仁川学院中学・
高等学校

2024 年 7月 記事一覧

2024.07.31 学校行事
【中学】アカデミア 学習合宿 最終日

7月26日(水)、学習合宿最終日です。

朝の集合は6時半でしたが、自主的に5時すぎから自学を始めている生徒もおり、この合宿を通して自ら成長しようという意欲が感じられました。

また、昨日に引き続き5時半からの知恩院の朝のお勤めの法要に参拝している生徒もいました。

朝食をとった後、部屋で荷物を整理して閉講式へと向かいます。3日間お世話になった「和順会館」の方へ感謝の気持ちを込めて、全員で挨拶をしました。

最終日の活動は、京都大学見学です。

まずは京都大学の学生12名の方に協力していただき、グループに分かれてキャンパス内を見学して回りました。その後は室内に移動し、学生の方へ質問をしていきました。現在の専攻している学問や京大を目指した理由などの大学に関することだけでなく、サークル活動や学生寮などの普段の生活のこと、学生の方が中学・高校時代に行っていた勉強法について、自分たちの今行っている探究のアドバイスなど多岐にわたって様々な質問をしていました。普段なかなか関わることのできない大学生のリアルな話を聞くことができ、とても有意義な2時間半となりました。

学生食堂も利用させていただきました。学生食堂というだけあって、値段が安く種類も豊富で、何を食べようか悩みながらトレーを進めていきました。先ほどの学生さんにおススメを聞いていた生徒は、さっそく一押しの冷やし担々麵を注文していました。周りは大学生ばかり、そして周りと同じメニューを食べることで、少し大学生気分を味わっていました。

最後に京都大学総合博物館を訪れました。多くの学術標本資料が展示されており、とても充実していました。これだけ広く展示物が多いと、中には自分にとって関心のない展示もあります。しかし今回の学習合宿の目標は「興味関心の幅を広げる」でしたので、この中から新たに自分の興味を発見できることに繋がってくれたらと思います。

京都大学前からバスで帰路につき、西宮北口駅で解散となりました。

 

3日間を通じて全員が体調を崩すことなく、無事に学習合宿を終えることができました。

明日からアカデミアコースの夏休みが本格的に始まります。この3日間を通じて身に着けた学習する習慣をこのまま継続し、そしてこの夏休み中に自分の興味をさらに広げて深めていって欲しいと思います。

2024.07.30 学校行事
【中学】アカデミア 学習合宿2日目

昨夜の就寝は23時。そして、今朝の起床は5時。ちょっと睡眠が足りないかな……。しかし、いちばん早い人は5時6分に大広間にやってきて自学を始めました。もちろん、集合時刻の5時30分に全員が集いました。

 

合宿であろうと、その場所が知恩院というお寺であろうと、仁川学院はお祈りから始めます。

 

こんな朝早くにみんなで外へ。息を切らせながら段差の大きい石段を上って、目的地は知恩院御影堂(みえいどう)です。朝のお勤めに参加しました。

 

お経に耳を傾けて心を静めた後は、知恩院布教師による法話を拝聴。法話の中で、なんとキリスト教の賛美歌『もろびとこぞりて』『アメイジング・グレイス』のハーモニカ演奏がありました。さらには、「南無阿弥陀仏」を『アメイジング・グレイス』の音階に乗せて唱えてくださいました。「お参りに来てくださった方に、お経を楽しくわかってもらいたい」とのこと。仏教とキリスト教、宗派を超えた法話は、仁川学院中学生にふさわしいものでした。

1時間にも及ぶ早朝のお勤めと講話でしたが、知恩院の関係者や一般の参加者からは「姿勢が立派ですね」と口々にお褒めの言葉をいただきました。浄土宗が開かれて850年を記念した念仏結縁(けちえん)柱は、法然上人との縁を繋ぐもの。そして、締めくくりは国宝・知恩院三門で集合写真!

宿舎に戻ってから朝食!……の前に、自学自習。自分で自分を追い込みます。

ようやく朝食。寝起きから足と頭を使った活動だったので、あっという間に食べ終えました。

昨日に引き続き、教科融合問題の講義。「問題で聞かれていることが何か、きちんと理解することが大切」という先生からのメッセージ。読解力の重要性は国語だけの話ではありません。

中学1~3年生混合のグループで、あらゆる教科の知識と考え方を駆使しながら答えに近づけます。

次の講義はよのなか科。おとなになったときに必要な考え方をトレーニング。今日のテーマは「子ども部屋は必要か?」。これを“親の立場になって”考えます。さらに、2チームにわかれてディベート大会!

