学校行事
7月29日(月)、中学アカデミアコースの学習合宿がスタートしました。
この学習合宿は、高い目標を持つアカデミアコースの仲間たちが、日常から離れた空間で互いに競い合いながら学習し、寝食を共にすることで学年を超えた絆を深めていくことを目的として、毎年夏休みに行っており、今年で11回目を迎えます。また、普段の学校の授業では体験できない授業や講義を受けることで、各個人の「興味・関心の幅を広げる」ことを目標としています。
宿舎は、京都知恩院の宿坊「和順会館」です。
3年生の代表が宿舎の方にご挨拶。合宿への意気込みを伝えました。辻野教頭先生からは、3日間の合宿を始めるにあたり学ぶことの意義についてお話しがありました。
まずは、教科融合問題のスペシャル講義。普段の授業で学んだ各教科の知識を合わせて使いながら、そして理解を深めながら応用問題を解いていきました。
次に特別講演会として、全国過労死を考える家族の会代表の寺西笑子さんと、弁護士の古川拓さんにお越しいただき、「働くこと」「過労死」「労働に関する法律」などについて考え学びました。こちらも普段の授業ではなかなか扱えない題材ですが、周りにたくさんの働いている人がいて、実際に将来自分が働くことになるので、とても身近な問題として考えなければならない問題です。まさに、今回の学習合宿の目標である「興味・関心の幅を広げる」によく適した内容でした。
食事、入浴の後も研修があります。中学3年生が11月に行われる発表本番に向けて行っている探究の中間報告会を行いました。1・2年生はこの報告を聴いて、浮かんできた疑問を3年生に質問していきました。3年生はそれに回答しながら、自分とは違った視点で発表を見てもらうことで、この意見を今後の探究の糧にしていきます。
1日の最後に、本日の学習を振り返り、自分の課題を見つけて明日の目標を設定しました。そしてそれらをしっかりとしおりに記録して1日を締めくくりました。
明日は朝5時に起床。5時半から知恩院の毎朝晨朝法要(朝のお勤め)に参拝する予定です。