野上日記
もうすぐ師走、クリスマス
こんにちは、Y館長です。
来週からはもう12月、師走ですね。今年の待降節第一主日は12月1日の日曜日、この日からカトリック教会ではクリスマスの準備が始まります。
昨日は京都・南座のまねきも上ったとニュースが報じていました。慌ただしくも賑やかな歳末風景のはじまり・・・舞妓はんが石畳を行き交う事始めの華やかな風情もまもなくでしょう。
仁川学院高等学校のイタリア研修旅行(2年生の所謂修学旅行)も、もうすぐ出発です。
Yには、いまから6年前、そのイタリア研修旅行の催行が可能かを探る調査のためS名誉学院長(当時は学院長)、K副校長(当時は広報室長)とともに、いまの研修コースの元となっている各地を中心に巡ったことが思い返されて感慨深いものがあります。
その三年後からスタートしたイタリア研修旅行も今年は4期を迎えるわけですが、神様のご加護の下で無事に実り多く終えられることを願わずにはいられません・・・
以前にもこのブログで、その調査旅行の際のサンピエトロ大聖堂の写真をお目にかけたことがありましたが、こたびもちょびっとYの個人的なセンチメントにお付き合いいただいて・・・
夜露に濡れた早朝のサンピエトロ広場・・・先の方に小さく見えるのがS名誉学院長とK副校長・・・
生徒たちのローマでの宿泊場所となるカトリックのシスターたちがお世話をしてくれる宿泊所の、その入口で迎えてくれる「馬小屋」です。
ほぼ等身大と云っていい立派なもの。
Yが訪れた時はまだ準備中で、イルミネーションに灯りも入っていませんでしたが、今年の生徒たちが訪れるときにはさぞかし暖かい光で満ちていることでしょう・・・
聖フランシスコにとって最も大切な場所のひとつであるリヴォトルト教会。内にある聖なるあばら屋は当時は修理中で見ることができなかったのですが、「馬小屋」は飾り付けの最中を見ることが出来ました。
聖フランシスコとその弟子たちは、13世紀初頭に教皇から会則の認可を得てローマから戻るのですが、戻って最初に住んだのがリヴォトルトのあばら屋でした。そのあばら屋を保存するために作られた教会です。
ただ、アシジの城外を外れた郊外となるので、研修旅行では訪れないのかな・・
訪問先に入ってる(と思うのですが)同じく城外ですが新市街の中心に聳えるサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会の内に保存されているポルツィウンコラ礼拝堂と並ぶ聖地です。
リヴォトルトとは「曲がりくねった川」という意味だそうですが、この小さな川がそうでしょうか、教会前からかなたにアシジの街が望めます。
と、研修旅行を意識した解説(?)はこれまで・・・・あとはYのへそ曲がり紀行でも・・・
これ、イタリアで出稼ぎに精出すキティーちゃん!
いやぁ、日本の観光地でも見掛けないことはないキティー・グッズですが、ここペルージャの目抜き通りでも、ショーウィンドウを独占!
フィレンツェでの宿泊はアルノ川に面したホテルでしたが、そのアルノ川の岸辺にテントを張って行商をするロマ(以前はジプシーと呼ばれていた)の人々の光景・・・商っているものは、装身具や袋物やと思うのですが、なんかようわかりませんでした・・・
そのホテルの近所をまだ明けやらぬ黎明に散歩したところ。新聞スタンドだけが開いていて、このあと覗いてみましたがもちろん日本の新聞などあるはずもなく・・・Yにはとんと用事がありませんでした・・・店主のおじさんは忙しく動きながら何やら声を掛けてくれるのですが、こっちは「チャオ、チャオ」一辺倒、情けなぁ~
同じくフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(通称フィレンツェのドゥオーモ)美術館にある、もうひとつのミケランジェロのピエタ・・・もうひとつはどこにあるか、皆さんご存知ですよね、特にこれから出掛ける生徒諸君は・・・
こちらは作品を遮るガラスケースもなく、そうとなれば見えないところを見たいもの・・・どうしても背中が気になって裏に廻ったわけですが・・・
突然、何かが作動したようないやあな予感に襲われて、ふと頭上を見上げると、壁の隅に裏には廻り込むなといった警告が・・・
というわけで、これを見学する際は、心ある生徒諸君は決して裏を見ようなぞとは考えないように・・・ホンマ
と、こう書いて思い出しました! そうそう、単に後ろに廻っただけでなくその背中を撫でてみようとピエタを取り巻く黒い鉄枠の内側に手を差し伸べた途端に警報が鳴ったのでした・・・ゴメンナサイ
ローマはスペイン広場のジェラート屋さんのデコレーション、めいっぱい派手でした・・・となりには真っ白なランボルギーニが路駐していて、その車とはまったく関係なさそな「ちょい悪おやじ」風が、Yの耳元で「これは高いんやで」と、どういうわけか英語で囁いてくれました・・・何やったんやろ?
特に意味は無いのですが、抜けるような青空と壁の色が「あぁ、イタリアやなぁ」と思いながらシャッターを切りました。
いま、見返してみると、結構、藤飯治平先生のイメージと重なったりして・・・まぁ、単なる自己満足ですが。
というところで、また来週・・・
最後に、ここ仁川学院藤飯治平記念館の「馬小屋」をご披露しましょう、A職員の心尽くしです。