学校行事
今年度の高3黙想会は、カトリック大阪梅田教会と上智大学大阪サテライトキャンパスで行いました。
コロナウイルス感染予防対策として、5月6日(1・2組)、10日(5~8組)、11日(3・4組)の3日間に分けての実施となりました。
普段とは違う空間と雰囲気の中、しばし日常の喧噪を離れ、生徒達は一日かけてゆっくりと自分自身に向き合いました。
黙想会の目的は「17歳の決断の内省」を深めること、そして、実りある進路決定に繋がる選択をすることにあります。これからの進路を定めるにあたって、まず自分自身の「今」と、その「今」につながる自分の道程を振り返ることがとても大切です。そのために、これまで宗教の時間やHRの中で事前学習を行ってきました。そして、この黙想会を通して深めた「17歳の決断」をカードに記入し、思いを新たにしました。
永尾学院長からは、「難しい時代を迎えています。自分に与えられている使命を見つめ、より良い生を目指して生きてほしい」というお言葉を頂きました。
最後には、書き留めた「17歳の決断」を胸に、全員でミサを行いました。ミサの中では、各クラスを代表が自分の夢や将来への決意を力強く発表し、祈りとして捧げました。そして最後に、生徒達は一人一人、神父様から按手(頭の上に手を置いて神の特別な祝福を願うもの)を頂き、祝福のうちにこの黙想会を終えました。
この黙想会を通して、生徒達は「自分の人生」と向き合い、自分の軸を固めました。終わった後、彼らが見せた表情から、その充実した様子がうかがえました。また、彼らは本当に高い意識を持って、今回の黙想会に取り組んでいたように感じました。
今回の黙想会で得た実り、そのがんばりを一過性のものとしないよう、引き続きサポートしていきたいと思います。