1チーム25名というディベートには多すぎる人数ですが、3年生がうまくみんなの意見を集約し、熱い戦いが繰り広げられました。

昼食はみんな大好きカレーライス!

午後は自学自習を挟んでからの講演会。今日は放射線に関する出前授業です。滋賀大学から山岡武邦准教授と、遠く東京の科学技術館から加藤太一さんがお越しくださいました。

和順会館の大広間が、臨時の実験室に様変わり。「霧箱実験」と呼ばれ、本来は目に見えない放射線をアルコールとドライアイスを使って可視化します。天然石や温泉の湯の花からも放射線が見えて歓声が上がりました。

そして、測定器を使って放射線量を測定。時間が経てば放射線量が減っていくことなどを数値で実感しました。

放射線と言えば「危険」というイメージが先行しがちですが、私たちは日ごろ自然界で少量の放射線を浴びています。正確な知識をもっておくことの大切さを改めて学びました。

知恩院和順会館の夕食は、中学生の合宿とは思えないほど豪華!

宿舎の食事がおいしいと活力がみなぎります。

夕食後は、明日の事前学習として、京都大学総合博物館について学びました。自分はどんな分野に興味があるのか、気づくきっかけになると良いですね。

2日目の夜は自学三昧! 事前に立てた学習計画をもとに実行していきます。長時間の自学自習ができる体力と集中力の限界に挑戦するのも学習合宿です。

頑張ったご褒美のジュース! どの味にしようか迷うところ……。

そして、今日1日の振り返り。昨日は2年生、今日は1年生。学年に関係なく、今日得られたことを言葉で表しました。

しおりと先生のお話で明日のスケジュールを確認して、最後はもちろんお祈りです。

さすがに少し疲労の色が見える生徒もいます。今日は昨日より少し早めに床につけそうです。

2024.07.30 学校行事
【高校】2年生アカデミアコース 学習合宿を実施しました。

7月26日(金)~7月28日(日)まで、西脇ロイヤルホテルにて2泊3日の学習合宿を行いました。

この合宿の目的は以下の3点です。

①来年の受験に向けて、高校2年生のうちに長時間の学習に耐えうる集中力を養う。

②国数英の基礎学力を集中的に強化する。

③授業と自学、質問のサイクルを確立する。

ホテルに到着後、入所式を行いました。従業員の方から、ホテルでの過ごし方についての諸注意や「この3日間頑張ってください」という応援のメッセージをもらいました。

入所式後、さっそく授業開始です。高校3年生の学習合宿は受験に向けて自学を中心に行いますが、高校2年生は秋から5教科の模試が始まるので、この夏休みが国数英の基礎学力をじっくりと身につけることのできる最後のチャンス。

 

その日の授業が終わったら、就寝時間までは自学です。計画した内容を進めていったり、何かあれば教員へ質問に行ったりと思い思いに取り組みました。

 

集中するとお腹が空いてきます。食事をしっかりと取ることも集中して学習を行うには必要なこと。友達同士で談笑しながら食事を取りました。おかわりをたくさんして学習へのエネルギーをチャージしました。

 

夜の自学では、日中の疲れが出てきます。眠くなった時や集中できなくなった時、どのようにリフレッシュをするかもこの合宿で身につけてほしい力です。生徒は自分なりのリフレッシュ方法を見つけ、切り替えていきました。23時頃に全体としては終了ですが、その後にも残って頑張る生徒もいました。

2日目、3日目は6時起床、6時30分より自学開始です。少しずつ疲れが見え始めていましたが、隣にいる仲間が頑張っている姿を見て、共に頑張ることができました。

最後は退所式です。生徒代表がホテルの従業員の方への感謝の言葉を伝えました。

この3日間の総学習時間は約25時間でした。「合宿が始まる前は乗り切れるか不安だったけど、頑張ることができた」「今までは質問にあまり行かなかったけど、質問をするという習慣が身についた」「学習習慣をこのまま崩さず続けていきたい」など、この合宿を通してたくさんのものを得ることができました。

合宿翌日から登校して授業と自学を行いましたが、合宿前に比べると生徒の取り組みへの姿勢に変化が出てきました。8月第2週からしばらくの間は登校しませんので、一人で頑張ることになります。合宿で得たものを糧に、残りの夏休みを充実させ、2学期から良いスタートが切れることを祈っています。

2024.07.30 学校行事
【高校】3年生アカデミアコース 学習合宿を実施しました。

7月22日(月)~25日(木)、西脇ロイヤルホテルで学習合宿を行いました。

3泊4日で40時間。この「量」的な達成感をまずは、どの生徒も持って帰れたことを喜ばしく思います。予定表では40時間超ですが、朝の開始前に、食後の休憩に、夜の希望者タイムに、少しでも時間を捻出して、自分ならではの出来高を上げようと格闘する姿が印象的でした(所々、疲れて休憩が多くなる場面も、あるにはありましたが…)。

