仁川学院中学・
高等学校

ニュース 記事一覧

2024.11.06 ニュース
【中学】後期「仁川の森」芽が出たかな

実は、3週間前に種まきをした冬野菜の発芽状況がよくありません。気温のせいなのか、雨のせいなのか・・・。思うようにすすまない仁川の森の活動ですが、授業内での活動のみならず、昼休みなどを利用して、まき直しをしたり、発芽のチェックをしたりしてきましたが、現状はこちら・・・。発芽しないものは、野菜を変更し、再度まき直しをしました。

  

先週には、中学グラウンドの畑に植えていた、サツマイモの収穫を行っていました。サツマイモは、過酷な環境でも育ちやすいはずなのですが、例年より少し小さめ。それでも、みんなで苗から育ててきたサツマイモです。折ってしまわないように、優しく手で掘っている姿がとても印象的でした。

  

ところが今週は状況も一転。やはりうまくいかないことが多いのが野菜作りです。みんなであれこれ考えて試行錯誤する体験、そしてうまくいったときの喜びは、どんどん大人になっていく生徒たちの成長の肥料になっていることでしょう。生徒たちも、野菜たちも、すくすく育ちますように。

さて、後期仁川の森の目的の一つである、能登の被災者の方へ支援をするにあたり、種まきの後に、能登、特に令和6年能登半島地震について学びました。本年度の野外活動で、淡路島の北淡震災記念公園を訪れて学んだこと、そして、6年前に大阪府北部地震を経験したことを思い出しながら、真剣に取り組みました。この学びは来週も続きます。

 

野菜作りを通して、能登の被災者の方への支援につなげよう―。わたしたちの思いが無事届けられるように、力を合わせて頑張っていきます。

2024.10.07 ニュース
【中学】日ごろの授業の様子をご紹介

10月12日(土)第2回中学入試説明会・6年生対象授業体験会(入試問題にチャレンジ!《要予約》)

 ★お申し込みは↑をクリック(10月9日(水)12:00まで)

 

【オンライン英会話】

仁川学院中学校では週1回、ネイティブスピーカーによる英語の授業があり、ホンモノの英語を聞く・話すことに取り組んでいます。

これにくわえて、定期的にオンライン英会話を行っています。タブレットで英語圏の人と1対1で会話をする機会。写真は中学2年生のオンライン英会話の様子です。

ひごろの授業の成果をいかんなく発揮して、みんな楽しそうに英語だけで会話をしています。

 

【美術 木彫ハンガー制作】

ガガガガッと機械音が響く美術室。デザインした木の板を電気のこぎりで切り落とし,滑らかになるようやすりで削ります。

大きな型ができたら彫刻とでアレンジ。安全な彫刻刀の使い方を先生からレクチャーされ、慎重に彫っていきます。

十人十色のハンガーが完成するので、楽しみです。

 

【国語科 コミュニケーション】

言語はコミュニケーションのツール。仁川学院中学校では「コミュニケーションスキル」として、国語科の授業の中で取り組んでいます。

こちらは中3の授業。ペアを組み、お互いにインタビューをします。「趣味は?」「将来の夢は?」「休日は家で何を?」

インタビューした内容をもとに、ペアを紹介する文章を考えます。中3ともなればお互いのことをほとんど知っている……つもりでした。しかし、改めてインタビューしてみると、意外な一面が発掘されます。インタビューの質問次第で、内容は膨らんでいきます。

最後は、クラスの前でペアのことを紹介しました。

 

このように、仁川学院中学校では、いろんな切り口で授業を行っています。サンテレビで放送された学校紹介が、YouTubeにアップされていますので、ぜひそちらもご覧ください。(↓クリックすればご覧になれます。)

サンテレビ「有名私立中学校受験ナビ 仁川学院中学校」

2024.08.28 ニュース
ふくしま学宿ツアーに参加報告(チームHYOGO主催)

8月21~23日の2泊3日、4名(1年生1名、2年生3名)が「ふくしま学宿チームHYOGO」 の一員(生徒33名,大人9名の合計42名)として、福島県(双葉町・浪江町・大熊町・相馬市など)を訪れて、朝から晩まで学び続けてきました。

「ふくしま学宿 チームHYOGO」は、灘高校の池田先生が「《福島が教えてくれる学び》を若い人たちに伝えていきたい。 特に、阪神・淡路大震災を経験した兵庫県に住む子どもたちと一緒に考えていきたい。」という思いから始まり、2019年夏から続けてこられた活動です。

東日本大震災が起こった頃は2、3歳であった生徒たちは、ニュースなどで知っていたこととは違う当時の状況を見て、語り部さんから話を聞き、衝撃を受け涙ぐんでいる生徒もいました。そして、地震や津波のあとは原子力発電所の事故があり、助けられる命も置いて避難しなければならなかったことも聞き、胸が痛くなりました。

また、どこまで復興されているのかが把握できていなかったため、「13年間経ってもなお、帰還困難区域があり、バリケードがあって入ることができない場所がある。」「後何年かかるかは検討もつかない。」「解体も出来ずに放置された家がある一方、そこから車で5分程走ったところには、新しく開発した大きな商業施設や新しいエネルギーを作る工場などがある。」「元の住民の3~7%程しか戻ってきてない。」など、さまざまな状況を知り、現地に足を運ぶことの大切さを痛感しました。

[請戸小学校内見学の様子]

 

