仁川学院中学・
高等学校

2024 年 2月 記事一覧

2024.02.29 学校行事
【高校】第60回卒業式を挙行しました

令和6年2月29日(木)、第60回仁川学院高等学校卒業式が挙行されました。

今年度は感染症対策も緩和され、4年ぶりに吹奏楽部や聖歌合唱部が演奏をすることができ、盛大に式を行うことができました。

 

晴れやかな表情とともに、卒業生が入場し、式が始まりました。

 

卒業証書授与の場面では、担任からの呼名に返事をし、起立していました。

 

皆勤賞や精勤賞の表彰も行われました。皆勤・精勤には多くの生徒が授与されました。

 

校長からの式辞では、『和と善』の精神をこれからも持ち続け、隣人愛を大切にしてほしいという言葉をいただきました。

その後、在校生からの送辞、卒業生からの答辞がありました。在校生からは、先輩への憧れや感謝の気持ちがまっすぐ伝わる言葉が送られました。また、卒業生答辞では、友人や家族、お世話になった人達への感謝の言葉が述べられ、保護者の方を向いて感謝の気持ちを伝えていました。

 

例年の卒業式では卒業式歌を斉唱して終わりですが、今年度は卒業生からの提案で、生徒が制作した動画が流されました。この学年は中学時代も卒業式が簡略化され、高校の入学式も分散での実施をするなど、制限がかけられた中での式典ばかりでした。4年分の感謝の気持ちを伝え、また晴れ舞台をより盛大にできるよう、生徒たちが企画し動画の作成をしてくれました。友人との思い出の写真だけでなく、家族との写真もあり、18年間の感謝が伝わる動画でした。

 

 

最後に全員で記念写真を撮り、卒業式が終了しました。

式の後は、各教室に戻り、最後のHRを行いました。担任から一人ひとりに卒業証書が渡され、3年間の高校生活をみんなで振り返りました。また、担任から生徒に向けて最後の言葉もあり、卒業生たちはしっかり聞いていました。

 

 

この学年は感染症対策のため、入学時から規制が多い学年でした。秋に行うはずだった学院祭が12月に延期されたり、本来であれば希望者はイタリアへ研修旅行に行くはずだったのに全員で東北・北海道への研修旅行になるなど、我慢を強いられることが多い中、何事にも全力で真摯に取り組む皆さんの姿はとても素敵でした。

皆さんのこれからの人生が、輝かしいものになるよう、祈っています。

卒業生の皆様、改めておめでとうございます。これから歩んでいくみなさんの人生が素晴らしいものになりますよう、教職員一同心よりお祈り申し上げます。

卒業してからも仁川学院で培った多くのことを忘れず、頑張っていって欲しいと思います。

 

≪卒業生の保護者の皆様へ≫

お子様の成長を日々見守り、今まで大切に育ててこられました保護者の皆様におかれましても、特別の思いで本日を迎えられたことと思います。お子様のご卒業を心からお慶び申し上げますとともに、様々な場面で本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

2024.02.22 学校行事
【中学3年】黙想会

 2月22日(木)、今年度も中学3年生がショファイユ幼きイエズス修道会で黙想会を行いました。黙想会とは、心を静め、神様、そして自分自身と向き合う祈りの時間です。毎年、仁川学院中学校では中学3年生が中学校生活の集大成として、また新たなステージへの準備としてこの時期に行っています。

 今回のテーマは「何のために生まれて、何をして生きるのか?」アンパンマンマーチに出てくるこの1節を取り上げて、今までの人生やこれからの高校生活へ向けてじっくり考えていきました。校長先生による講話ではイエス様の生い立ちを追いながら、苦しみの中にも喜びが必ずあり、神様や周りの人たちに支えられながら生きていることを教えていただきました。その後、宗教科の江見先生からの講話で、まずはmy履歴書を作成。生まれてからこれまでの経験で印象的だった出来事を経歴のように書き出し、苦手なことや好きなこと、お世話になった恩人や友人について考えながら自分のことを見つめ直しました。そして「たいせつなきみ」という絵本を紹介していただき、自分らしく生きることの素晴らしさを教えていただきました。

 昼食後は、今回のテーマに合わせた映画を観て、その後、大聖堂でミサを行いました。無事に中学3年間を過ごすことができたことに感謝し、校長先生から祝福をしていただきました。最後の時間は「振り返り」をしました。ミサの厳かな雰囲気を崩すことなく、今日感じたことや考えたことをじっくりと振り返っていました。今日感じたことを大切にして、残り少ない中学校生活を充実して過ごしてもらいたいと思います。

2024.02.20 ニュース
【中学】アカデミアコース 自らつかみ取る探究(発表会)

 仁川学院中学校の1・2年生アカデミアコースは、土曜日に「探究基礎」を開講しています。前期は与えられた課題を解決しながら探究の手法を身につけました。

 後期は、興味関心の近い者同士でチームを組み、課題を自分たちで発見するところから始める自由探究です。1年が終わろうとしている2月17日、いよいよ発表のときが来ました。

 

【今回の探究テーマ】

・野菜嫌いな人でも飲めて、1日分のビタミンが取れる野菜ジュースを作れるか?

