新入生オリエンテーション2日目が始まりました。
生徒たちは朝6時20分に起床し、朝1番のプログラムである「朝の心に時間」に誰一人遅れることなく集まりました。
「朝の心の時間」では、学校長から歌のプレゼントがあり、生徒たちの気持ちもリフレッシュされて元気になっていました。
朝食を終えて、部屋の片付けをしたあとは、進路部長の亀井先生から大学進学や就職についての話を、山本先生からは次のオリエンテーションの場である延暦寺についての話を聞きました。特に延暦寺についての話では、「修行体験」を行う比叡山へ行くための心の準備として、大事にしなければならない気持ちの在り方などを学びました。
その後、合同HRでは琵琶湖グランドホテルでのオリエンテーションのまとめを書いたり、学院歌の練習を行いました。大体歌詞を覚えてきたようで、しっかりと前を向いて、堂々と歌えるようになってきています。
昼食を食べて、退所式を行った後、ホテルの方に見送られながら比叡山へ出発しました。
横川パーキングエリアから延暦寺会館まで、約2時間ほど比叡山の山内を歩きます。今日は風が冷たいながらも天気がよく、生徒たちも静かに歩きながら山内巡拝に向かいました。
歩いていくと、次第に自分が無心になっていくように感じられ、自然の偉大さや、普段は感じないようなことも心に浮かびました。生徒たちもそれぞれの思いを見直す貴重な時間だったと思います。
延暦寺会館について入所式を終え、部屋に入った生徒たちは荷物の整理をし、「千日回峰行」のビデオを鑑賞し、入浴へ移りました。
晩御飯では、まず食事作法について学びました。前日までとは違い、一切の会話はできず、正しい姿勢で、音を立てず、一口一口を大切にいただくという慣れない食べ方でしたが、生徒たちは思いを込めて残さずにいただきました。
「夜の心の時間」では、住職から講話があり、明日行う坐禅についての説明や、実際の座り方、呼吸、心を調える方法などを教えていただきました。また、具体例を通して語られた、「自分だけの物差しで判断してはいけない」という言葉も、生徒たちの心に深く残ったことと思います。
オリエンテーションも半分を過ぎ、今日は山内巡拝もありました。明日は朝の4時30分に起床し、世界遺産である根本中堂での坐禅があります。早めに就寝し、疲れを癒して、オリエンテーション最後の日を元気に迎えましょう。