仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2020.01.24 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その②

自然とつながりながら、コミュニケーション力と協働力を学び、社会の中にある課題に触れることを目標に始まった今年度の「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行います。

英語科による「国際探究」は「食を通して世界を感じる」ことがテーマです。前回のガイダンスでピクルスにしたい野菜を選びましたが、今回はそれをもっとイメージしやすくするため、英語科の井上先生、ジェームズ先生による、「Nigawa no mori cooking」の動画を見ました。その後に、実際に使う野菜を「どのように切るか」、「どのように瓶に詰めるか」など、色合いや形を絵にしました。

 

保健体育科による「保健体育探究」は「環境にやさしい仁川の森」がテーマです。日常生活で出る生ゴミを堆肥化して、野菜の栽培に効果的な肥料を選びます。今回は「みかんの皮」「コーヒーかす」「お茶の出がらし」「卵の殻」「野菜の切れ端」を肥料にしたときのメリット・デメリットを調べました。どのようにすれば、野菜の栽培がうまくいくか、各班で話し合い二つの生ゴミ肥料を選びました。

        

いよいよ動きが見え始めてきた三学期の「仁川の森」。この後どのような学びになっていくのか楽しみです。

2020.01.15 学校行事
【中学】人権学習講演会を実施しました

1月15日(水)6・7校時にコルベ講堂にて人権学習講演会を実施しました。明後日の1,17で、阪神淡路大震災から25年を迎えます。「震災」をテーマに人権を考える機会として、神戸市教育委員会より中溝茂雄様をお招きして講演をしていただきました。

 

 

中溝様は阪神淡路大震災の発生時、神戸市立鷹取中学校で教員をされていました。当時、鷹取中学校は震災直後から避難所となり、多くの被災された方が避難されていました。ご自身も被災されながら避難所となっている学校を他の教職員と共に運営されていました。その避難所でのご経験をもとにお話をしていただきました。

お話の合間に映されるスライドでは、中溝様や周囲の方々が撮られた震災直後の街の様子などが映し出されました。生徒たちも「日常生活の場面とは大きくかけ離れた悲惨な町の姿が、今後起こりえる災害について深く考えさせられた。」といった感想が聞かれました。

講演の最後に阪神大震災の教訓として、特に「命の大切さ」「助け合いの大切さ」「家族の大切さ」を今一度考えて、将来どこでどんな災害に遭遇しても、それに対応できる「生きる力」を身に着けていって欲しいと伝えていただきました。

 

2020.01.11 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」が始動しました!

平成29年度の3学期、土作りから始まった園芸プロジェクト「仁川の森」。毎週金曜日の仁川タイム(総合学習)の時間を使って、1〜3年生の縦割り班が多種類の野菜を育て、収穫するなどして様々な経験を積み重ねてきました。

 

今年度はこれまで以上に、自然に触れて学び、社会との結びつきが学べるよう、教科横断型にグレードアップ! 1学期は社会科・国語科による”人文探究”、2学期は美術科・音楽科・宗教科による”芸術探究”、理科・数学科による”数理探究”。などなど、教科の特性を活かした探究活動を進めてきました。

さて、3学期も2つの探究活動を同時並行で取り組みます。一つは英語科による”国際探究”。もう一つは保健体育科による”保健体育探究”です。

 

国際探究の活動テーマは「食を通して世界を感じる」。保存食について調べたり、収穫した野菜を調理してピクルスを作ります。それらの過程を日本と海外とで比較し、最終的には、学んだことをiPadをツールにして発表する予定です。さらに見た目にもこだわって、どのような野菜を使えば瓶の中が彩られ、見た目が綺麗なものになるかも、班で話し合いながら作っていきます。

保健体育探究の活動テーマは「環境にやさしい仁川の森」。環境保護の一環として推奨されている3R(Reduce、Reuse、Recycle)のうちの”Reduce”に着目しました。日常生活の中で発生する生ゴミを堆肥化することにより廃棄物の発生量を抑え、さらに、堆肥化した生ゴミを比較・検討して、野菜の栽培に効果的な肥料を模索していきます。環境と健康の関係性は普段使用する保健の教科書にも詳しく記載されています。

 

 

今日は、それぞれの活動でガイダンスが行われました。昨今、注目を浴びている「SDGs(持続可能な開発目標)」を皮切りに様々な環境問題が紹介され、時折出されるクイズや課題に、生徒たちは積極的に答えたり、班で話し合ったりしていました。学年の違いを感じさせない楽しそうな表情と活発な話し合いの様子からは、生徒たち自身の成長も伺えます。3学期も賑やかで楽しく、そして深い学びが期待できる探究活動になりそうです。どうぞ、3学期の活動にご期待ください!

 

2019.12.20 学校行事
【2学期】終業式を行いました。

12月20日(金)、コルベ講堂にて中学校の2学期終業式を実施しました。

校長先生からは「イエス様の衣をまとう様に、生まれ変わる気持ちでまた頑張りましょう。」という応援の言葉がおくられました。教務部長からは、先日ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんの著書を例に「あきらめないことの大切さ」、生徒部長からは、自身が中学生のときに、当時の先生が語ってくれた「いのちの重さ」について、それぞれお話がありました。生徒たちは真剣な表情で先生方の言葉に耳を傾けていました。

続いて、先日行われた生徒会立会演説会・選挙・開票を取りしきった選挙管理委員3名と、選挙によって新年度の生徒会会長・男子副会長・女子副会長に当選した3名に任命書がおくられました。最後に、今年から始まった、コルベ講堂に早く、静かに着席することを目的とした「コル着キャンペーン」の結果が発表され、上位を占めた3-3、1-1、1-2のクラス代表者が現生徒会長の手から表彰状を受け取りました。終業式の後は、各教室で通知表が手渡されました。

1年間、様々な活動を通して、生徒たちの表情や姿勢からも成長の様子が伺えました。3学期が有意義なものになるように、新たな気持ちで新年を迎えてほしいと思います。今年も1年間、生徒たちの様子を見守っていただき、ありがとうございました。来年も生徒たちの活動を発信していきますので、どうぞ、よろしくお願い致します。

2019.12.17 学校行事
【中学校】仁川の森 芸術探求 活動報告

中学校では、毎週金曜日の仁川タイム(総合学習)の時間に、“仁川の森”と題して1〜3年生の縦割り班で課題に取り組んでいます。2学期は、「自然を通して、社会の課題を知る。自然を通して、自分たちに何ができるか考える」を目標に、“理数探求”と“芸術探求”の2つの探求学習が同時に進められました。今回は、芸術探求の活動をダイジェストで紹介させていただきます。是非、ご覧ください。

 

芸術探求は、①花の寄せ植え、②石鹸づくり、③パッケージ制作の大きく分けて3段階。自分たちで生花の手入れや世話を行い、その一部を押し花にします。溶かした石鹸に着色料や香料、押し花を入れることで実にきれいな石鹸が出来上がります。そうして作られた石鹸たちは、手作りのケースでラッピングされ、クリスマスウィークの活動を通して近隣の施設に贈られます。芸術の定義は幅広いですが、「自己表現にとどまらず、他者に贈るためのモノを仲間と試行錯誤しながら作り上げること」が今回の目的です。

               

慣れない作業に困惑しながらも、生徒たちは協力し合い、見事なプレゼントを作り上げました。たくさんの人の手元に届いて喜んでもらえることを願っています。