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「探究」の授業は、本来は高校のカリキュラムに入っています。しかし、仁川学院では中学校のアカデミアコースでも探究の授業を行っています。
自ら課題を見つけ、仮説を立て、検証する――探究における「課題発見型学習」のサイクルは、アカデミアコースで大切にしているものです。
中学1・2年生は「探究基礎」として、5人のグループを作って進めます。グループは1・2年生混合です。2年生はすでに昨年の経験がありますから、1年生をリードしながら活動ができます。
実験やアンケートを実施し、それを分析。最後は、模造紙1枚のポスターにまとめました。今日は、そのポスターを使っての発表(ポスターセッション)です。
4月のスタートから今日まで要した時間は合計18時間。最初に立てた問いを白紙にして新しい問いを立てたグループ、実験に失敗して放課後にやり直したグループ、まとめたものの先生から指摘を受けて再考を余儀なくされたグループ……。順調にいかず試行錯誤することこそ探究の醍醐味。
今日のポスターセッションは中学3年生が聴衆に加わりました。発表は5分間、その後に質疑応答。3年生はさすがの貫禄で、鋭い質問が出されます。それに臆せず返答するたくましい1・2年生の姿も見られました。
2学期からはグループのメンバーチェンジをして新たな探究が始まります。1学期の経験が活かされてさらに奥深い探究となることを期待しています。
【1学期 探究基礎 一覧(共通テーマ「水」)】