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H.R.では定期的に人権学習に取り組んでいます。
まずは、「人権ってなに?」というそもそも論から……。
全国中学生人権作文コンテスト入賞作を読んで、考えます。今回のテーマは「リスペクト アザース(他者を尊重する)」。両親が日本人ながらもアメリカのサンディエゴで生まれて、10歳半まで過ごした中学3年生の作文です。
作文を元にした動画も参考に。
「リスペクト アザース」は、サンディエゴの保育園や幼稚園、小学校に通っている間、先生たちから何度も聞かされた言葉。サンディエゴには、いろんな人種の人がいます。トラブルが起こったときに、必ず先生は「リスペクト アザース」と言って反省を促しました。
しかし、作者が日本の小学校に通い始めたとき、そこには「リスペクト アザース」の世界はないと感じました。どういうところからそう感じたのでしょうか。
そして、今後「リスペクト アザース」の世界を作りあげるために、自分ができることは何があるでしょうか。具体的に考えました。
今回はテーマをひとつにしぼりましたが、もちろん人権学習はこれだけではありません。夏休みの課題で、人権作文を書きます。その作文には、いろんな観点からの人権について考えたことを表現していきます。
「人権学習」と銘打って時間を割かなくても、学校生活、そして社会生活において、毎日が人権について考えていく機会の連続です。普段はあまり意識していませんが、この夏休みには、作文を通してしっかりと「人権」に向き合ってほしいと願っています。