次に「質」。ただ問題を解いていくだけではなく、そこに主体的に関わり、弱点を見出し、教科の先生を質問攻めにする「自分の現状に沿った、もう一段上の学習」を、多くの人が体験しました。普段は恥ずかしがって訊くのを遠慮してしまう小さな疑問のヒントや学習の見通し、克服法など、必要なものを得るために一歩踏み出し、「訊いて良かった!」と良い笑顔で席に戻る姿が多く見られました。

さらに、バランス。国公立型は限りある時間を5教科7〜8科目+情報に配分し、成果を上げねばなりません。たっぷりの時間があれば容易なことも、時間と気力・体力の限りあるなかで実践するのは難しいもの。その実践に要するエネルギーの大きさに直面しながら、ひたむきに科目を変えて息抜きし、集中力を保ちました。

コース主任から「受験生として、疲労回復、睡眠、栄養までひっくるめて、自分を創っていく」というメッセージを受け、時間の区切り方や朝食に摂るべき栄養素、量などにも新しい学びを得たようです。高2時代の合宿では、食べ過ぎによる体調不良、寝坊遅刻などがありました。今回は、全員が心身を整え、時間を管理し(自習開始の促し一切なしで)、学習に向かう場作りができた点に、大きな成長を見ることができました。

「来年の共通テストまで、あとジャスト半年」の日に始まったこの夏休み、残り4週間をどのように過ごすか。未来は私たちの手の中にあり、今から鮮やかに創っていける。そのことを忘れず、勇気と誇りをもって、ともに歩んでいきたいものです。

 

 

2024.07.29 学校行事
【中学】アカデミア 学習合宿1日目

7月29日(月)、中学アカデミアコースの学習合宿がスタートしました。

この学習合宿は、高い目標を持つアカデミアコースの仲間たちが、日常から離れた空間で互いに競い合いながら学習し、寝食を共にすることで学年を超えた絆を深めていくことを目的として、毎年夏休みに行っており、今年で11回目を迎えます。また、普段の学校の授業では体験できない授業や講義を受けることで、各個人の「興味・関心の幅を広げる」ことを目標としています。

 

宿舎は、京都知恩院の宿坊「和順会館」です。

 

3年生の代表が宿舎の方にご挨拶。合宿への意気込みを伝えました。辻野教頭先生からは、3日間の合宿を始めるにあたり学ぶことの意義についてお話しがありました。

 

まずは、教科融合問題のスペシャル講義。普段の授業で学んだ各教科の知識を合わせて使いながら、そして理解を深めながら応用問題を解いていきました。

 

次に特別講演会として、全国過労死を考える家族の会代表の寺西笑子さんと、弁護士の古川拓さんにお越しいただき、「働くこと」「過労死」「労働に関する法律」などについて考え学びました。こちらも普段の授業ではなかなか扱えない題材ですが、周りにたくさんの働いている人がいて、実際に将来自分が働くことになるので、とても身近な問題として考えなければならない問題です。まさに、今回の学習合宿の目標である「興味・関心の幅を広げる」によく適した内容でした。

食事、入浴の後も研修があります。中学3年生が11月に行われる発表本番に向けて行っている探究の中間報告会を行いました。1・2年生はこの報告を聴いて、浮かんできた疑問を3年生に質問していきました。3年生はそれに回答しながら、自分とは違った視点で発表を見てもらうことで、この意見を今後の探究の糧にしていきます。

 

1日の最後に、本日の学習を振り返り、自分の課題を見つけて明日の目標を設定しました。そしてそれらをしっかりとしおりに記録して1日を締めくくりました。

明日は朝5時に起床。5時半から知恩院の毎朝晨朝法要(朝のお勤め)に参拝する予定です。

2024.07.23 ニュース
【中学】夏休みの最初は講座と自習から

梅雨明けとほぼ時を同じくして5週間の夏休みが始まった仁川学院。

あれ? 夏休みなのに教室から「起立」の声が聞こえてきましたが……?

