野上日記
冬薔薇
こんにちは、Y館長です。
昨日、スーパーゼネコンの一翼を担うS建設のO部長が仁川学院藤飯治平記念館を訪ねてくれました。
O部長には、仁川学院創立50周年記念をした小学校、中学校、総合体育館等の整備事業の設計を担当していただき、それは現在の校舎群(西宮市甲東園)に見事に結実して、仁川学院の教育を施設面、環境面から日々支えてくれています。
以前にこのブログでもご紹介した仁川学院小学校の「聖母マリアのグロッタ」をはじめとして、通学路の「大スロープ」、中庭の神とつながる「宇宙軸」、武道場・温水プール・アリーナを一棟に集約した「総合体育館」、オープン教室を基調とした「小学校」、職員室の壁をなくし廊下をも学びと集いのスペースとして活用した「中学校」等々、挙げればきりがないのですが、それらに献身的に関わってくださり、無謀とも云えるこちらの要求にも終始大人(たいじん)の風格をもって相談に応じていただきました。
この記念館には開設したばかりの夏の盛りにも、学院工事中はO部長の片腕として実務にあたっていただいたN女史ともども訪問してくださったのですが、そのN女史に昨年11月、無事に新たないのちが授かったとお聞きしたこともYには嬉しいことでありました。
昨日は、阪神間と云わず日本人としては忘れてはならぬ「あの日」から19年目を迎える日でもありました。
悲惨とそれに続く苦難、それらを乗り越えてある現在(いま)を想うとき、つなぐべき「新たないのち」誕生の報に接することができたのは、日頃もの思わぬ(?)Yにも、何かしら考えさせられることでありました・・・
さて、前回ご案内さていただいたギャラリー プチフォルムで開催されている「藤飯治平展」を早速拝見してまいりました。
藤飯治平先生の70年代から亡くなる直前まで、その画業を一堂に俯瞰できる作品が取り揃えられており、圧巻でした。
なによりギャラリー・オーナーはじめスタッフの皆さんの藤飯先生に対する敬慕の思いが展示に溢れていて清々しい思いで拝見することができました。
また会場では、この記念館開設にあたって多大のご貢献をいただいた弁護士のT先生にも久方ぶりにお目にかかることができ愉しく有意義なひとときを過ごすことができました。
なお、掲載した藤飯治平展の様子は、当日カメラを忘れた「おとぼけY」に代わってプチフォルム看板スタッフのFさんに撮っていただきました。Fさん、ありがとうございました!
改めて、藤飯治平展のあらましをご案内しておきます。
開催場所 ギャラリー プチ フォルム
大阪市中央区平野町4-6-15
電話 06-6231-2302
※ 最寄り駅は大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」13番出口です。
開催期間 1月10日(金)~2月8日(土)※日、祝はお休みです。
午前11時~午後7時(入場は午後6時30分まで)
画廊ホームページ http://www.p8600.com
寒き日に 濃きくれなゐの 薔薇を愛で しばらくにして 昼寝ぬわれは 茂吉