野上日記
2014年12月
- 2014.12.20
- |カテゴリー:野上から
Merry Christmas and a happy New Year
こんにちは、Y館長です。
ここ野上では朝から冷たい氷雨模様ですが、いよいよ今年も押し詰まってきましたね。
記念館も本日が年内最後の開館日、ということは館長ブログの更新も今回が年内最後・・・
今朝の通勤途上、うめだ阪急のメインウィンドウのスナップです・・・
この週末には、イタリア研修旅行に臨んでいた高二生が相次いで帰ってきます。それぞれの胸には多くの得難い経験と思い出を抱いてはつらつと帰ってくれることでしょう。
藤飯治平記念館も開館二年目の今年を、多くの藤飯治平ファンのあたたかい励ましのおかげで、恙無く終えることができそうです。
遠くから近くから或いは暑い中寒い中、決して便利とは云えないこここ野上四丁目にお越しくださった皆さんすべてににこころからのお礼を申し上げます。
来る年が良い年でありますよう、そして再び多くの皆さんと相まみえる幸いに恵まれますように・・・
今年一年の干支としての役割を終えようとする庭先の「はにわ号」が後ろ姿でご挨拶・・・・?!
新春は6日(火)から通常どおり開館いたします。
どうぞ良い年をお迎えください。
Merry Christmas and a happy New Year
- 2014.12.09
- |カテゴリー:野上から
藤飯治平の足跡
こんにちは、Y館長です。
イタリア北部、ヴェネツィアから100キロばかり西の内陸側にヴェローナという街があります。
シェークスピアは、14世紀のこの街を舞台に誰もが知る戯曲の名作「ロミオとジュリエット」を書きました。
藤飯治平先生は、83年の3月にこの街を訪れています。
そのときのスケッチブックに残されたヴェローナ風景・・・
ヴェネツィアは14世紀から15世紀にかけてヴェローナを支配していたのですが、92年の6月には、そのヴェネツィアを訪れています。
これは以前に紹介させていただいた、当時のスケッチブック・・・
先週、記念館にHさんとおっしゃる京都からのお客さまをお迎えしました。
藤飯治平先生の絵を何点かお持ちになっておられて、そのなかの一点がヴェローナ風景を描いたものということで、Hさんは、なんとその風景を見つけにイタリアはヴェローナまで足を運ばれたのだとか・・・!
そして、藤飯治平先生がここから描いたであろうという場所を発見し、実際に立つことができたのだとか・・・
スマートフォンに残された証拠(?)の写真をあれこれ示しながら熱心に語ってくださるHさんの楽しそうな表情に、Yもすっかり嬉しくなってしまいました!
同時にヴェネツィアも訪問されたそうですが、その動機がまたオモシロイ!
それは、敢えて冬のヴェネツィア、そう、あちこちにひたひたと水が押し寄せる、水没(は大袈裟か?)したヴェネツィアを歩いてみたかったのだとか・・・
うーん、なんかそんな発想というか思い入れ、Yも大好きですねぇ・・・・
藤飯先生も聞けば大いに気に入りそうなお話をあれこれ伺うことができた、記念館でのひとときでした。
そうそう、Hさんからはクリスマスも間近ということで、美味しそうなシュトーレンのお土産をいただきました。
イエス様のご降誕を祝いつつ、感謝の気持ちを込めていただくことにしましょう・・・
先週からの寒波もちょっとは和らいだようですが、来週からはまた気をつける必要があるのだとか・・・
平穏に過ぎる歳末であればいいですね。