそのリーダーが誰か当てなければなりません。答え合わせは「誰がリーダーでしょうか」という掛け声に合わせて一斉に手でリーダーと思う人を指差します。途中のグループごとの話し合いで、フランス人のじゃんけんを見て日本との違いに気づく子、どうやって話せばわからず、片言の日本語で話しかけている子、様々な形で思いを伝え合う中、とても楽しいゲームになったと思います。
ゲームの後は、少しだけ異言語理解の活動を行いました。フランス語で○○ってなんて言うのか?の質問を英語で留学生に問い、答えてもらう活動です。バナナは英語と同じバナナ…イントネーションは違うような…りんごはフランス語ではアップルではないんだ…などと色々な『気づき』を体験していました。留学生からも、日本語でなんていうの?という質問があり、楽しそうに答える姿が印象的でした。
最後に、感謝の意をこめて手紙や折り紙を渡しました。Here you are. Thank you.などと伝えながら1人ずつ手渡しです。恥ずかしくて目をそらしてしまう児童もいましたが、留学生はとても嬉しそうに受け取り、すぐに読んでいました。今回の活動で、子どもたちは様々な異文化に気づき、触れることができたと思います。また、フランス人と日本人でも、英語を使うことでコミュニケーションをとることができることに気づきました。この経験がこれからの英語学習に役立てればと思います。