野上日記
京都(みやこ)の一日
こんにちは、Y館長です。
先の日曜日、所用があって京都を訪れました。
目的はこれでした。
四条は南座での長唄の会・・・
お囃子連中として居並ぶのは宮川町のお姐さん方。
実は何を隠そう(別に隠すような大したことではないのですが、ここはちょっと勿体つけさせていただいて)Yには、「三味線」という、なんとも奥ゆかしい(自分で言うか?)趣味がありまして・・・
かれこれ十数年のキャリアですが、腕前は、まぁ、人里離れた一軒家を閉めきって、がよろしいようなことですが、相弟子の方たちには凄腕のひとも多く、プロとして活躍されている方も相当におられます。
ここ数年は師匠の健康上のこともあって、お稽古から遠ざかっているのですが、お仲間のひとりが、京都の杵屋某の門弟で、そのお浚い会を兼ねた催しに招かれたというわけで・・・
Yの三味線は、使う三味線は細棹と呼ばれる長唄三味線ですが、一般には端唄(はうた)と呼ばれるジャンル。
長唄の合方(あいかた)と呼ばれる三味線の独奏部分も浚ったりはしておりましたが・・・まぁ、長唄よりはもっとお手軽なものですが、こちら長唄は一曲十数分から、曲によっては二十分はゆうに掛かろうかという本格派。
番組には宮川町や上七軒、祇園甲部の京都花街のお姐さん方もにぎやかに出演されていて、客席には本衣装の芸姑さんのお姿も・・・きれいおすなぁ・・・
引けて南座を出てみると、初春の雪がちらほら・・・いやぁ、こっちもよろしおますなぁ・・・
ところで京都と云えば、藤飯治平先生の母校は、あの!京都大学!!
証拠(?)の卒業証書・・・成績証明書はまだ発見に至っておりません、念のため!
所縁の方々から伺うと、藤飯治平先生はもともとは建築家の道に進みたかったとか。
ただ京大には工学系の建築部しかなく、物理、数学が苦手なため、経済学部で間に合わせた(!)のだとか・・・
普通の人(でえぇですよね?)であるYには、「経済学=(限りなく)数学」という等式が成り立つと思われるのですが、まぁ、偉い人の頭の中は想像も及びません。
そんな先生が描く京都風景、しばしご覧ください。
京大の時計台
嵐山は渡月橋
御室は仁和寺
銀閣寺逍遥
気がつけば一月も今日が晦日、節分もすぐそこに・・・
ギャラリー プチ フォルムでの「藤飯治平展」も一週間を残すのみとなりました。
ぜひこの機会に、記念館の所蔵品から伺われるのとはまた趣きの異なる藤飯治平画伯と出会っていただければ嬉しいですね。
巷では、ノロウイルス、インフルエンザが流行の兆しとか。
ぜひご自愛いただき、また来週!