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10月末に「環境デザイン」として作った花の寄せ植え。全部で36もの鉢は、花を散らしてはつぼみをつけて……をくり返しながら、寒さにも負けず学校の空間を華やかに魅せています。
今回は、その花を活用して、心のこもったを贈り物を作成することになりました。
まずは、寄せ植えの鉢から、花びらと葉を切り取ります。植物を傷めないように、慎重にハサミを入れました。
切り取った花と葉を押し花にします。通常は重しを置いて数日間かけて水分を飛ばしますが、仁川の森では科学の力を活用。キッチンペーパーやダンボール、輪ゴムを使い、花と葉を押さえつけて、電子レンジで1分少々加熱。すると、あっという間に押し花が完成しました。
この押し花を台紙に並べてデザインします。花と葉のバランスや色のコントラストなど、学年・クラスを超えた班のメンバーと相談。そして、本などに挟むしおりを1人1枚作成。同じものは1つもない、オリジナリティーあふれるしおりができあがりました。
実はこのしおり、自分が使うために作ったのではありません。
12月17日から始まる中高で始まるクリスマスウィークで、高校1年生が学院近隣の介護施設を訪問します。その際に、施設に通う皆さんにプレゼントする予定です。
どの生徒も、皆さんに使っていただくために、丁寧に作品を仕上げていました。まさに「心のこもった贈り物」です。
自分たちが寄せ植えし、水と肥料をやって育てた花。それを押し花にし、デザインして作ったしおり。生徒たちがたっぷりと愛情を注いだしおりで、施設に通う皆さんに喜んでいただければ、私たちも「和と善」という仁川学院の建学の精神に少し近づけたと喜び合えると思います。