夏休みスタートの1週間は、夏期講座です。カルティベーションコースの生徒たちが、苦手を克服すべく熱心に頭を働かせています。

また、Learning Spaceで自習する生徒の姿がありました。

夏休みの宿題を順調に進めていきます。本来、宿題は家でするものですが、ゲームやインターネットなど誘惑をシャットアウトできる学校を選ぶのも有効な手段。

45分が2コマと、55分1コマ、3コマで合計145分(2時間25分)の自習ですが、学校なら集中が途切れる心配はありません。また、教科の授業担当者もいますので、質問もOK。

タブレットで理科の自由研究のテーマを模索する生徒、原稿用紙を広げて人権作文を書く生徒など、内容もいろいろです。

イヤホンをしてタブレットに向かっているメンバーは、スタディサプリの講義動画を視聴中。仁川学院中学校では全生徒がスタディサプリに登録し、日々の授業の予習や復習、長期課題として活用しています。

ついつい気を緩めてだらけてしまいがちな夏休みですが、ふだんと同じように登校することで生活リズムを崩さないようにすることも、夏休み最初の1週間の目標です。

2024.07.21 高校入試情報
【高校】第1回オープンハイスクールを行いました

7月21日に令和6年度 第1回オープンハイスクールを行いました。

仁川学院のオープンハイスクールは、受験を控える中学生のみなさんに向けて、生徒会や有志の生徒スタッフが中心となって実施しています。また、聖歌合唱部の歓迎演奏や本校教員による授業体験、生徒スタッフによる校内見学も行われます。今年度も多くの生徒がスタッフとして参加し、案内や学校紹介など、さまざまな場面で自分たちで考えて声掛けをする様子が見られました。

 

はじめに、コルベ講堂内のオープニングセレモニーからスタートしました。生徒会長や校長先生からのあいさつと、聖歌合唱部による歓迎演奏が行われました。その後、生徒による学校紹介を行い、仁川学院の行事やコースの特徴が紹介されました。

 

コルベ講堂内での説明後は、希望者を対象に体験授業を行いました。5教科を中心とした体験授業とともに、本校の高校入試のための対策講座も実施しました。本校で普段から行っている授業の体験をしていただき、高校での授業のイメージができたのではないかと思います。

 

 

  

また、生徒会と有志の生徒スタッフによる校内ツアーも行われました。普段から使用している教室や体育館、武道場、温水プールなどを順番に回りながら学校生活の様子と部活動について、生徒が主体となり伝えてくれました。校内ツアーの他に、教員と生徒スタッフによる質問コーナーも行われました。受験生からのさまざまな質問に対して生徒が実際に感じていることを話してくれました。

 

厳しい暑さの中ではありましたが、たくさんの中学生の皆さんにお越しいただきました。今回のオープンハイスクールで、少しでも仁川学院の雰囲気を感じていただければ幸いです。

参加された皆様、本日は暑い中ご来校いただき、ありがとうございました。

2024.07.19 学校行事
【高校】1学期終業式を実施しました。

7月19日、令和6年度の1学期終業式を行いました。

高等学校はオンライン配信のもと各クラスで終業式を実施しました。

校長先生からは、「高3は受験に向け、高1高2は自分のペースでの学習やクラブ活動など、夏休みを充実して過ごしてほしい。」という話がありました。

次に、アメリカ留学に行く生徒2名の紹介があり、彼らは「多様な価値観や文化に触れたい」という抱負を語っていました。ぜひ、有意義な留学生活を送りつつ、さまざまなものを吸収してきてください。

その後、勉学や部活動で優秀な成績をおさめた生徒の表彰をおこないました。古文単語テスト、漢字テストの成績優秀者、つづいて、剣道部、女子バレーボール部、軽音楽部、水泳部、卓球部において、大会で優秀な成績をおさめた生徒を表彰しました。おめでとうございます!引き続き、日ごろの学習や部活動に精進してほしいと思います。

さらに、教務部長と生徒部長から話がありました。教務部長からは、「『自分の進路を真剣に考える夏』、『学習時間を具体的に決め、実行する夏』、『挨拶を日々意識して生活する夏』という3つを実践して過ごしてほしい」。生徒部長から「誘惑が多く気が緩みやすい夏休みにおける規則正しい生活を送ってください。」という話がありました。

終業式後、夏休みに入るにあたり、生徒部研修として「痴漢犯罪防犯講座」を実施しました。

 

ある日突然、自分自身が遭ってしまうかもしれない。周りの人が遭ったいう話を聴くかもしれない。何らか当事者になった時にどのように対処すべきか。それを知っているか否かでは雲泥の差です。判断基準の一つは、相手が「偶然・揺れ・寝たふり」を装って触れてきても、3回繰り返されたらアウトです。また、「気が強そうに見せる」「周りの数人でよいので助けを求める」などの具体的な方法を伝えました。声をあげることが難しい人も、「痴漢抑止バッジ」を身につけておくだけでも効果は絶大です。みんなで毅然と痴漢に立ち向かいましょう!

