野上日記
藤飯治平の足跡
こんにちは、Y館長です。
イタリア北部、ヴェネツィアから100キロばかり西の内陸側にヴェローナという街があります。
シェークスピアは、14世紀のこの街を舞台に誰もが知る戯曲の名作「ロミオとジュリエット」を書きました。
藤飯治平先生は、83年の3月にこの街を訪れています。
そのときのスケッチブックに残されたヴェローナ風景・・・
ヴェネツィアは14世紀から15世紀にかけてヴェローナを支配していたのですが、92年の6月には、そのヴェネツィアを訪れています。
これは以前に紹介させていただいた、当時のスケッチブック・・・
先週、記念館にHさんとおっしゃる京都からのお客さまをお迎えしました。
藤飯治平先生の絵を何点かお持ちになっておられて、そのなかの一点がヴェローナ風景を描いたものということで、Hさんは、なんとその風景を見つけにイタリアはヴェローナまで足を運ばれたのだとか・・・!
そして、藤飯治平先生がここから描いたであろうという場所を発見し、実際に立つことができたのだとか・・・
スマートフォンに残された証拠(?)の写真をあれこれ示しながら熱心に語ってくださるHさんの楽しそうな表情に、Yもすっかり嬉しくなってしまいました!
同時にヴェネツィアも訪問されたそうですが、その動機がまたオモシロイ!
それは、敢えて冬のヴェネツィア、そう、あちこちにひたひたと水が押し寄せる、水没(は大袈裟か?)したヴェネツィアを歩いてみたかったのだとか・・・
うーん、なんかそんな発想というか思い入れ、Yも大好きですねぇ・・・・
藤飯先生も聞けば大いに気に入りそうなお話をあれこれ伺うことができた、記念館でのひとときでした。
そうそう、Hさんからはクリスマスも間近ということで、美味しそうなシュトーレンのお土産をいただきました。
イエス様のご降誕を祝いつつ、感謝の気持ちを込めていただくことにしましょう・・・
先週からの寒波もちょっとは和らいだようですが、来週からはまた気をつける必要があるのだとか・・・
平穏に過ぎる歳末であればいいですね。