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【中学】学校で育てた野菜をコープさんで販売!

2023.07.18

 総合学習の仁川の森(園芸プログラム)で昨年の後期から始まった「ベジくんハッピープロジェクト」(ベジくんは、仁川学院中学生が生み出した仁川の森の公式キャラクターです)。園芸の活動を通して地域に貢献することで、地域の人も仁川学院中学生もハッピーになるプロジェクトです。

 その目玉企画は「大市ナス」の栽培。仁川学院の近く、西宮市の大市地区で栽培されてきた伝統野菜の大市ナスですが、近年は栽培する農家が減少し、今では農家の松山嘉次さんのみが生産しています。このままでは大市ナス絶滅の危機…。そこで、仁川学院中学生が松山さんのご自宅を訪問し、大市ナスについてのお話を伺って貴重な種を分けてもらいました。

 

 

 

 

 

 種から育てた大市ナスが、見事に実をつけました。初めての収穫日には、たくさんの放送局や新聞社が取材に訪れ、テレビのニュースや新聞で取り上げられました。

 そして、7月17日の海の日には、コープ甲東園店さんのご厚意でスペースをお借りすることができ、販売することとなりました。

 野菜は何と言っても新鮮さが第一。販売する日の朝7時過ぎに、係の生徒が集まって収穫。

 

 

 

 

 日差しの強い中での作業でしたが、ぎりぎり気温が30℃に達する前の時間だったのがせめてもの救いでした。

 

 

 

 

 野菜を入れる袋には、ベジくんのシールを貼ります。自分たちで生み出したオリジナルキャラクターなので愛着があります。

 看板も手作り。

 

 

 

 

 ぜひ食べてもらいたい大市ナスだけでなく……、

 

 

 

 

 広く普及している「千両二号」という品種のナスも仁川学院の畑で栽培しています。見た目や味など、大市ナスと比較すると違いがよくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 豊作のピーマンに、ミニトマト、そして今年初挑戦のゴーヤ。白いゴーヤもあります。

 

 

 

 

 予想以上の収穫量で準備に少し時間がかかり、予定よりも30分遅れで販売開始! 

 

 

 

 

 なんと、こんなにもたくさんの方が販売を待っていてくださいました。

 売り場でただ待っているだけではありません。コープさんの入口でお客さんをお迎えし、仁川学院の販売スペースへとご案内。営業も大切です。これぞ本当のキャリア教育。

 

 

 

 

 一番人気はやはり大市ナスで、販売開始1時間で売り切れ。その他の野菜も3時間でほとんどが売れました。売上は全額寄付する予定です。

 最後は店長さんに深々とお辞儀。お客さんに店長、従業員の皆さん、栽培にアドバイスをくださった松山さん……、地域の方々の多大なご協力があったからこその成果です。感謝しかありません。

 

 

 

 

 お客さんからは「今度はいつ販売するの?」というご期待や励ましのお声をたくさんいただきました。まだ未定ではありますが、9月の学院祭での販売などを検討しています。

 

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