仁川学院中学・
高等学校

2022 年 7月 記事一覧

2022.07.27 学校行事
【中学】アカデミアコース学習合宿(3日目)「学びを進めるきっかけに」

 前日は、暑さと戦いながら知力と観察眼をフル稼働させたフィールドワーク、その後は授業と自習が続きました。さすがに疲れの見える生徒もいましたが、一晩寝て復活したようです。疲労回復には睡眠が一番!

 朝の自学自習のあとは写経の時間。般若心経をなぞり書きします。

 一言も私語が聞こえることのない、集中の途切れない空間となりました。

 昨夜同様、教科融合問題の授業です。今日は、社会と国語、英語の知識をミックスして考える問題。教科の枠を超えた知識を総動員させます。

 グループワークで正解を考えます。なぜそう考えたか、思考の過程を大切に。

 今回の合宿最後の食事。変わらず黙食が続くのは少し寂しくもあります。

 カチャカチャとスプーンのお皿に当たる音が響き渡ります。しかし、感染症対策は何よりも重要です。

 3日間の55時間を一緒に過ごしたことで、学年や男女の壁を越えた仲間作りができたようです。

 最後の研修は、振り返りです。この3日間で気づいたこと、考えたことを記録します。「鉄は熱いうちに打て」とはよく言ったもので、合宿の熱が冷めないうちに文章で残しました。

 それぞれの研修ごとに書き留めたメモを見返す人。頭の中で思い起こして文章を考える人。いろんなやり方で3日間を振り返っていました。

 閉講式では、生徒代表がこの3日間の学びについて振り返り、宿舎の方にお礼の挨拶をしました。朝早くから夜遅くまで順調に活動ができたのは、宿舎の方のご尽力があったからこそ。

 長町教頭補佐先生から、「学びは自分を変える過程」「学びを謙虚に受け入れる」「仲間と学ぶ」というメッセージをいただきました。

 学習合宿を夏休みの最初に行った意味は、ここで得たものを夏休みの生活に反映させてほしいからです。学習の方法や姿勢がきちんと確立されていれば、長期休暇も有効に使えます。2学期の始業式に、一回り成長した姿を見せてくれると期待しています。

2022.07.26 学校行事
【中学】アカデミアコース学習合宿(2日目)「学びを広げる」

 学習合宿1日目は23:00過ぎに就寝。それにも関わらず、早朝5:00からの自習室にはなんと半数の生徒が集いました。

 もちろん、6:00に設定された全体の起床時刻には全員がやってきて、自学自習が始まりました。

  

 あれ? みんな服装がバラバラですよ……? 合宿では日中は制服、入浴後から就寝までは体操服で過ごします。しかし、今日の日中だけは自由な服装です。

 

 その理由は、フィールドワークに出かけるからです。今回のテーマは「古地図を歩こう」。幕末に作られた京都の地図を見ながら、1~3年生の混合班で街を歩きます。

  三条大橋や祇園など今も昔も同じ地名があります。一方で、今と地名が違うところ、あるいは今と名前は同じでも大きさが昔とは違う名所旧跡もあります。脳内で150年以上前の京都にタイムスリップ。

 とは言っても、最近は地図を見ることが少なくなりました。ついついスマートフォンのマップを使いたくなるところですが、そこは我慢して古地図とにらめっこ。

 宿舎に戻ったら、振り返りです。

 今日、歩いたルートを古地図に書きこみ、気づいたことをまとめました。

 夕方は3教科の授業。昨日の学力到達度テストの解説です。

 できなかったところは、間を置かずに学び直すことが効果的な学習方法です。

 今日の夕食もボリューム満点。

 とても食べきれない量……と思いきや、日中に歩いてカロリー消費をしたため、多くの生徒がペロリと食べ尽くしました。若いってすばらしい!

