11月12日(日)、61回生の中学研修旅行の出発です。今回は、新型コロナウイルス感染症が5類になったこともあり、昨年度までより少し取り組みを変えています。
早朝、7:30に新神戸駅に集合しました61 回生、遅刻もなく順調に研修旅行をスタートしました。出発式では、お祈りと生徒代表の挨拶。校長先生から研修旅行で長崎を訪れる意味についてお話をうかがいました。
新幹線さくらでイスが回転できることに感動し(コロナ禍のため、小学校の修学旅行などではやったことがなかったのですね。)、カードゲームで仲良く交流を深め、
特急リレーかもめで美味しそうにお弁当を頬張り、
西九州新幹線かもめに乗り換えたら、すぐに長崎に到着です。
最初の目的地は、聖母の騎士修道院。仁川学院のルーツであるコルベ神父様が日本で活動した地を訪れました。教会では、山口雅稔神父様から、コルベ神父様の身代わりの死は、家族への愛を伝えています。自分の家族を大切にすること、家族の命を守るためにどうしたらいいかを考えることが平和の始まりです。家族のために、一番良い手段は何かを考えに考え、声を上げていくことが大事なのだと伝えていただきました。昨年度まではできなかった聖歌の奉納を今年は再開しました。61回生全員で聖歌「ガリラヤの風かおる丘で」を奉納しました。
修道院敷地内のルルドでは、校長先生からルルドの奇跡についてのお話を伺い、コルベ記念館では長崎で生きたコルベ神父様の足跡に触れました。
続いて、原爆資料館を訪れ、事前学習で学んだ原爆と戦争について肌で感じ、さらに考えを深める時間を過ごしました。
資料館で感じたことを胸に、平和祈念館では「追悼セレモニー」を行い、事前学習で作成した平和宣言を各班長が奉納しました。
事前学習で、平和とは何かを2年生なりに考え、平和を守るためにできることを考えました。各班の平和宣言には、ウクライナ問題、イスラエルとパレスチナの問題など、戦争を身近に感じている生徒たちの思いが、つたないながらも真摯な言葉でつづられています。
その後、バスガイドさんの案内を聞きながら、爆心地を通り平和公園へ。平和祈念像を前に全体写真を撮影しました。
これで1日目の研修は終了。「あぐりの丘 高原ホテル」へ。
入館式を行い、夕食です。
美味しい食事と大きなお風呂でゆっくりと疲れを取ったら、明日の研修に備えて22時には就寝しました。
明日は冷え込みが予想される長崎ですが、1日かけて長崎の魅力を満喫します。