仁川学院中学・
高等学校

2022 年 5月 記事一覧

2022.05.30 学校行事
【高2】校外学習を行いました

5月27日(金)、高校2年生全員で校外学習に行きました。
午前は大塚国際美術館を、午後は淡路ファームパークイングランドの丘を訪れました。
今回の校外学習は、クラスの親睦を深めるととともに知的好奇心を高めて自分の教養の幅を広げることが目的です。

大塚国際美術館には、本来現地に行かなければ見ることのできない美術作品が約1000点も展示されており、陶板でつくられているため触れることもできます。
生徒たちは、システィーナ礼拝堂や『最後の晩餐』、『ゲルニカ』などの世界に名だたる美術作品に触れ、とても感銘を受けたようでした。例年より鑑賞できる時間が短かったため、じっくり見ることは難しかったようですが、生徒たちの知的好奇心は刺激されたと思います。

 

イングランドの丘では、さまざまな動植物を見たりアトラクションを楽しんだりできます。
普段は教室で黙食が徹底されているので、芝生でお弁当を食べている生徒の表情は笑顔で溢れていました。
プレーリードッグの可愛さに「ずっと見ていられる」と口にする生徒もいました。サイクルボートやゴーカートはやはり人気でとても盛り上がっていました。アイスなどのデザートを食べている生徒もおり、班でそれぞれ午後の時間を満喫していました。

校外学習を通じて、一層クラスの仲が深まったように感じます。
研修旅行など今後の学校行事も、全員で楽しみながら素晴らしいものにしてくれるでしょう。

2022.05.27 学校行事
【高1】アドベンチャープログラムを行いました

本日、高校1年生を対象に、アドベンチャープログラムを実施しました。株式会社 NEQLIAS さんにお越しいただき、生徒への研修を行っていただきました。

今回のアドベンチャープログラムは、チームビルディングなどの体験型研修を通して、集団で協力するために必要なことや、集団の中で自分がどのような役割になればいいかなど、協調性や自己分析など様々な能力に気付くことを目標として行いました。

始めはアイスブレイクとして、少人数でのアクティビティを行い、クラス内で話しやすい雰囲気作りをしていきました。

 

その後、少人数の取り組みから徐々に人数を増やし、クラスメイトと競争したり、クラス全員で協力して一つの課題に取り組んだりしました。

 

 

様々なアクティビティに取り組むうちに、協力して課題をクリアするために声掛けを積極的にするようになったり、失敗したときに振り返りをして次に活かすということができるようになり、課題解決の方法が自然に身に付いたように感じられました。

今回の体験で気づいたことを、今後の学校生活や進路実現のための取り組みなど、様々な場面で活かしてくれることを期待します。

2022.05.26 ニュース
【中学】ネットモラル講演会

中学校全校生がネットモラルについての講演を聴きました。講師は少年サポートセンターの職員の方です。

 

「スマホは、使い方によっては人を傷つける凶器と化す」

「オンラインゲームは、チームで遊ぶのでなかなか抜け出せず、ゲーム依存に陥る」

「LINEは短文でのやり取りになるので言葉が足りず、誤解される」

実際にネットで生じている出来事について、リアルなエピソードを伺いました。

そして、ネットで使う上で必要な力として、「判断力」「創造力」「自制力」「責任力」の4つを教わりました。多くの生徒がスマホを所持し、授業でもタブレットを使っています。そのため、生徒達は身近な出来事として捉え、真剣なまなざしで約50分の講演を聴いていました。

教室に戻ってさっそく講演で学んだことを振り返り、タブレットで提出しました。生徒の振り返りの一部をご紹介します。

「もしネット上で問題を起こしてしまうとその後の自分の人生に大きく影響することがわかりました」

「LINEなどで友達とやり取りをするときは、受け取る側の身になって送ろうと思いました。実際にその場に相手がいると思ってLINEを送ると、相手を傷つけることなく会話もスムーズにいくのかなと思いました」

「あまりスマホについての怖さを考えていなかったので、これからは気をつけて使用することを心がけます。何か困ったときは、誰かに相談するようにします」

2022.05.16 ニュース
【中学】1学期中間考査目前! 放課後学習

5月18日(水)から1学期中間考査が始まります。今日は、放課後に校内のLearning Spaceで学習する生徒の様子をご紹介します。

ローゼンバイゲルホールでは、カルティベーションコースの生徒たちが、自主的に集まって学習しています。中学校では全生徒がスタディサプリを受講しています。何度でも解説の講義動画を見ることができ、確認テストで理解度を測れるのが特長です。