その後は各クラスで通知表の配布などがありました。1学期の学習成果を確認できたかと思います。1学期の成績が良かった生徒も振るわなかった生徒も1学期の状況をふまえ、2学期以降も励んでください。

 

明日からいよいよ夏休みです。休みが長い分、気が緩んでしまいやすいかと思います。今日の先生方の話をふまえ、自分のペースで学習やクラブ活動に全力を尽くしてください。くれぐれも体調には気をつけて、元気な姿でまた2学期にお会いしましょう。充実した夏休みになるよう願っています。

2024.07.18 ニュース
【中学】カルティタイム “See the Future!” ~教えて!先輩!~

今年はテーマ「See the Future!」で進めているカルティタイム。この日は、前日の事業所訪問の内容と感想をみんなで共有した後、本校卒業生の社会人、高校生の話を聞き、未来の自分について考えを深めていきました。

まず、前日訪問した事業所別に集まり、事前学習から書き加えてきたプリントを完成させました。短時間で調べ、まとめたものですが、中身の濃いものができた生徒がたくさん。

 

そして、カルティベーションコースの生徒全員が集まり、発表会を行いました。3年生の代表生徒が事業所ごとに2名前に立ち、写真に合わせて、事業所の取り組みの説明、そして学んできたことを発表しました。打ち合わせ時間は20分足らずでしたが、まとめること、発表することには慣れている生徒たちです。上手に発表する姿がありました。

   

次は、本校卒業生で、今は鉄道会社に勤める香井翔太朗さんのお話を聞きました。生徒の頃のお話から現在のお仕事の話、そして後輩たちに伝えたいことを語っていただきました。お話の後の休憩時間には、香井さんの周りに生徒が集まりました! 素敵な先輩の姿から、たくさんの夢と希望をもらいました。

    

続いて、本校高校生3人の話を聞きました。話をしてくれた高校生は、みんなカルティベーションコース出身の先輩です。1年間の留学に行って帰ってきたばかりの先輩、カルティベーションSコースに進んだ先輩、そして、中学時代から同じ部活動を続けている先輩、また異なる部活動に入部して頑張っている先輩たちそれぞれの経験談や、中学時代に考えていたこと、今思うことから、後輩たちに伝えたいことを話してくれました。

 

カルティベーションタイム3日間が終わりました。最後に「未来の自分カード」を作り、締めくくり。中学生として過ごす現在の自分と、少し未来の高校生、更に未来の社会人として働く自分とをつなげる時間になりました。

 

2024.07.17 ニュース
【中学】アカデミアコース 探究基礎 ポスターセッション

「探究」の授業は、本来は高校のカリキュラムに入っています。しかし、仁川学院では中学校のアカデミアコースでも探究の授業を行っています。

自ら課題を見つけ、仮説を立て、検証する――探究における「課題発見型学習」のサイクルは、アカデミアコースで大切にしているものです。

中学1・2年生は「探究基礎」として、5人のグループを作って進めます。グループは1・2年生混合です。2年生はすでに昨年の経験がありますから、1年生をリードしながら活動ができます。

実験やアンケートを実施し、それを分析。最後は、模造紙1枚のポスターにまとめました。今日は、そのポスターを使っての発表(ポスターセッション)です。

4月のスタートから今日まで要した時間は合計18時間。最初に立てた問いを白紙にして新しい問いを立てたグループ、実験に失敗して放課後にやり直したグループ、まとめたものの先生から指摘を受けて再考を余儀なくされたグループ……。順調にいかず試行錯誤することこそ探究の醍醐味。

 

今日のポスターセッションは中学3年生が聴衆に加わりました。発表は5分間、その後に質疑応答。3年生はさすがの貫禄で、鋭い質問が出されます。それに臆せず返答するたくましい1・2年生の姿も見られました。

2学期からはグループのメンバーチェンジをして新たな探究が始まります。1学期の経験が活かされてさらに奥深い探究となることを期待しています。

【1学期 探究基礎 一覧(共通テーマ「水」)】

  • なぜ飲料水の容器はペットボトルが多いのか。
  • フレーバーウォーターと水ではどちらが好まれるのか。
  • どのような水を使ったら植物がよく育つのか。
  • 犬と人間の健康ジュースは作れるのか。
  • 食べられるものだけで入浴剤を作ることはできるのか。
  • 水の商品に味の違いはあるのか。
  • 水中にどれくらいの微生物がいるか。
  • なぜ疲れていたり喉がかわいていたりした時に水を飲むと「プハー」と言ってしまうのか。
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