1月27日(土),2月3日(土)の2日間,中学3年生アカデミアコース生は武庫川女子大学 薬学部 微生物代謝学研究室に訪れました。
大学に訪ねた目的は 武庫川女子大学薬学部 野坂先生,内山先生による『微生物に関する講座』を受講するためです。
1月27日(土)
まず,細菌の基礎知識と発酵についてレクチャーしていただきました。
日頃よく耳にする細菌やウイルスの違いや細菌に関する知識などを漫画もやしもんのキャラクターを交えながら,楽しく学びました。
レクチャーが終わった後は3つの実験に挑みます。
実験① 手指に生息している細菌の培養と消毒の効果
実験② ヨーグルトを生み出す細菌の顕微鏡観察
実験③ ヨーグルトの生成
どの実験も中学校ではなかなかできない実験で,生徒たちも楽しみながら,主体的に取り組んでいました。
実験①と実験③は次週に結果がわかるので,どのような結果になるのか非常に楽しみです。
2月3日(土)
今回は,まず前回の実験結果を確かめるところからスタートしました。
『実験① 手指に生息している細菌の培養と消毒の効果』
手洗いをする前と後で,手指に生息している細菌がどのように培養されるか実験します。
手洗いも,水洗いのみ,石鹸を使用,アルコール消毒と色々なバリエーションで比較します。
結果は,やはりアルコール消毒が明らかに一番細菌が少ない結果となりました。
『実験③ ヨーグルトの生成』
牛乳にヨーグルトを混ぜて,ヨーグルトに含まれる乳酸菌によってヨーグルトが生成されるのか実験しました。
この実験も,飲むヨーグルト,カスピ海ヨーグルト,ブルガリアヨーグルトなど色々なヨーグルトを用いて比較実験します。
結果は,いずれもヨーグルトが生成されていました。
実験から細菌の力の凄さを身に沁みて感じました。
最後に,野坂先生,内山先生から与えられていた課題について,班で調べて発表しました。
課題内容は7つあり,発酵と腐敗はどのように違うのかなど知識を問うものや,より効果的にヨーグルトを作るにはどのような工夫をすると良いかなどアイデアを問うものなど様々です。
どの班もしっかり準備しており,一部の発表は先生方も知らないような内容もあり,驚かれていました。
今回で全7回に及ぶ武庫川女子大学との連携講座は終了となります。
生徒たちにとって非常に貴重な体験をさせていただきました。
お世話になった先生方,本当にありがとうございました。