「大自然に学び愛せよ、而して創造主に近づけ」(仁川学院訓より)
今年の野外活動は5月29日(日)より2泊3日の日程で南あわじ市にある国立淡路青少年交流の家で実施しています。
この行事は中学1~3年の生徒が縦割りの班を作り、3年生の班長を中心に生徒が主体となって協力しながら活動する中学校の恒例行事で、前述の学院訓の通り、自然の中での体験を通じて自然の雄大さを学び、自分の位置を見つめ直しながら学年を越えた集団生活の中で協調性と責任感を身につけ、自主的に学び・判断して課題を解決する「生きる力」を育むことをねらいとしています。
朝礼後、高校グラウンドで班ごとに整列し、出発式を行いました。ここから3日間は、普段のクラス単位での活動は一切無く、全て班ごとの行動になります。バスの乗車前に健康チェックと最終確認を行い、生徒会長より「初めての野活で不安に思っている人も、しっかり班長を信頼してついていってください」と挨拶が述べられた後、淡路島に向かって出発しました。
国立淡路青少年交流の家に到着し、入所式に臨みました。代表の生徒会副会長より施設の方へ向けての挨拶と、これから3日間への意気込みが述べられました。その後、近くの浜辺で班ごとに昼食をとりました。
宿泊棟に荷物を置くとすぐ、最初の研修「地域探求ウォークラリー」です。約5kmの道のり歩いてコース内にあるポストを回り、この地域の歴史や文化についてのクイズに答え、淡路島についての知識を深めました。
ここまで持ちこたえていた天気でしたが、交流の家を出発するときにポツポツと降り始め、雨具を身につけて出発しました。長い道のりの中でペースが落ちる生徒もいましたが、班員で励まし協力しあって無事にすべてのチェックポイントを回って交流の家に戻って来ました。
青少年交流の家では、朝と晩にその日に利用している団体が広場に集まり、「朝のつどい」と「夕べのつどい」を行います。ここは、どのような団体がどのような目的で利用しているのかを報告し、交流を図る場となっています。
本日は、大阪市内にある小学校とともに夕べのつどいを行いました。こちらは、本校と同じように午前中にウォークラリーを行い、晩は飯ごう炊さんの予定だそうです。
入浴・夕食後は、「キャンドルサービス」です。野外活動では、文字通り「動」の活動が多くありますが、「静」の空間の中で自己を見つめなおしました。
今日のテーマは「和」です。仁川学院の建学の精神「和と善」にもあるこの「和」とは、平和という意味です。他者を思いやる心について考えながら、代表者が朗読劇と作文を発表しました。私たち教員も自分のことのように考えさせられるような内容で、有意義な時間を過ごすことができました。
最後に各班で反省会を行い、今日一日を終えました。
一日の最後に反省会で班ごとに振り返りを行い、各部屋へと戻っていきました。
明日は、この野外活動のメインとなる研修「カッター」と「ダンス発表会」が行われます。天候が心配されますが、何とか持ちこたえて実施できたらと思っています。