野上日記
彼岸花
こんにちは、Y館長です。
明日は彼岸明けで、暑さもここまで・・・といけばいいのですが、台風の影響でしょうか、今朝から蒸しています。
それでも着実に季節は移ろい、学院の芝地の真ん中に彼岸花・・・
数年前まではもっと一面に咲き誇っていたと覚えているのですが、今年はいささか控えめ・・・年々歳々、営々と花をつけるわけでもないのでしょうか・・・
ところで、いも虫事件以来、記念館の庭もすっかり秋模様ですが、ここにも彼岸花・・・
ちょっと珍しい(ん? Yが知らんだけ?)黄色の彼岸花ですが、去年は咲かなくて、今年気がつけば見事な花を咲かせてくれました。これもA職員の日頃の手入れの賜物・・・
黄色い彼岸花は、欧米で作られた園芸用の品種らしいのですが、そのように聞けば、「彼岸花」という和名より「リコリス」という洋名が似合うと思えてくるからオモシロイ・・・・
それにしても、赤も黄色も、ちゃんとお彼岸に花をつけるところが素晴らしい・・・
Yの田舎の家からほど近い、小高い墓地の斜面いっぱいに咲いた彼岸花の群生を、その一面に拡がった朱の色を、いまでも鮮やかに瞼の裏に蘇らせることができます。
GONSHAN(ゴンシャン).. GONSHAN(ゴンシャン)..何処へゆく
赤い御墓の曼珠沙華(ヒガンバナ)、曼珠沙華(ヒガンバナ)、
けふも手折りに来たわいな。
白秋 「思ひ出」
なにかそんな野に咲く花の群生を目にする機会がめっきり少なくなりました、たとえば春のレンゲ草、夏のひなげし、秋のコスモス等々・・・