 夜は、教科融合問題を考えました。理科をベースにしながらも、理科の知識だけではなくほかの教科の考え方も融合しながら、答えを導き出すのが教科融合問題です。

 

 また、先生からは問いの答え合わせで終わるだけでなく、さらに知識を広げていくお話しが。「どうしてそうなるのか」「?を!にしていく」「学校の学びと日常生活をつなげる」学ぶ楽しさの本質を知ってほしいという先生の熱が伝わりました。

 自学自習で始まった学習合宿2日目。終わりも自学自習です。

 到達度テストとその解説授業で自分の得意・苦手分野が把握できたはず。それを踏まえて、自分のやるべき学習を計画することが大切です。

 17時間あまりに及ぶ学びの1日は、学習合宿でなければ経験できません。

2022.07.25 学校行事
【中学】アカデミアコース学習合宿(1日目)「学びは自分を変える」

 3年ぶりに復活した中学アカデミアコース学習合宿。宿舎は、京都御所の近くにある石長松菊園です。

 3年生の学級委員長が全員を代表して宿舎の方にご挨拶。合宿への意気込みを伝えました。長町教頭補佐先生からは、3日間の合宿を始めるにあたり学ぶことの意義についてお話しがありました。

 まずは、これまでの学習がどのように定着したかを確認するためのテストからスタート。

 3教科それぞれのテスト結果から、自分の学習の到達度を理解し、この夏にどんな学習をすればいいかを考えます。

 特別講演会は、「未来を見つけよう」と題された進路講演会。学校で学ぶことが、将来にどうつながっていくのでしょうか。何かをつかもうとメモを取る生徒もいました。

 アカデミアコースの卒業生が3人やってきました。事前に在校生から集めた質問を元に、自分の体験を語りました。

 学習に必要なのは計画、そして量。同じ仁川学院のアカデミアコースで学び、大学に進学した先輩の意見は説得力があります。

 腹が減ってはなんとやら。ハードな研修プログラムを乗り切るには栄養が必要。

 

 新型コロナウイルス対策として黙食なのは寂しい限りですが、石長松菊園さんの食事のボリュームに圧倒されました。

 食事、入浴の後も研修があります。「よのなか科」の授業です。この授業の問題に正解はありません。意見を出し合いながらグループの中でコミュニケーションをとって“納得解”を導き出します。

 考えるだけで終わりではなく、根拠を挙げながら説明できるプレゼンテーション力も大切です。

 気がつけば22時を回りました。育ち盛りの中学生には夜食が配られました。

 今回の合宿は、教科の知識だけではありません。学校での学びが社会や自分の将来とどうつながっているのかを考えるのが大きなテーマです。合宿の最初に長町教頭補佐先生ががみんなに伝えたのは「学びは自分を変える」。さまざまな研修プログラムを経て、学びの意義を実感してほしいと思います。

2022.07.24 高校入試情報
【高校】第1回オープンハイスクールを行いました

7月24日に第一回オープンハイスクールを行いました。。今年度も新型コロナウイルス感染防止のため、人数を制限して生徒のみの参加となりました。

仁川学院のオープンハイスクールは、毎年生徒会や有志の生徒スタッフを中心に行っています。今年度も多くの生徒スタッフが参加し、受付や各場所での案内など、生徒が自分自身で考えて行動する様子がたくさん見られました。

 

最初はコルベ講堂にて、生徒会長からのあいさつと、吹奏楽部による歓迎演奏を行いました。

 

その後、生徒による学校紹介を行いました。

 

コルベ講堂内での説明終了後は、事前に申し込んでいた体験授業を受けたり、部活動を自由に見学するなど、仁川学院の高校生活を体験していただきました。

体験授業では5教科の授業を中心に行い、理科では実験を行うなど、楽しみながら学べる授業を行いました。

体験授業の様子

 

 

 

また、本校の高校入試の解説講座も行いました。本校の入試問題を通して、これからの受験勉強のアドバイスをお伝えしました。

 

また、本校生徒との座談会も開催しました。高校生活や部活動、受験勉強についてなど、質問や相談をする参加者がたくさんいて、熱のこもった座談会が行われました。

 

今回のオープンハイスクールで、少しでも仁川学院の雰囲気を感じていただければ幸いです。

参加された皆様、本日は暑い中ご来校いただき、ありがとうございました。

2022.07.20 ニュース
【中学】アカデミアコース 探究発表会

 中学のアカデミアコースには、高校同様に「探究」の授業があります。1学期の締めくくりとして、発表会が行われました。

  探究の活動は、思考することも大切ですが、それを他者にうまく伝える表現力も求められます。

 発表の直前に最終確認。作成したスライドを見ながら、伝わる話し方ができているかを練習しました。

 1年生と2年生は、チームを作って「水」をテーマに探究しました。2年生は昨年もほぼ同じテーマで活動しています。だからこそ、1年生に探究の方法を教えながら、昨年よりも深まった学びとなりました。

