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仁川学院中学校では、国語科の授業の中で「コミュニケーション学」を導入しています。
ふだんはアカデミアコース・カルティベーションコースにわかれて授業をしていますが、コミュニケーション学ではコースを混合しグループ活動を行います。
今回は、中学1年生での授業風景をご紹介します。
まずは、与えられた課題に対し、個人で考えます。
次に、グループで話し合い、結論を出します。
ただし、話し合いにはルールがあります。
1.じゃんけんはダメ!
2.多数決もダメ!
3.詳しい人がひとりで仕切るのもダメ!
4.黙っている人をひとりでも放置するのもダメ!
5.必ず全員で納得して決める!
グループ内でしっかり話し合いながら決めること。それがコミュニケーションです。
制限時間を頭に入れながら話し合い中……。
「なんとなく」ではなく「~だから」という根拠がないと、5人が納得することはできません。
しかし、時間が進につれ、少しずつ発言の数が増え、ゴールが見えてくると、表情や動作が変わっていきます。
正解を見ながら、採点。最後は、振り返りをタブレットに記録して提出します。
【生徒の振り返りより】
・もちろん同じ意見もありましたが、自分では思いつかない、まったく違う意見も多く、グループで話し合ったら自分の考え方も変わりました。自分の考えも大事ですが、それを他の人に伝えることが大切だと思いました。
・ひとりで答えを導き出すよりも、グループで「なぜその答えなのか」を考えながら話し合えば、より正解に近づくことができるということを学びました。
なお、10月17日実施の授業体験会でも同様の授業を実施します(小学校5・6年生対象)。グループワークは不安かもしれませんが、ふだん授業を受けている中学生がサポートしますので、心配ありません。ぜひご参加ください。