園長メッセージ
一日一日、一瞬一瞬。
こどもたちのかけがえのない時間を
たいせつに。
マリアの園幼稚園は、イエス様の教えにもとづいた「あいしあい、たすけあい、ゆるしあう」という3つのことばを大切にしています。子どもたちを見ていると、人間にはもともとそういう心が備わっていることを実感しますが、それをしっかりと育てていくのがわたしたちの役目です。
そのためにわたしが日ごろから心がけているのは、子どもたちの笑顔を絶やさないようにすること、そして「神様からも親や友だちからも愛されている大切な存在」であるということを、さまざまな場面で子どもたちに伝え、感じてもらうことです。子どもたちは、愛されることを通じて、人を愛し大切にすることを学んでいきます。
キリスト教の神は、わたしたちがどのような罪を犯しても見捨てずゆるしてくださいますが、子どもたちにとっては「ゆるされる」という経験がとても大事です。子ども同士、時にはケンカをしたり、思わず相手を傷つけてしまうこともあります。そんな時、もし謝ってもゆるしてもらえなかったら、どんなにつらいでしょう。「ゆるされる」という喜びを経験してこそ、素直に謝ることもできるし、相手を「ゆるす」こともできるようになるのです。
子どもたちにとって、一日一日、一瞬一瞬が、かけがえのない貴重な時間です。どうぞたくさんほめて、たっぷりと愛情を注いであげてください。そして、一人ひとりの子どもたちが秘めた可能性を見出だし伸ばしてあげられるよう、わたしたち保育者と語り合い力を合わせて、ともに育んでいきましょう。
仁川学院マリアの園幼稚園
園長 赤尾 満治