 3年生は、「アドバンスト探究」として、昨年までの経験を生かし、自由テーマで進めています。音楽、学習、幸福度、友だち、AI、コロナ後の観光など、各自の興味に基づいて幅広いジャンルに渡ります。

 2~3名のチームを作ってもよし、個人で活動してもよし。しかも、探究の期間は1年間。何度も練り直して、高次元の探究活動を目指します。

 ここまでの試行錯誤と今後の展望を中間報告の形で披露。1年生や2年生が先輩に臆することなく質問をする場面もたくさん見られました。この縦のつながりが探究の魅力です。

 1年生・2年生の探究発表は、お互いに評価をしました。その結果、上位のチームには、表彰状と副賞が授与されました。

 最優秀チームの発表は、「日本の各地方の山の天然水は、味が違うのか。また、味が違うのならなぜ違うのか」。

 探究には、教科書がありません。教員もアドバイスはすれど教えることはしません。自ら問いを見つけ、仮説を立て、実験などを重ねて検証していく……。最後に検証から結論を導き出します。学びへの興味・関心と、日ごろいろんな教科で培った知識を駆使します。

 2学期はさらにグレードアップした探究が始まります。

2022.07.20 ニュース
【中学】カルティベーションウィークを実施しました

今週は、中学校のカルティベーションコースの生徒を対象に「カルティベーションウィーク」を実施しました。

この企画は、今後変化してゆくグローバルな社会、予測不可能な社会に対応出来るように、「協働力」「思考力」を様々な体験型の授業を通して培うことを目的とした学習期間です。

今年は「自分の学びを広げよう!!」をテーマに活動しました。

まずは、各教科の特別授業です。普段のカリキュラムに沿った授業内では行えないような、体験を中心とした授業を行いました。ここでは、模型を用いたAEDの講習や、国語科と英語科がコラボレーションして百人一首を英語で発表するなど興味深い内容となりました。

続いて、普段放課後学習に来ている大学生のメンターさんより「夏休みを上手く過ごすための計画術」について講演していただきました。そこでは暗記方法やノート術などのアドバイスももらい、その後実際に自分の夏休みの学習計画を立てていきました。

最後は、1~3年の縦割りの班での活動となります。普段の生活の中での困りごとや不満を各班ごとに出し合い、それを解決するための商品を考え創り出しました。そして班ごとにプレゼンを行って、各自が魅力的だと感じた商品に投票を行い、優秀な商品を決めていきました。

 

普段とは異なる様々な発見と学びを得て、充実したカルティベーションウィークになったかと思います。期間は短かったですが、このちょっとしたことをきっかけに、新たな学びへと繋げていってほしいと思います。

 

 

2022.07.15 学校行事
【中学】第6回ダンスフェスティバルを実施しました

7月15日(金)、先月に実施した野外活動の班で活動してきた、「ダンスフェスティバル」を開催しました。

4月末の野外活動の事前学習から、約2か月半の時間をかけて練習を重ねてきました。

コロナウイルスの流行により、3年ぶりに保護者の方を招いてコルベ講堂で行いました。

 

このダンスフェスティバルに向けてのダンス練習は、まずは3年生が中心となって振り付けを覚え、それを後輩たちに伝えていきます。そして各班の人数や、身長などを考慮して並び方やフォーメーションを自分たちで考えていきました。

練習開始当初は、なかなかダンスが覚えられなかったり、意見が衝突したりすることもありましたが、班全体で苦難を乗り越えてきました。この壁を乗り越えていくことや野外活動での経験が、班が強い絆で結ばれてきました。今日のダンスフェスティバルでは、最優秀賞のF班はもちろん他の班からも、その強い結束力が伝わってきました。

  

本日開催された「ダンスフェスティバル」では、各班ともに練習の成果を存分に発揮し、見応えのあるものとなりました。

会場内は、生徒達の活気でみなぎり、ステージに立っている生徒だけでなく、客席の生徒・教員・保護者の皆様とも一体となって楽しむことができました。

この経験を今後の行事でも活かしていってほしいと思います。

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