5月30日(月)、野外活動2日目です。
6時に起床して身辺整理を済ませ、7時からの朝のつどいに臨みました。
今日は野外活動のメインとなるカッター研修、ダンス発表会が行われます。一つひとつをしっかりと取り組んでいきましょうと、生徒代表の挨拶がありました。
朝食と宿泊棟の清掃を行った後、「カッター研修」と「ダンスリハーサル」に分かれて活動を行い、午後からはその逆の研修を行いました。
カッターとは、20名以上で櫂(かい)を使って漕ぐボートのことです。研修とはいえ危険な海の上に出るので、まずは陸上にある説明用のカッターを使って、乗り方、櫂の使い方など1時間ほど職員の方のお話を聞きました。その後ライフジャケットを着て、いよいよ乗船です。
心配されていた天気も午前中に雨が上がり、午後からは雲の隙間から日が差していました。風もほとんどなく海上は凪の状態で、カッター研修には絶好のコンディションでした。
しかし、いざ漕ぎ始めてみるとなかなかカッターが前に進みません。それでも2・3年生は1年前に経験をしているので、徐々に要領を思い出し、1年生もそれにつられるように少しずつ慣れていきました。30分ほど海上で練習をしていくと、班長を中心に自分たちで掛け声をかけるようになり、その声をもとに気持ちを揃えることで、驚くほど速くカッターを漕ぐことができるようになっていきました。一人ひとりの力は大きくないけれども、みんなが力を合わせることで大きな力になるということを、身をもって体験できたのではないかと思います。
ダンスリハーサルは、今晩行われる本番に向けて最終確認を行いました。これまでの事前学習で、各班毎に1つの教室が割り当てられてダンスの練習をしてきましたが、1班20人以上いるため、教室で全員で動くには狭く、フォーメーションを組んで練習することはできていませんでした。しかしこの時間は、本番の舞台である広い体育館使い 、体を大きく動かしてのびのびと楽しそうにダンスをしていました。
夕べの集い、夕食、入浴の後は、いよいよダンス発表会です。各班、この日の為に練習に練習を重ねてきました。5曲ある課題曲のうち一曲を選び、オリジナルのダンスを完全にコピーした班もあれば、工夫を凝らしてアレンジを加えた班もあり、どの班も精一杯のダンスで、会場は大いに盛り上がりました。
審査の結果、優勝は6班でした。これで終わりかと思いましたが、続きがありました。この野外活動の事後学習として、今回のダンスを振り返りバージョンアップして、学校で「ダンスフェスティバル」を行うということでした。
そして、今日の反省会では、「今日優勝できなかった悔しさを次につなげるため、これからまた頑張りましょう。明日は野活最終日です。いい思い出が作れるように協力していきましょう」と言っていた班長の言葉が印象的でした。
最後に、大きなけがもなく無事に2日目を終えたことに感謝しながらお祈りをしました。
明日は最終日です。退所式のあと場所を移動し、淡路島の伝統産業の「瓦作り体験」を行います。昼食後15時頃帰校の予定です。