野上日記
それぞれの夏
こんにちは、Y館長です。
ここしばらく夏季特別休館とさせていただいておりましたが、昨日から、平常どおり開館しております。
それにしても残暑厳しく・・・という言葉も聴き飽きた、言い飽きた感が先にくる連日の猛暑日、みなさまにはどのような「夏」をお過ごしでしょうか。
「日本の夏」から思い浮かぶもの・・・
それぞれの世代や環境や境遇でそれぞれの数の「わたしだけの日本の夏」があることでしょう。
夏休み、夏祭り、花火、高校野球、キャンプ、合宿、帰省、お盆、旅立ち、出会い、別れ、簾、西瓜、浴衣、水着、麦わら帽子、蝉、朝顔、夕立、そして、忘れてはならない「鎮魂の夏」・・・
仁川学院藤飯治平記念館の「主人」である藤飯治平先生は、画家と教師という二足のわらじを履いておられました。
そのためもあってでしょうか、学校の夏休みの期間等を利用して、取材のための旅行に出ることが多かったようです。
記念館には、そんな藤飯治平先生の取材旅行の証ともいうべきスケッチ・ブックがたくさん残されています。
内容を整理したうえで、みなさまにも鑑賞いただける機会をできるだけ早く整えたいと考えています。
わたくしごとですが、この夏季休館の間を利用させていただき、東京に暮らす孫たち(小学二年生を頭に四人!)に爺の存在を知らしめに上京してまいりました。と偉そうに書いてますが、なんのことはない、通い妻ならぬ通い爺・・・権威もなにもあったもんではなく、単なる「お小遣い配達人」でして・・・そんなトホホな、キンチョーの夏、んっ?もとい、カンチョーの夏でした。いやぁ、美空ひばりが懐かしい・・・