・環境に優しくてコスパが良い、かっこいい車は作れるのか

・さわやかな笑顔の作り方

・大坂の陣で豊臣方は勝利できたのか

・仁川学院中学校の校則の変えるべき点はどこなのか?

・一部の在来種と外来種は外見が違えど近縁種なのか

・同じ科であれば、色や形の違った植物同士で接ぎ木を成功させ、食事に使える野菜を作ることはできるのか

 発表直前の打ち合わせを入念に。相手にうまく伝えられることこそ探究のゴールです。

 もちろん自分たちが発表するだけではなく、他のチームの発表を聴くのも大切な学び。

 しかも、会場の後ろに陣取るのは、先生方と探究の先輩である中学3年生。

 11月の中間発表から改善したことを熱心に発表。言葉にも力が入ります。

 聞くだけではなく、質疑応答も鋭く、熱く!

 長町教頭先生からの講評では、「課題の設定」→「情報の収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」という探究のプロセスは教科の学習内ではなかなかできないこと、このプロセスをくり返して更新していくことで学びが深まるというお話をいただきました。そして、与えられたものを受け取るだけではなく、自らつかみ取りに行く学びこそが探究であることもご教示いただきました。

 教科の授業で知識・技能を身につけ、それを活かして主体的に考えまとめる探究の学習は、次年度も続いていきます。

 

2024.02.05 学校行事
【中学3年生アカデミア】武庫川女子大学 大学連携講座

1月27日(土),2月3日(土)の2日間,中学3年生アカデミアコース生は武庫川女子大学 薬学部 微生物代謝学研究室に訪れました。

大学に訪ねた目的は 武庫川女子大学薬学部 野坂先生,内山先生による『微生物に関する講座』を受講するためです。

 

1月27日(土)

まず,細菌の基礎知識と発酵についてレクチャーしていただきました。

日頃よく耳にする細菌やウイルスの違いや細菌に関する知識などを漫画もやしもんのキャラクターを交えながら,楽しく学びました。

レクチャーが終わった後は3つの実験に挑みます。

実験① 手指に生息している細菌の培養と消毒の効果

実験② ヨーグルトを生み出す細菌の顕微鏡観察

実験③ ヨーグルトの生成

どの実験も中学校ではなかなかできない実験で,生徒たちも楽しみながら,主体的に取り組んでいました。

実験①と実験③は次週に結果がわかるので,どのような結果になるのか非常に楽しみです。

    

    

2月3日(土)

今回は,まず前回の実験結果を確かめるところからスタートしました。

『実験① 手指に生息している細菌の培養と消毒の効果』

手洗いをする前と後で,手指に生息している細菌がどのように培養されるか実験します。

手洗いも,水洗いのみ,石鹸を使用,アルコール消毒と色々なバリエーションで比較します。

結果は,やはりアルコール消毒が明らかに一番細菌が少ない結果となりました。

『実験③ ヨーグルトの生成』

牛乳にヨーグルトを混ぜて,ヨーグルトに含まれる乳酸菌によってヨーグルトが生成されるのか実験しました。

この実験も,飲むヨーグルト,カスピ海ヨーグルト,ブルガリアヨーグルトなど色々なヨーグルトを用いて比較実験します。

結果は,いずれもヨーグルトが生成されていました。

実験から細菌の力の凄さを身に沁みて感じました。

    

最後に,野坂先生,内山先生から与えられていた課題について,班で調べて発表しました。

課題内容は7つあり,発酵と腐敗はどのように違うのかなど知識を問うものや,より効果的にヨーグルトを作るにはどのような工夫をすると良いかなどアイデアを問うものなど様々です。

どの班もしっかり準備しており,一部の発表は先生方も知らないような内容もあり,驚かれていました。

今回で全7回に及ぶ武庫川女子大学との連携講座は終了となります。

生徒たちにとって非常に貴重な体験をさせていただきました。

お世話になった先生方,本当にありがとうございました。