2月28日(水)、コルベ講堂にて、第54回卒業式が行われました。予報では雨も心配されましたが、朝から青空が広がり、温かな気持ちの良い一日となりました。
吹奏楽部の演奏とともに入場してきた卒業生たちは、少し緊張した様子でしたが、続いての感謝の祭儀(ミサ)へ移るころには凛々しい表情へと変わっていました。仁川学院での最後となるミサ。卒業生たちは典礼文の一言一言を噛みしめていました。
仁川学院歌斉唱の後は、卒業証書授与へと続きました。担任の先生から氏名が読み上げられると「ハイ」という返事の声がコルベ講堂に響き、卒業するという実感がわいてきた様子でした。
賞状授与の後は、学校長より式辞がありました。「これからの人生、つらいことや悲しいことも必ずあることでしょう。その時に希望を持って乗り越えられる人でいて下さい。仁川学院で培った仲間との絆を忘れずに、一歩ずつ夢へと進んでいこう。」とのメッセージが送られました。そして校長自らが作った歌「希望2017」が披露されました。
在校生送辞では、「いつも温かく見守り、励ましてくださった先輩方、ありがとうございました。行事で活躍する先輩方の姿を見て、私たちもそのようになりたいと強く思いました。卒業されても学校に遊びに来て、また私たちを励まして下さい。ご卒業されてもご活躍できることを祈っています。」という言葉が送られました。
続いて卒業生から、「行事や授業を通して和と善の精神を学びました。真の友人に出会えたこともこの3年間で得た宝物です。また、家族の支えがあったからこそ、今があると実感しています。いつも私たちを尊重し愛してくれて本当にありがとう。思えば、仁川学院という大きな家族に温かく見守られてきました。これから出会う方々にも、和と善を広げて行けるようにしたいです。これからは自分自身の手で作る新しいステージの始まりです。力強く歩んでいきます。」と答辞があり、講堂内が静かな感動で包まれました。
最後に、卒業記念品目録贈呈、卒業式歌斉唱と続き、閉式となりました。
コルベ講堂を退場する卒業生たちの姿は、頼もしく、また、輝いて見えました。アゴラ階段での集合写真撮影の後は、クラブの後輩や教職員、保護者の方々と記念写真の撮影や最後の話に花が咲いていました。
仁川学院を卒業し、これから新しいステージで活躍する生徒たち。心より応援しています。本日は、誠におめでとうございました。