野上日記

異国情緒

こんにちは、Y館長です。
 
早くも3月の声を聞きました。
 
先週の金曜日は、仁川学院高等学校第50期生209名が卒業式に臨みました。
 
前日の雨模様から一転しての晴々とした日差しのなかで、多くの祝福を浴びながらそれぞれが目指すつぎのステージへと力強い一歩を踏み出したことと思います。
 
そんな巣立つ子らのひとりひとりに、仁川学院教職員が抱く想い・・・
 
 
◯◯△△を先生と呼ぶ子らがいて仁川学院高等学校
 
 
なんて、パクリで失礼しました!
 
本歌は、一世を風靡したので、ご存じの方も多いでしょうね、
 
 
万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校
 
 
そう、俵万智『サラダ記念日』の一首でした・・・
 
余談ですが、Yの出身高校も橋本高校。神奈川県立ではなく和歌山県立ですが・・・
 
 
先週の木曜日と土曜日、遠来(なんと中東から!!)のお客様を奈良・京都へとご案内する機会がありました。
 
あいにく両日とも雨模様でしたが、そぼ降る古都の趣きは、生粋のアラブの民にもなにがしかの感興を感じていただけたのではないでしょうか。
 
奈良は、斑鳩の法隆寺から東大寺、春日大社、京都では東寺、金閣寺、龍安寺、嵐山・・・
 
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ご案内できる時間に限りがあることとて隔靴掻痒の感は否めないのですが、それでも法隆寺では五重塔、金堂と巡っていただき、中宮寺では例の、アルカイックスマイルの典型とされる半跏思惟像(お寺では如意輪観世音菩薩と伝えているようですが、研究サイドの定説では時代から観て弥勒菩薩であろうと)とも、ゆっくり対面する時間が取れたことは、Yにも嬉しい事でした。
 
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京都の金閣寺や、龍安寺石庭は、Yにはひょっとして小学校の修学旅行以来ではなかったかいなぁ・・・と穴があったら入りたい心境を抱えながら、おのぼりさんで一緒に楽しませていただきました。
 
 
藤飯治平先生も、中東へはたびたび取材旅行で訪れたようです。
 
そのときの成果が、「バベルの塔」や「ソドムの町」、「大洪水」といった大作に結実したものでしょう。
 
その旅のいくらか(或いは全部かも)には奥様の月見さんも同行されたことでしょう。
 
藤飯治平先生とご結婚された後の月見さんは、画家として描く筆は折られたとお聞きしていますが(小さい子どもたちに教えてはおられました)、これはそんな月見さんが描き記念館に残された貴重な絵画・・・
 
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アラブの女性でしょうか、エキゾチックな中にも凛とした眼差しに強い意志が表現された素晴らしい作品だと思います。
 
「人物画は月見さんのほうがお上手やね」・・・そんな囁きが何処からか聞こえてくるような・・・・いえいえ、決してYが言ってるわけではありませんよ、ただ、そんな噂もちらほら・・・あれっ、天国で藤飯治平せんせ、くしゃみしてるかな?
 
 
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