野上日記

開花便り

こんにちは、Y館長です。
 
野上は今日も雨・・・・と三週続けて書き出すのが憚られて(?)昨日の更新を躊躇し本日の更新となりました・・・
 
昨日の雨は上がりましたが、空は鈍色の花曇り・・・吹き渡る風はしっかり春の衣を纏っているようです。
 
 

ここは花曇りにかけて、しばし「桜、さくら、サクラ」のおうわさでも・・・・
 

今朝の学院敷地内の「桜」あれこれ・・・
 
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中高側中庭の真ん中にあって、行き交う生徒たちを見守る大木。
 
 
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小学校側通学路南門そばで、登校する児童生徒を迎え、見送る優しい木立。
 
 
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仁川教会マリア館前で、登園する園児や保護者に微笑みかける花びら。
 
このところの暖かな雨で一気に開花が進んだようで、うーん、入学式まではどうでしょうか?
 
マリアの園幼稚園の園庭脇にも可愛らしい若木があるのですが、こちらは今朝はまだしっかり眠ってるようで、それでも目覚めはすぐそこでしょう。
 
 
Yなどは、若い頃にはサクラを能天気に「好きな花」と言い切ることにどこかしら抵抗があって、あの気持は何だったでしょうか。
 
散り際儚いとされるイメージとか、あるいは「桜の木の下には屍体が埋まっている」と云う基次郎や、「桜の森の満開の下」に妖しい鬼女を見た安吾、或いは能の西行桜のものがたりを意識してのことだったのか・・・まぁ、若気の気取りというかつっぱりと云うかそんなところが真相だったかも。
 
それでも、この歳になると虚心坦懐に美しいと感じ、その美しさに重ねあわせて「ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ」を衒いなく口誦する心もちにも・・・
 
 
ところで、藤飯治平先生が記念館に残された作品中にサクラを見つけることはできませんでした。庭の木々にもサクラはありません。いつの日にか、ふとしたことで先生のサクラ観に出会う機会があれば愉しいだろうと思いつつ、また来週!
 
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こちらは本日の付録! Yの住まいの近く、中之島は大川端、大阪市中央公会堂前の「今朝のサクラ」です・・・
 
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