中学のアカデミアコースには、高校同様に「探究」の授業があります。1学期の締めくくりとして、発表会が行われました。
探究の活動は、思考することも大切ですが、それを他者にうまく伝える表現力も求められます。
発表の直前に最終確認。作成したスライドを見ながら、伝わる話し方ができているかを練習しました。
1年生と2年生は、チームを作って「水」をテーマに探究しました。2年生は昨年もほぼ同じテーマで活動しています。だからこそ、1年生に探究の方法を教えながら、昨年よりも深まった学びとなりました。
3年生は、「アドバンスト探究」として、昨年までの経験を生かし、自由テーマで進めています。音楽、学習、幸福度、友だち、AI、コロナ後の観光など、各自の興味に基づいて幅広いジャンルに渡ります。
2~3名のチームを作ってもよし、個人で活動してもよし。しかも、探究の期間は1年間。何度も練り直して、高次元の探究活動を目指します。
ここまでの試行錯誤と今後の展望を中間報告の形で披露。1年生や2年生が先輩に臆することなく質問をする場面もたくさん見られました。この縦のつながりが探究の魅力です。
1年生・2年生の探究発表は、お互いに評価をしました。その結果、上位のチームには、表彰状と副賞が授与されました。
最優秀チームの発表は、「日本の各地方の山の天然水は、味が違うのか。また、味が違うのならなぜ違うのか」。
探究には、教科書がありません。教員もアドバイスはすれど教えることはしません。自ら問いを見つけ、仮説を立て、実験などを重ねて検証していく……。最後に検証から結論を導き出します。学びへの興味・関心と、日ごろいろんな教科で培った知識を駆使します。
2学期はさらにグレードアップした探究が始まります。