長崎研修旅行
11月10日(日)、中学2年生が長崎へ研修旅行に出発しました。
長崎へは、山陽新幹線のぞみ、特急リレーかもめ、西九州新幹線かもめを乗り継ぎます。新幹線は初めてという生徒も。どきどきわくわくからでしょう、新神戸駅の集合場所は、早い時間からにぎわいました。
お見送りの保護者の方もお見えになる中、出発式はお祈りと生徒代表の挨拶から始まりました。そして、研修旅行で学ぶ目的を校長先生から伺いました。
博多までの車中では、それぞれに楽しい時間を過ごすことができました。
博多駅からは、特急リレーかもめでの移動。車中で、九州名物が詰まったお弁当をいただきました。
そして、長崎駅に到着。予想はしていたものの、雨降りで、大きなカバンを持ち、傘をさしての移動です。貸切バスに乗って聖母の騎士修道院へ。仁川学院の礎となった地で、神父様からお話を伺いました。「長崎は原爆が落とされた最後の地にしないといけない」――私たちが学んでいくべきことを改めて考えさせられました。
雨天のため、残念ながら「奇跡の泉」湧くルルドを訪ねることは断念しました。ただ、予定にあったコルベ記念館を訪れ、聖コルベの生きざまを改めて学んだり、教会内の一室にある聖コルベ神父の遺髪を見たりと、充実した時間を過ごすことができました。
その後、場所を追悼平和祈念館に移し、事前学習で作った、「わたしたちの平和宣言」をカードに記したものと千羽鶴を奉納しました。
原爆資料館では、事前学習や山口神父様のお話でも触れた悲惨な現実を様々な展示であらためて深く知ることができました。
雨の中の行動で、予定していたことができなかったり、変更もありましたが、仁川学院の原点のこと、原爆のこと…みんなしっかり学んだかな…。
事前学習として、2学期に入るとすぐ、原爆について学び、被爆者の方のお話をまとめた動画を見ました。そこから平和とは何だろう、わたしたちにできることは何だろう、と個々やグループで考えを深め、共有してきました。しっかりと知識を持ち、長崎という場所がどういう場所なのか意識して、この街へやってきた生徒たちです。それぞれが感じた何かがあったはず。
長い移動と、盛りだくさんの研修で、すこし疲れの表情を見せる生徒もいましたが、宿泊先の、あぐりの丘高原ホテルさんでは、豪華な卓袱(しっぽく)料理をいただき、広いお風呂も満喫しました。お風呂最高です!と、お風呂前でこの文章を作っているわたしに声をかけてくれています。
そして、食事、入浴の後は、「眠いよ…」と言いながらも、研修という名の、クイズ大会に興じ、一日目を終えました。
班長もですが、副班長、また室長、訪れる場であいさつやお祈りをみんなの前で行うなど、それぞれに役割があり、準備もしてきました。学びもあり、楽しみもあり、責任もある、そんな研修旅行。明日は、班別自主研修です。6~7名の班で長崎市内を巡ります。
文化、平和、ふれあい―。
まだまだ長崎の旅は始まったばかりです!