2日目は原子力発電所内に入り、見学することができました。この日は、廃炉が決まっている2号機から、今後の研究開発に向けて燃料デブリを3gだけ取り出し始める日でした。結果、人為的ミスにより取り出しはできずに延期となりましたが、経済産業省の木野様からも詳しい話を聞くことができ、学びの多い日となりました。ちなみに、この燃料デブリを取り出す予定も当初の予定より3年遅れています。防護服を着ながら作業を続けておられる方も、一日の作業時間は制限されていて、慎重に作業されていました。このような状況で本当に残り30年で廃炉の作業を終えることができるのか、処理水だけでなく廃炉したものを置く場所など考えることが多くありました。

[大熊未来塾 木村様の講演後に質問する様子]

[経済産業省 木野様の講演中の様子]

※NHKの取材の記事はこちら⇒https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240823/6050027200.html

最終日は、いわき市湯本高校と相馬市の相馬総合高校の生徒たちとの交流会がありました。同世代の生徒たちとさまざまな考え方・感じ方を共有し、これからどのように生きていくべきか、どのように伝えていくべきかを話し合いました。その姿を見ていると、これからの未来に安心感が持てました。若い世代のエネルギーは素晴らしいと感じた三日間でした。

[学校交流での様子]

参加した生徒の感想(抜粋)

 ▶ 私は伝えることの大切さを知りました。時が止まったような街、家族を亡くされた方、自分の街を本当に大好きな方を見ると一言にしなくて良いなんて言えないと感じました。でも強いて言うなら、この悲劇を後世に伝えていくために、街を残して復興するのだと思いました。今までで一番心に残った研修でした。

 ▶ 三日間で特に大事だと思ったことは、他人との繋がりと防災意識です。日頃から地域の方々に笑顔で挨拶をすることを心がけて、意見交換できる状況を作っておくこと、常に防災意識を持って生活することが大切だと思いました。

 ▶ どうせ津波は来ない。どうせ南海トラフ巨大地震とか・・・。と気を抜いて何も備えずに過ごしていたら、この悲しい歴史を繰り返すだけなのだと感じました。

 ▶ 本当に心の底から傷を負った人がいる中で、心の面での復興を進めるためにはどうすれば良いのかと考えされられました。私たち含めて、日本中の人々が福島であったこと、阪神・淡路大震災、能登半島地震で起きたことを少しでも知ろうとする姿勢があるだけでも、被災者の方々のために何かしていることになると思いました。

 

追伸:灘高校の池田先生を始め、ホープツーリズムの渡辺様・小泉様、私たちのためにお話ししてくれたすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2024.07.23 ニュース
【中学】夏休みの最初は講座と自習から

梅雨明けとほぼ時を同じくして5週間の夏休みが始まった仁川学院。

あれ? 夏休みなのに教室から「起立」の声が聞こえてきましたが……?

夏休みスタートの1週間は、夏期講座です。カルティベーションコースの生徒たちが、苦手を克服すべく熱心に頭を働かせています。

また、Learning Spaceで自習する生徒の姿がありました。

夏休みの宿題を順調に進めていきます。本来、宿題は家でするものですが、ゲームやインターネットなど誘惑をシャットアウトできる学校を選ぶのも有効な手段。

45分が2コマと、55分1コマ、3コマで合計145分(2時間25分)の自習ですが、学校なら集中が途切れる心配はありません。また、教科の授業担当者もいますので、質問もOK。

タブレットで理科の自由研究のテーマを模索する生徒、原稿用紙を広げて人権作文を書く生徒など、内容もいろいろです。

イヤホンをしてタブレットに向かっているメンバーは、スタディサプリの講義動画を視聴中。仁川学院中学校では全生徒がスタディサプリに登録し、日々の授業の予習や復習、長期課題として活用しています。

ついつい気を緩めてだらけてしまいがちな夏休みですが、ふだんと同じように登校することで生活リズムを崩さないようにすることも、夏休み最初の1週間の目標です。

2024.07.18 ニュース
【中学】カルティタイム “See the Future!” ~教えて!先輩!~

今年はテーマ「See the Future!」で進めているカルティタイム。この日は、前日の事業所訪問の内容と感想をみんなで共有した後、本校卒業生の社会人、高校生の話を聞き、未来の自分について考えを深めていきました。

まず、前日訪問した事業所別に集まり、事前学習から書き加えてきたプリントを完成させました。短時間で調べ、まとめたものですが、中身の濃いものができた生徒がたくさん。

 

そして、カルティベーションコースの生徒全員が集まり、発表会を行いました。3年生の代表生徒が事業所ごとに2名前に立ち、写真に合わせて、事業所の取り組みの説明、そして学んできたことを発表しました。打ち合わせ時間は20分足らずでしたが、まとめること、発表することには慣れている生徒たちです。上手に発表する姿がありました。

   

次は、本校卒業生で、今は鉄道会社に勤める香井翔太朗さんのお話を聞きました。生徒の頃のお話から現在のお仕事の話、そして後輩たちに伝えたいことを語っていただきました。お話の後の休憩時間には、香井さんの周りに生徒が集まりました! 素敵な先輩の姿から、たくさんの夢と希望をもらいました。

    

続いて、本校高校生3人の話を聞きました。話をしてくれた高校生は、みんなカルティベーションコース出身の先輩です。1年間の留学に行って帰ってきたばかりの先輩、カルティベーションSコースに進んだ先輩、そして、中学時代から同じ部活動を続けている先輩、また異なる部活動に入部して頑張っている先輩たちそれぞれの経験談や、中学時代に考えていたこと、今思うことから、後輩たちに伝えたいことを話してくれました。

 

カルティベーションタイム3日間が終わりました。最後に「未来の自分カード」を作り、締めくくり。中学生として過ごす現在の自分と、少し未来の高校生、更に未来の社会人として働く自分とをつなげる時間になりました。

 

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