学生メンターがすべての教科の質問対応をします。また、生徒同士で教え合う様子もあちこちで見られました。

一方、アカデミアコースは、「合同自学自習」として考査1週間前から1~3年生全員が放課後の時間をともに過ごします。前方に座るのが3年生、まん中が2年生、後方が1年生。先輩の背中から後輩が何かを感じ取れるはずです。また、先輩も後輩に自分の背中を見せるという緊張感の中、集中して学習できます。

学生メンターは問題に関する質問だけでなく、学習の方法についてのアドバイスもしています。また、教員も質問対応にあたります。

日頃の授業が重要なのはもちろんですが、習ったことを自分で復習しないと学力は定着しません。引き締まった雰囲気の中、自ら学習する放課後の時間が過ごせています。

 

2022.05.12 学校行事
【高校3年生】黙想会

今年度の高3黙想会は、カトリック大阪梅田教会と上智大学大阪サテライトキャンパスで行いました。

コロナウイルス感染予防対策として、5月6日(1・2組)、10日(5~8組)、11日(3・4組)の3日間に分けての実施となりました。

 

普段とは違う空間と雰囲気の中、しばし日常の喧噪を離れ、生徒達は一日かけてゆっくりと自分自身に向き合いました。

 

 

 

黙想会の目的は「17歳の決断の内省」を深めること、そして、実りある進路決定に繋がる選択をすることにあります。これからの進路を定めるにあたって、まず自分自身の「今」と、その「今」につながる自分の道程を振り返ることがとても大切です。そのために、これまで宗教の時間やHRの中で事前学習を行ってきました。そして、この黙想会を通して深めた「17歳の決断」をカードに記入し、思いを新たにしました。

 

永尾学院長からは、「難しい時代を迎えています。自分に与えられている使命を見つめ、より良い生を目指して生きてほしい」というお言葉を頂きました。

 

 

 

最後には、書き留めた「17歳の決断」を胸に、全員でミサを行いました。ミサの中では、各クラスを代表が自分の夢や将来への決意を力強く発表し、祈りとして捧げました。そして最後に、生徒達は一人一人、神父様から按手(頭の上に手を置いて神の特別な祝福を願うもの)を頂き、祝福のうちにこの黙想会を終えました。

 

 

 

 

この黙想会を通して、生徒達は「自分の人生」と向き合い、自分の軸を固めました。終わった後、彼らが見せた表情から、その充実した様子がうかがえました。また、彼らは本当に高い意識を持って、今回の黙想会に取り組んでいたように感じました。

 

今回の黙想会で得た実り、そのがんばりを一過性のものとしないよう、引き続きサポートしていきたいと思います。

 

 

2022.05.07 ニュース
【中学】アカデミアコース「探究」の授業が始まりました

今年度から高校の学習指導要領の中に「探究」の授業が加わりました。仁川学院の中学校では、アカデミアコースで、令和元年度から「探究」の学習を先取りしています。中学校で探究の基本的な学び方を身につけて、高校でさらに発展させようというのが狙いです。

中学1・2年生は、「探究基礎」。上半期は、“水”をテーマに取り組みます。1年生と2年生の混合班での活動。2年生は昨年度も経験済みなので、より深い活動ができます。また、1年生は「探究」の経験者である2年生から学ぶことができます。お互い、積極的に意見を交わします。

3年生は「アドバンスト探究」。「アドバンスト」とは、「上級の、進歩的な」という意味。過去2年間の経験を生かし、中学探究の締めくくりです。何でもすぐにインターネットで調べる時代にあって、あえて本を読むところからスタート。3年生の探究のテーマは自由です。本を手に取り、探究のテーマになりそうなことを探します。

 

「探究」の授業に教科書はありません。問題もありません。答えもありません。自分で課題を発見し、問いを立て、問いに対する仮説を立て、それを検証するという「課題発見型学習」です。

日頃の教科での学んだ成果が、「探究」の活動で発揮されることでしょう。