「大自然に学び愛せよ、而して創造主に近づけ」(仁川学院訓より)
5月24日(日)、本日より2泊3日の日程で野外活動を実施しています。今年も南あわじ市にある、国立淡路青少年交流の家にお世話になり、様々な活動を行います。
前述の学院訓の通り、この野外活動では自然の中での体験を通じて、自然の雄大さを学び、世界の中での自分の位置を見つめ直します。そして、学年を越えた集団生活の中で協調性と責任感を身につけ、自主的に学び・判断して課題を解決する「生きる力」を育むことを目的としています。
先週からの週間天気予報では天候が心配されていましたが、普段からの行いがよいのか、朝から太陽が燦々と降り注いでいました。
各クラスで朝礼後、高校グラウンドで班ごとに整列をしました。ここから3日間は、普段のクラス単位での活動は一切無く、全て班ごとの行動になります。副班長による健康チェックを行うと、いよいよバスに乗って淡路島に向かいました。
2時間ほどで、国立淡路青少年交流の家近くの若人の広場に到着し、班ごとに昼食をとりました。
昼食後は、最初の研修となる謎解きハイキングです。若人の広場から宿舎となる交流の家までの約5kmの道のりを歩きながら、出題された12の課題を解決していきます。
本日は気温が高く、また急な坂道もあってペースが落ちる生徒もいましたが、班員で励ましあい、荷物を上級生が持つなど協力しながら乗り越えていきました。疲れた表情の中にも、「野外活動が始まったんだ。充実した3日間にしてやろう」というような意気込みが感じられました。
全員がハイキングを終え、交流の家に到着すると交流の家の入所式を行いました。代表の生徒会副会長より施設の方へ向けての挨拶と、これから3日間の抱負が述べられました。
入浴・夕食後は、「ファッションショー」です。ファッションショーといっても、通常の服を着て歩くわけではありません。学校での事前学習で各班毎にテーマを決め、デザインを考えて作ってきました。それも費用がかからないように、学校にある画用紙やゴミ袋、家から持ち寄った布などを使って、各班が工夫を凝らして製作し、そして最後に、本日のハイキングの最中に浜辺で集めた漂流物を取り付け完成です。
班員に着付けられた各班の男女2人の班長は、一発芸をするなどキャラクターになりきって花道を歩きました。また、サプライズで7名の教員も妖怪になりきって飛出し、会場は大盛り上がりでした。
一日の最後に反省会で班ごとに振り返りを行い、各部屋へと戻っていきました。
明日は、この野外活動のメインとなる研修「カッター」と「勾玉・お香作り」が行われます。近年天候が悪く実施できていませんが、明日は晴れ予報です。班で協力し、充実した1日にしてほしいと思います。