学校行事
7月22日(月)~25日(木)、西脇ロイヤルホテルで学習合宿を行いました。
3泊4日で40時間。この「量」的な達成感をまずは、どの生徒も持って帰れたことを喜ばしく思います。予定表では40時間超ですが、朝の開始前に、食後の休憩に、夜の希望者タイムに、少しでも時間を捻出して、自分ならではの出来高を上げようと格闘する姿が印象的でした(所々、疲れて休憩が多くなる場面も、あるにはありましたが…)。
次に「質」。ただ問題を解いていくだけではなく、そこに主体的に関わり、弱点を見出し、教科の先生を質問攻めにする「自分の現状に沿った、もう一段上の学習」を、多くの人が体験しました。普段は恥ずかしがって訊くのを遠慮してしまう小さな疑問のヒントや学習の見通し、克服法など、必要なものを得るために一歩踏み出し、「訊いて良かった!」と良い笑顔で席に戻る姿が多く見られました。
さらに、バランス。国公立型は限りある時間を5教科7〜8科目+情報に配分し、成果を上げねばなりません。たっぷりの時間があれば容易なことも、時間と気力・体力の限りあるなかで実践するのは難しいもの。その実践に要するエネルギーの大きさに直面しながら、ひたむきに科目を変えて息抜きし、集中力を保ちました。
コース主任から「受験生として、疲労回復、睡眠、栄養までひっくるめて、自分を創っていく」というメッセージを受け、時間の区切り方や朝食に摂るべき栄養素、量などにも新しい学びを得たようです。高2時代の合宿では、食べ過ぎによる体調不良、寝坊遅刻などがありました。今回は、全員が心身を整え、時間を管理し(自習開始の促し一切なしで)、学習に向かう場作りができた点に、大きな成長を見ることができました。
「来年の共通テストまで、あとジャスト半年」の日に始まったこの夏休み、残り4週間をどのように過ごすか。未来は私たちの手の中にあり、今から鮮やかに創っていける。そのことを忘れず、勇気と誇りをもって、ともに歩んでいきたいものです。