学校行事
4月21日(木)コルベ講堂にて、高校1年生を対象に佛教大学副学長兼教育学部教授の原清治先生に講演をしていただきました。
事前の人権学習についてのアンケートから、仁川学院生に寄り添った人権の大切さについて学びました。
『楽しい学校生活を送ることは平等であり、干渉されるものではない』という冒頭のメッセージは、全生徒に響きました。
コロナ禍における「マスク」や「オンライン授業」の実態を通して、集団による考えや同調圧力の怖さから引き起こされるネット利用や友人関係について、話が展開されました。
たとえ悪意がなくてもいじりの中には他者を傷つけている場合がある。いじられている人は不快に思う気持ちがあってもそのキャラを演じざるをえない側面がある。昨日は楽しくても、今日も楽しいとは限らない。人権侵害の問題はニュースで取り上げられるものが特別なことではなく、どこでも誰にでも起こりうること。良い学校生活、良い学年で卒業するためには、一人ひとりが互いに尊重し合うこと、協働的に取り組むことが必要不可欠、といったお話をいただきました。
時折ユーモアを交えつつ、実例に裏付けられた講演会は、生徒自身が客観的に振り返る機会を与え、本質について考えることができる有意義な時間となりました。