2017年7月27日(木)、午前11時~12時半の時間帯で、メディア等でも数多く出演されているサイエンスナビゲーターの桜井進先生をお招きし、本校講堂にて講演会を行いました。
会場は、校内での勉強会を実施している高校1,2年の特進S・Ⅱコースの生徒や、他の有志の生徒、保護者、教員など、多くの参加者で活気に溢れていました。
講演会のタイトルは『数学の誕生とこれからの時代 わくわく数の世界の大冒険』。
桜井先生は、映像や具体的かつエネルギッシュな話術で、「世界は数学でできている」ことを私たちに示して下さいました。
時間や長さや重さの単位は「地球」が全てその元になっていること、
コピー用紙を何回折ると紙の厚さが宇宙の大きさを超えるかという「2のn乗 宇宙の旅」への誘い、
また、sin、cosなどの三角関数によって地図がつくられ、地球を測ることができるようになったことなど、「数の美学」というものに、参加者全員が酔いしれました。
「万物の根源は数なり」というピタゴラスの名言が、桜井先生の講演によって実感として理解できたような気がしました。また、そのような数学の世界に私たち人類が含まれているということ・・・。
地球が数学的であるからこそ、この地球で生きている人類が長い歴史を重ねながら「数学」という学問体系を作り上げることができたことに感謝と畏敬の気持ちが沸き起こります。
生徒たちの中で、これまでの数学に対する見方や受け止め方が変化したことは間違いないでしょう。
質疑応答の時間にも、多くの生徒達が挙手をして、感想を伝えたり、質問をするなど、桜井先生もこの時間をとても楽しんでおられたのが印象的でした。
桜井先生、本当にありがとうございました。