野上日記
夏の盛に・・・
こんにちは、Y館長です。
教育に関わる者にとって、というより次代に責任を負う立場のすべての者にとって座視できない出来事が報じられ、その混沌・凄惨たる闇の向こうに一体何が潜み牙を向いているのか・・・・
胸が痛むだけでは済まない「何か」を突きつけられているように思います。
それでもここ野上には、変わらぬ真夏の新しい息吹がそこかしこに見つけられます。
昨日、生け垣の蔓に見つけた「あおむし」・・・今年もしっかり登場してくれました。
こちらは、その「あおむし」くんの今朝の様子・・・
とにかくその食欲には舌を巻かざるを得ません!
一体、何の幼虫かとネットを巡ってみると、どうやらオオスカシバというクチナシを食生とするスズメガの一種であるらしい・・・
あおむしの尾に一本の角があるのは蝶々ではなく蛾であることも知りました。
成虫は、その名の通り羽が透明な昼行性のちょっと変わった蛾であるらしい・・・
同じ庭で今年生まれた新しい命の印、印、印・・・・
一匹も庭にはとどまってくれず、何処の木立で鳴いているのかな・・・
蝉の一生は儚さの極・・・・
やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 ―芭蕉―
そうそう、「人」の意を固有名詞から普通名詞に置き換えてみれば何やら現代(いま)の世相を思わせるこんな歌もありました・・・
蝉の声聞けばかなしな夏衣 うすくや人のならむと思へば ―紀友則―
この「夏」がこれからも永遠に巡り来る「夏」の変わらぬ一景色でありますよう・・・
ところで、仁川学院藤飯治平記念館は、「お知らせ」でもご案内のとおり8月10日(日)から8月17日(日)まで、夏季休館日とさせていただきます。