学習合宿1日目は23:00過ぎに就寝。それにも関わらず、早朝5:00からの自習室にはなんと半数の生徒が集いました。
もちろん、6:00に設定された全体の起床時刻には全員がやってきて、自学自習が始まりました。
あれ? みんな服装がバラバラですよ……? 合宿では日中は制服、入浴後から就寝までは体操服で過ごします。しかし、今日の日中だけは自由な服装です。
その理由は、フィールドワークに出かけるからです。今回のテーマは「古地図を歩こう」。幕末に作られた京都の地図を見ながら、1~3年生の混合班で街を歩きます。
三条大橋や祇園など今も昔も同じ地名があります。一方で、今と地名が違うところ、あるいは今と名前は同じでも大きさが昔とは違う名所旧跡もあります。脳内で150年以上前の京都にタイムスリップ。
とは言っても、最近は地図を見ることが少なくなりました。ついついスマートフォンのマップを使いたくなるところですが、そこは我慢して古地図とにらめっこ。
宿舎に戻ったら、振り返りです。
今日、歩いたルートを古地図に書きこみ、気づいたことをまとめました。
夕方は3教科の授業。昨日の学力到達度テストの解説です。
できなかったところは、間を置かずに学び直すことが効果的な学習方法です。
今日の夕食もボリューム満点。
とても食べきれない量……と思いきや、日中に歩いてカロリー消費をしたため、多くの生徒がペロリと食べ尽くしました。若いってすばらしい!
夜は、教科融合問題を考えました。理科をベースにしながらも、理科の知識だけではなくほかの教科の考え方も融合しながら、答えを導き出すのが教科融合問題です。
また、先生からは問いの答え合わせで終わるだけでなく、さらに知識を広げていくお話しが。「どうしてそうなるのか」「?を!にしていく」「学校の学びと日常生活をつなげる」学ぶ楽しさの本質を知ってほしいという先生の熱が伝わりました。
自学自習で始まった学習合宿2日目。終わりも自学自習です。
到達度テストとその解説授業で自分の得意・苦手分野が把握できたはず。それを踏まえて、自分のやるべき学習を計画することが大切です。
17時間あまりに及ぶ学びの1日は、学習合宿でなければ経験できません。